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近代的自我の功罪〜後悔と再生と〜
※マックス・シェーラーに捧ぐ
ーーすべて「嘘」でした。
とだけ書いた「遺書」を残して、思い切って死んでしまおう。
ーーわたしの人生は、それでおしまい。
ーーみなさん、今まで、ほんとうに、ありがとう。さようなら。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
ーーそれは、無いな。
ポジティブなことだけが取り柄なわたしだから、そんなことは、きっと、やらない。
「決してやらない」の
声・靴・はじまり(改訂版)
#戯曲
舞台中央 独白 スポットライトの下 男はギターを抱えている。
男 「ーー僕はずっと、ある女の子を探している。。君は、いったいどこにいるの?」
(暗転)
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
ライブハウスの楽屋 夕方。
男 「僕は、自分で歌を作って、ライブハウスで歌っている。ギター1本で、弾き語っているんだ。人生はうまくいくことばかりじゃない。だから、
呼ばれた街・約束の街・再会の街
まだ、わたしが、高校二年生だった、一九七三年の、秋頃のことだ。
たぶん、土曜日の午後。
午前の授業を終えて、お弁当を食べ、学校から帰宅する途中だったと思う。
そのころ仲良しだった友達仲間三人で、わたしは、生まれ育った東北の地方都市で一番に大きな「繁華街」を、歩いていた。
ちょっと前の夏休みに、隣りの県の海岸まで遊びに行った友達メンバーのなかの誰かしら、だったと思う。
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遠い記憶・海からの贈り物・夢
ずいぶんと幼いころから、わたしは、「日の出」よりも「日の入り」のほうが、ずっと、好きだった。
「日の出」のお日さまは、とても元気一杯で、嬉しそうに、昇ってくるように、感じられる。
ーーさぁ。みんな、お日さまが来ましたよー。
なんだか、あまりにも「前向き」で、強そうな感じがするから、わたしは、どうにも、圧倒されて、なんにも、考えられなくなってしまう。。
からだが、とても弱かったから
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湖水を覆う雲・秘密・永遠なるもの
「万葉集」は、我が国最古の「歌集」で、全二十巻、ある。
載せられている「うた」は、四五四〇首もあって、「詠み人」は、「天皇から農民まで」と、大変に、多岐にわたっている。
「うた」の表わされかたは、一見すると、「漢文」のようにも見えるのだけれど、「漢文」ではない。
よく見ると、本来の「漢字」や「熟語」のほかに、「音」や「意味」だけを拝借して、まるで「宛て字」のように使われている「万葉仮
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哀しみの湖水・むべの実と紅葉の道
「果物のなかでは、何が、一番好き?」
誰かに、そう聞かれたら、たぶん、わたしは、即座に、
「一番は、グレープフルーツ、かな。」
と、答えるだろう。
何故なら、「グレープフルーツ」は、そんなに、甘くなくて、食べたあと、口のなかに、若干の「苦み」が残るから。。
甘いばかりの果物は、わたしには、なんだか、「つまらない」のだ。
食後に残る、あの「苦味」が、もしかしたら、わ
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教会通り・長い長い道と人生の孤独
荻窪駅北口の、青梅街道を渡ると、少し左手に、北に向かって長く長く続いてゆく、古い「商店街」がある。
通称「教会通り」。
長く長く続いていて、たくさんの小さなお店がひしめき合っている、あの、古い「商店街」は、今も、わたしに、さまざまな「とき」と「おもい」とを、想い起こさせてくれる。。
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
一九八七年。十月。
わたしが、あの「長い道」を、よ
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巡り廻るたましいの記憶・琵琶湖へ
「なぜ、踊らぬ。。」
しばらくのあいだ、わたしの顔を、まじまじと見つめていたそのひとは、振り絞るような声で、それでいて、静かな、毅然とした言いかたで、そんな言葉を、わたしに向かって、投げかけて来た。
「あなたを見ていると、そんな言葉が、浮かんで来ます。」
もう四十年以上も前、その日初めて会った「祈祷師」のおばあさんから、わたしは、そんな指摘を、受けたのだった。
何度か、生まれ変わり
十四才・わたしの怪しく妖しい衝動
これまでに経験したことも無い、からだの奥底から突き上げて来るような、どこかしら仄暗く、怪しく妖しい、その「衝動」を、わたしが初めて自覚したのは、十三才くらいのころだったろうか。。
「それ」は、誰とも共有できないような、大変に「個的なもの」で、わたしが生来から抱えている「集団に対する嫌悪」と、どこかしら似ているようにも、感じられた。
そのうえ「それ」は、意識するたびに、「どくん。」という音
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表現・生活・呼吸・新しき村
埼玉県内を、北西部に向かって縦断する「八高線」の、「高麗川」と「毛呂山町」のあいだに、「とても小さな踏切」が、ある。
その「踏切」を渡り、直進する。
すると、やがて、何やら文字が刻まれた「木の門」が、見えて来る。
「踏切」は、その場所への、「入口」のようにも、見える。
その「門」には、
「この門に入るものは自己と他人の 生命を尊重しなければならない」
と、刻まれている。
「虹をかける」〜二つの戯曲にこめたおもい
今年、わたしは、二つの戯曲を書くことが出来た。
最初に書いたのは、「声・靴・はじまり」で、二つめは、「らせん階段を昇るとき」である。
「声・靴・はじまり」は、もう、二十年近くも、こころのなかで、温めていたもので、実際に、わたしの身の上に起こった、わたし自身の「生き直し」が、テーマになっている。
わたしにとって「生き直し」とは何だったのか。
何故、「生き直し」が必要だったのか。
国木田独歩・その自由恋愛の実体
わたしは、普段、自分の考えていることを、あまり、ひとには、話さない。
これまでの人生で、こころから共感出来るひととの出会いは、ほとんどなかったし、自分の感覚は、きっと、世間とは、ずいぶん、ズレているんだろうなと、思っているからだ。
こころを許して、ひとと話すことに、あんまり、魅力が持てない。というよりも、違和感しか受け取れない会話に、疲れ果ててしまっていると言ったほうが良い。
根は「
「愛される幸福」と「幻の告白」
「わたしは、おかあさんのこと、世間知らずのお嬢さんだなって思ってるの。おとうさんに愛されてて、おしあわせなことってさ。わたしは、おかあさんのようにはならないつもり。」
「だいたい、おかあさんってさ、自分から、ひとを愛したことってあるの?」
と、長女は、少し切れ気味に、わたしに話しかけて来た。
「自分から、ひとを愛したこと?」
「そうだよ。愛の基本でしょ?自分から、ひとを愛するってこと。愛
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下北沢の魔力・取り戻せたおもい
長いエスカレーターを昇り切って、「駅前の広場」に着いたとき、わたしは、久しぶりに、ほんとうに、久しぶりに、「下北沢に降り立った」という「実感」を持っている自分に、気がついた。
今年の五月に、街をまわるサーキットライブが行われたときに、わたしは、短い時間だったけれども、「下北沢」に、来ては、いたのだ。
だから、正確に云えば、「下北沢」に降り立ったのは、今年二回目、ということになる。
で
「木の鳥」が居たおじいちゃんのお庭
わたしの父は、昭和の初めに、台湾で生まれた。
祖父が、台湾で、警察官をしていたからだ。
けれども、祖父は、父が、三才のときに、マラリアに罹って、職務中に、あっけなく、亡くなってしまった。そこで、残された家族は、しかたなく、祖父が生まれ育った町に、戻って来たのだった。
そうして、代々祖父の一族が住む土地の一画に、家を建ててもらい、祖父が残した年金で、細々と暮すことになった。
だから
表現と秘密と父と母のおはなし
遠くから、「声」が、聞こえて来る。
どこかで聞いたような、優しげな、温かそうな、懐かしい「声」。
何かの「うた」を、歌っている。
「誰?」
ーーおとうさん?
答えは、無い。
わたしは、「声」がして来るほうに、少しだけ、歩いてみた。
ぼんやりとした「影」が、「歌っている」のが、見えてきた。
ーーなんの「うた」だろうか。。
♪ケ・セラ・セラ
♪なるようになる、先