【小説】なあ、本当のことを教えてやるよ。頭蓋骨の中にはな、脳味噌なんか入ってないんだ⑦

「ん、はぁ、あふぅ」
「ん……ふぅ」

 二人の吐息が、至近距離で交わされる。あのキスをキッカケに、吉宗にも火がついた。撫子の唇から舌から歯から、何から何まで食べてしまおうというように、キスをしてくる。撫子の舌が吉宗の舌を絡めとったかと思えば、音を立てながら吸われた。そのまま、撫子の後頭部を右手で支え左手で両頬を掴んで強引に上へと傾け、きれいに並んだ歯の大きさやら凹凸やらを、1本1本確認しながら舐

もっとみる

物語は芸術、すなわちアートだ!

なんかよく「この作品を通して伝えたいことは・・・」
的なことをスラスラと説明するのを目にするが、たぶん自分にはできん。

たとえ「この作品を通して伝えたいことはなんですか?」って聞かれても、「わからん」としか答えようがないと思う。

十代の多感な時期に絵を描いていた。
とにかく無心で、心のおもむくままに。(その時の絵を載せようと思ったんだけど、どっかいったっぽい。見つけたら後日載せます)

そんな

もっとみる

沸騰親父 #10

 そのまま、スッと店から出ていってすぐにユニフォームを取りに家へと早足で向かった。
「アイツ、まだ風呂入ってねーんだろうな。オレがこんなに早く帰ってきてびっくりするか。」と心の中で呟いてみた。
「オレの野球チームのユニフォームって、どこだあ?」と玄関を開けるなり言ってみた。が、反応はなかった。風呂に入ったらしい。そうだな。じゃ,サッと袋に詰めて早くマスターんとこ行かねーと、アイツら待たせちまうこら

もっとみる