整形美人

大学4年

私は焦っていた

就職活動をしているが、これが思ったように進んでいない

周りはもう内定をもらっている人がいるのに

「このままではまずいわ。もうなりふり構っていられない。ある程度ウソがあってもいいから履歴書をもう一度書き直そう。」

こうして手をかけること数時間

今までの履歴書よりは良いものが出来上がった

そのおかげか一次選考や二次選考を突破して最終選考まで残ることが多くなった

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ありがとうございます
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Happiness.

ある日、家のインターホンが鳴った。

ドアの向こうには、どこにでも居そうな特徴の無い男が立っていた。

初めは居留守を使おうと決めていた。

けれど繰り返しインターホンを鳴らす上にいつまでも帰らない男に負けて、玄関のドアを開けてしまった。

すると、ドアの前に立っていた無愛想な男が突然口を開いた。

「あなたは当選しました。何より望んでいることが後日実現しますので、そのご報告に参りました。」

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35歳からのウソ日記35

2020年7月2日

語る男。

語らないことを美学とする男。

私は後者でありたいと常々思っている。

男は背中で語るのだ。

だがこれができる男は少ないと思う。

学生の頃はどれだけ寝ないで起き続けているだとかを口に出しては自慢してしまったり、大人になってからはついついお酒の席で酔うと仕事のことを語ってしまったり、昔の武勇伝的なことを実際のことならまだしも何割か盛ったり、最悪の場合は友達の武勇

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スニーカー・ブルゥス ~ビッグ・フット伝説、あるいは、無い気……メガマックス~

壁面にずらりと並ぶスニーカー。その上部にはブランドロゴが堂々と掲げられており、スニーカーとロゴのひとかたまりが、店舗面積の限り横にずらりと続いている。
男はまじまじとその靴壁群を物色し、最大限に琴線に触れるスニーカーを探す。その眼は中古のレコードショップで名盤を探すマニア、あるいはステージで自分を最もヒーローにさせ得るギターを吟味する夢見がちな少年のそれと相違ない。
日常的に身に付けるものだ。妥協

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500字小説書きました

ある企画に乗っかって500字小説を2本書いたので乗っけておきますねー

こちらの企画で↓

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呪いは全返し 感謝は倍返し!
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小さな勇者

「ギガスラーッシュ!」余りにも若い勇者が振るう無邪気なビニール傘は、電柱という現代に並び立つ魔物を捉え、無残にもその刀身は折れ果ててしまった。その横顔は、母と言う魔王への怯えが見える。彼が去った後の電柱を見て、我が目を疑った。そこには深く鋭い、一筋の切れ込みが刻まれていた。

Ancient Virus X(太古のウイルスX)との闘い(中編)

※このフィクション短編小説は、COVID-19(新型コロナウイルス)の流行からインスピレーションを受けて作成しました。

「デラウェア州のAVX隔離棟?!」
普段は物静かなクリスが、裏返った声を部屋いっぱいに反響させた。
向かい合って座っているクリスの父は、息子の反応に驚く様子もなく、「そうだ」と頷く。「でも――」と口を開くクリスを父は即座に手で制し、首を振った。
「もう決まったことだ」

デラウ

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あなたは勇者です。
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ゴミを1つ見つけました

歩道に空き缶を見つけました

私はゴミだと思いました

彼らはずっと死んでいたから

歩道に虫の死骸を見つけました

私はゴミだと思いました

でも彼らは生きていた

では人間の死体は?

ーーーーーー

「過去はどうあれ、死んだらゴミとなってしまうのですね。」

人工知能(AI)は言った。
密閉された空間に無機質な声が響く。
私はその生きていない、死んだ音声に耳を傾け続けていた。

ーーーーーー

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ヾ(*´▽`*)ノ
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育ちの裕福さの違いについて話し合う夫婦

30代前半の男女を乗せて目的地へ走行中、右手にファミリーレストラン「ジョナサン」があるのが目に入ったことから二人の会話が始まった。

「こんなところにジョナサンがあったんだ」

「あったよ。俺ここじゃないけど昔よく行ってて、定番のやつ食べてたなぁ」

「定番のやつって?」

「あれだよ、ほら。ジョナサンと言えば、、、名前なんだったっけなぁ。タンドリーチキンのやつ」

「へぇ〜そうなんだ。私、行った

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僕も好きです!
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ありがとう、だいぶ元気になりました。
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