一人の作家を通して、実際出会うまでに至る引力を知る。それが大江健三郎の凄さだ。
僕は大江健三郎が「大切なことを正面にもって来る」というのを小説のスタンスとして持っているのを大江健三郎のエッセイから知った。
大江健三郎は、僕の読書に於ける尤も核になる部分に潜んでいる。まだ数冊しか読んでいないのにだ。これを言い切れる僕は、大江健三郎を介してのSNS上でのその特性を活かした特別な出会いをある方達としている。
その方達が書くその文章には、大江健三郎の熱をそのまま帯びたような感触で、そのまま残して書いてくれている方達だ。その方達とは世代や生き方が違うのに、感じ