今日の注目記事

小説の一行目で好きになれる

小説を読むとき 最初に目にする文章のことを「書き出し」と言う。 「メロスは激怒した」や「恥の多い生涯を送ってきました」みたいに、もはやタイトルに匹敵するぐらい有名で誰もが知っている文章もある。 この書き出しがすごく好きなのだ。 むかしむかしに読んだ本でも、この書き出しが頭に残ってい…

「手作りの革財布をプレゼントするね。」疎遠になった祖母との約束を果たすまで

私は学生時代から、レザークラフトを趣味としている。鞄や財布、靴など、様々なアイテムを作ってきた。 そんな私は、祖母に「手作りの財布をプレゼントする」と約束したのだが。 その約束はしばらく、果たされないままだった。 革財布を楽しみに待っているね 「いつか、みさちゃんが作ったお財布を…

生徒会長青木の話

私が新任教師として夜間定時制高校で働きはじめたときの話だ。 はじめて青木を見たのは1995年4月10日(月曜日)入学式の日だった。この時はまだ、青木が一生忘れられない生徒の一人になることを私は知らない。当時の定時制には、ヤンキーの残党がまだ残っていて「先公! うるせーな!」と胸ぐ…

漫画:理想の部屋

リーズナブルでルンバブルな部屋を探そうと思います。 Twitter: https://twitter.com/masondixon402 Instagram: https://www.instagram.com/masondixon402/?hl=ja

じいちゃんは僕を英雄にしたかったのか

子供用の自転車のペダル。 30年以上たった今でも街でみかけると、 あとずさりしてしまう。 5歳までは、ほとんど母方の 祖父母のもとで育った。 生まれた直後に、父が飲食店を 開業し、母とともに朝から晩まで 働きづめだった。 当時の両親との記憶はあまりない。 祖父母が精一杯の愛情を注いでくれた…

セントポールの月

5-6年ほどのことだ。東京オフィスから出張できた女性と親睦で食事に行った。 直接仕事の関わりはないが、東京から誰か来るという「イベント」は、3000人中たった3人しかいないロンドンオフィスの日本人が集まる動機づけでもあった。 彼女はタイミングよく冗談をいっては、コロコロと自分も笑ってしま…

服と育つたのしみ

「ファッションが好き」「服が好き」という気持ちが今まであまり分からなかった。衣食住の中で、一番、優先度が低いのが服だった。もちろん、服を買った時の高揚感、別の自分になった時のワクワクした感じがないかと言われれば、嘘になるけれど、それはどちらかというと瞬間的な消費の楽しみに近いかも…

おべんとうの炊き込みおにぎりと、母から受け継いだ魔法の話

会社に持っていくおべんとうは、 炊き込みごはんのおにぎりひとつ。 あとは、お湯を注ぐだけのインスタントスープと、 甘いものがほしいときは何かちいさいおかしをひとつ(カントリーマアムとか)。 もう5、6年はこの組み合わせだけど、ぜんぜん飽きないのです。 なにしろ、炊き込みごはんが大好きな…

書籍「どうする?デザイン/ingectar-e著」の制作をお手伝いした話

はじめに みなさん、こんにちは! アートディレクターでデザイナーの上司ニシグチです。 複数の企業で紙もの媒体を中心としたデザインやプロモーションまわりのお手伝いをしております。上司がいないクリエイター向けのオンラインコミュニティー「ONLINE上司」も主宰しています。 おかげさまで、幅…

思い描いていた「24歳」になれなくても。

結婚はしていないにしても、きっと良きパートナーには出会っているだろう。仕事も頑張っているはず。 中学生のときの私は、24歳の自分を、そう想像していた。 ただ、そううまくいかないのが人生だ。 まさか、24歳になる年に大学生をしているとは想像していなかったけれど。 私は、自分のことを「遠…