モンキーパンツ

モンキーパンツの作品は、1分であなたの人生を少しだけ緩やかに滑らかにします。 【毎週(…

モンキーパンツ

モンキーパンツの作品は、1分であなたの人生を少しだけ緩やかに滑らかにします。 【毎週(木)(日)の朝6時投稿。】

マガジン

  • 小説

    モンキーパンツの書く拙い小説です。

  • モンキーパンツのリアル

    モンキーパンツのアホなエッセイです。

  • ウリ坊日記

    2024/4月に男の子、ウリ坊(愛称)が産まれました。ウリ坊との日々を日記として書いていきます。

  • ありがたい記事

    モンキーパンツの投稿を載せてくださったりした記事やつぶやきとなります。 本当に本当にありがとうございます。

  • モンキーパンツの自己紹介

    モンキーパンツの自己紹介です。

最近の記事

【2分小説】ある公園の昼下がりで

「は~~~っ」 大きなため息をついた。 俺は、平日の昼間だというのに ピカピカな似合わないスーツを着て公園のブランコに座っている。 本当は、スーツなんて一生着る予定なんてなかった。 子どもの頃から憧れた 甲本ヒロトのようなロックンローラーになるのが夢だった。 でも、彼女が3ヶ月前に妊娠していることがわかり、俺のアルバイトでの収入では生活するのが難しくなった。 プライドを捨てて 30才で就職面接を繰り返す日々を送っていた。 今日も年下の面接官に偉そうに 「今まで何

    • 【エッセイ】素晴らしき青春の日々

      ~皆様は、尊敬する人または憧れている人などはいますか?~ 勉強ができる人 仕事ができる人 運動ができる人 自分では敵わない、 真似することができない、 なんてことをする人に会うと 尊敬したりしてしまいますよね。 実は、私にもそんな尊敬する人がいます。 それは、 高校時代の同じ野球部に所属していた モリオ先輩です。 今回は、私の憧れのモリオ先輩の話をさせていただければと思います。 皆様、よろしいでしょうか? 私が、モリオ先輩に憧れているのは 野球が上手いとかモテる

      • 【ウリ坊日記】都会⇒田舎

        ごしゃっしゅで~す!! いつも皆様、お読みいただきありがとうございます! 毎回、この記事で大丈夫かな?と 不安になりながら投稿ボタンをポチっと 押してますが皆様のたくさんのスキや温かいコメントにより大きな自信となっております。 また、有料記事のご購入やサポートを頂いたり等、本当にありがとうございます! noteを始めた当初は自分の記事がお金になるだなんて夢にも思っていませんでした。 フォロワーさん達との出会いに最高に恵まれているなと思っています。 そんな皆様に今回

        • 【2分小説】君と手を繋いで

          僕は、モテない。 めちゃくちゃモテない。 彼女ができても、すぐフラれる。 努力をしてこなかったわけではない。 経済力がある男がモテると聞いて 意中の人を高級ディナーに連れていったことがある。 でも、なぜかお会計時 僕の財布を見た途端にフラれた。 グルメな男はモテると聞いて 女性を、座敷タイプの美味しい居酒屋に連れて行ったことがある。 でも、僕が靴を脱いだ瞬間に居酒屋から一目散に出ていって連絡が取れなくなった。 オシャレな男がモテると聞いて 美容院でカッコいい髪

        【2分小説】ある公園の昼下がりで

        マガジン

        • 小説
          16本
        • モンキーパンツのリアル
          63本
        • ウリ坊日記
          11本
        • ありがたい記事
          20本
        • モンキーパンツの自己紹介
          5本
        • イラスト
          4本

        記事

          【エッセイ】大人VS子供 feat.マチコちゃん

          ~皆様、お祭りは好きですか?~ 私は子供の頃から 地元で有名な祭りがあって、それによく参加していました。 祭りは本来、神様を祀るという言葉から 生まれたものですから 祭りに参加すると何か不思議な魅力に囚われて、ついつい大人になっても 子供みたいに、はしゃいでしまいます。 ちなみに、日本最古の祭りは 飛鳥時代に生まれたそうです。 日本人は、大昔からお祭り好きなのでしょう。 そんなお祭りにまつわる体験談がありますので、今回もまた皆様にお話ししてもよろしいでしょうか?

          【エッセイ】大人VS子供 feat.マチコちゃん

          『たばこ』

          父は 僕が小さい頃たばこを吸っていた。 僕は父の吸うたばこが大嫌いだった。 父がたばこをやめるように 弟と協力して 灰皿やたばこを隠したりなんかした。 僕が小学生になる頃には 父はたばこを一切吸わなくなった。 父は僕ら子供達のために たばこをやめてくれた。 だからか、よく僕らに 「お前らのためにやめたんだから もし大人になって たばこを吸ったら後ろから 飛び膝蹴りするからな」と言っていた。 そして、大人になって 父は『青空』という記事で書いたような 死に方をした。

          【エッセイ】何をかけ違えたのか?

          ~皆様この夏、海に行きますか?もしくは行きましたか?~ 私は今年、子どもができたばかりなので 海に行くことはありませんが 地元が海の近くなのでしょっちゅう行ってました。 海は色んな遊びができたり 素敵な恋が始まったりと素敵なスポットですよね。 そんな海にまつわるエピソードが ありますので、また皆様聞いていただけないでしょうか? 私が大学生の頃です。 私にはシュウくんという従兄弟がいます。 そのシュウくんと夏休みは海にばかり行ってました。 以前過去のエッセイで紹介

          【エッセイ】何をかけ違えたのか?

          【2分小説】無色透明なヒーロー

          「俺が高2の頃なぁ。 他校のヤンキーに囲まれたことがあんだよぉ。 んで、こう殴りかかってきたからよぉ。 俺は、こう捌いてから後ろに回り込んで、こんな感じでコブラツイストしてやったんだよぉ」 上司が、100万回聞いた遥か昔の武勇伝を酔っぱらいながら後輩達に語り始めた。 僕は知っている。 この後、必ず長々と「今の若い者は~」が始まる。 そして、「特にお前、最近酷すぎるな!」 と名指しされて、ターゲットにされた後輩は、朝まで飲みに付き合わされる。 しかも、奢ってくれるわ

          【2分小説】無色透明なヒーロー

          【エッセイ(短)】襖の向こう

          突然思い出した ちょっとした話です。 私が小学生に上がる前の話です。 私には、カズマくんという友達がいます。 ある日、 そのカズマくん含めて数人の友達で カズマくんの家でかくれんぼをしていました。 私はその日、鬼となりみんなを探していました。 カズマくん以外の全員を見つけることができましたが、どうしてもカズマくんだけ見つけられませんでした。 私は、カズマくんを一生懸命探しました。 すると、 押し入れの中でゴソゴソと物音がしました。 私はこっそりと近づき びっく

          【エッセイ(短)】襖の向こう

          【ウリ坊日記】心配で心配で

          私が育休を終えて 仕事を始めるようになると 妻がワンオペ育児をすることになりました。 育休中に育児を共にした身として 1人で小さな命を守るというのは とても大変だというのは身に染みて感じてます。 ウリ坊は、まだ1人で栄養を補給できないのは、もちろんですし 寝ることも1人でできません。 ミルクや母乳をあげたり、 寝かしつけをしてあげたり 誰か自分以外の人間の手を借りなければ 生きることができないのです。 生きるために必死に泣いて助けを求めることしかできないのです。 そ

          【ウリ坊日記】心配で心配で

          【2分小説】弟が落武者を拾ってきた

          ある日、弟が落武者を拾ってきた。 絵に描いたように 頭のてっぺんがツルツルで サイドだけ長髪頭、そしてわかりやすいぐらいにボロボロの鎧を身に付けていた。 「あんた、なにそれ?」 「昨日の夜、裏山に雷落ちたでしょ? だから、見に行ったら土の中で顔だけ出てて可哀想だから拾ってきた」 「変なもの拾ってくるんじゃない! 返してきなさい!」 私が弟に怒鳴ると 落武者は、ビクビクと内股で足を震わせて 弟の後ろに隠れて 怯えた表情で、こちらを見てきた。 …なんじゃこいつ、ムカつ

          【2分小説】弟が落武者を拾ってきた

          【エッセイ】東京は怖いって言ってた

          ~皆様クイズです、新宿駅はあることで世界一となりギネスブックに載っているのですが、それは何でしょう?~ 正解は、乗降客数だそうです。 1日320万人、年間で約13億人の方が 電車に乗ったり降りたりしているそうです。 とんでもないでございますね。 私は人口5,000人もいない村で 生まれ育ったので すごい人数だなと感じます。 初めて1人で電車に乗って 東京に行った時は あまりの混雑ぶりに気を失うところでした。 そんな満員電車にまつわる エピソードを今回お話しさせてい

          【エッセイ】東京は怖いって言ってた

          【1分小説】死神さんとワルツを

          真夜中、静まり返った病院の廊下を僕は歩いていた。 暗がりの中で、誰かが踊っていた。 窓から射し込む月明かりに照らされて顔が見える。 やつれきって肉がほとんどなく肌も真っ白、生きていないかと思えるような女性だった。 それでも踊っている姿がとても美しくて僕は見惚れてしまった。 「あら?こんな時間に可愛い坊や。 あなたも眠れないの?」 「うん…。 少しお姉さんの躍りを見ててもいい?」 「これはワルツっていうのよ。 いくらでも見ててもいいけど… 私は死神だからあま

          【1分小説】死神さんとワルツを

          【エッセイ】ご注文は私ですか?

          ~皆様は、モテ期というのを経験したことがありますか?~ モテ期とは、意図せずとも 多くの人に好かれる期間のことを言うそうです。 都市伝説ですが、 人は誰しも人生で3回モテ期があるそうですね。 そして、何を隠しましょう… このモンキーパンツにも モテ期というものが存在したのです。 自慢です。 清々しいほどの自慢を 今、皆様にしております。 皆様からは見えませんが 今、これを書いてる私は憎たらしいほど ニンマリ顔をしています。 申し訳ございません… 今日は、そん

          【エッセイ】ご注文は私ですか?

          【ウリ坊日記】育休を終えて

          この前、2ヶ月ちょっともらった育休を終えました。 2ヶ月が2年に感じるほど濃い時間を過ごしたような気がします。 抱っこ紐やチャイルドシートに 悪戦苦闘したり 沐浴中に水を飲み込ませてしまって 急いで夜中に病院に向かって 何ともないと言われたり 妻と交代交代で四六時中抱っこし続けたり 仕事が始まって 妻に育児を任せる時間が多くなってしまうのが申し訳ないですが 本当に育休中は 大変なこともたくさんありましたが かけがえのない時間を過ごせたなと思います。 きっと私が命

          【ウリ坊日記】育休を終えて

          【エッセイ】消えた鶏肉と笑顔の店員さん

          ~皆様、日本で1番店舗数が多いスーパーマーケットはどこか知っていますか?~ イオンだそうですよ。 確かに、イオンは全国各地に点在しているので納得ですね。 イオンといえば、私はジャスコを思い出します。 ジャスコの中にあるガチャガチャをするのが、いつも楽しみでした。 今日は、そんなスーパーマーケットにまつわる話をしたいと思います。 どうか皆様、お聞きしていただけないでしょうか? ついこの間のことです。 私と妻のもとに第一子が産まれて、 私は育休を取り 母乳以外の全

          【エッセイ】消えた鶏肉と笑顔の店員さん