現代では「多様性」とか「個性」という言葉が得手勝手に乱用されている。 多様な解釈はあるが、それは各人各様の意識状態に応じたもので真の「個性」ではない。 身も蓋も無い物言いであるが、世間知として有効であるというにすぎない。 人々に対処する処世術として用いるには誠に便利であるが。