SAI JEWELRY

絵本から飛び出した物語の世界📖 𓂃𓈒 𓂂𓏸 「生きる」をテーマに詩や物語を制作していま…

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絵本から飛び出した物語の世界📖 𓂃𓈒 𓂂𓏸 「生きる」をテーマに詩や物語を制作しています५✍🏻 言葉で紡ぐ☆儚さ/葛藤/美しさ/青系統 まるで物語の一部のようなアクセサリー制作中💎 https://www.creema.jp/c/sainoaccessory 2024.2.27~

マガジン

  • 明日も頑張ろ

    大丈夫 あなたは素晴らしい 明日が遠く感じるあなたへ

  • どうか神様 生きる力をください

    生きづらいこの世の中で、生きていく

  • 〇×△から始まる物語り

    〇と△シリーズ*二つの言葉が織りなす、新しいストーリー

  • 物語りになる前の短い詩

    物語になる前の、短い物語を読んで、想像して、浸る人生も良き。

  • 儚くて美しい物語り

    儚くて美しい世界ってどうしてこんなに魅力的なんだろう。

最近の記事

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孤独の勇者

ついに始まる孤独な狼ルークの物語り 『僕がもしうさぎなら、みんなはもっと優しくなるかな』 森の奇跡が始まる、友情の物語り 孤独な狼、ルーク 彼は森の中で動物たちに罵られ、友達がいなかった 「ただ友達が欲しかったんだ」 彼は自分を変えようと試みるも、失敗に終わる 孤独と生きる ある日、森に現れた狩人 ルークを虐めてきた動物たちに危険が迫る 過去のトラウマが助けたい気持ちを引きとめる ルークを葛藤と正義の渦で飲み込む なぜ罵られたのか、なぜ一人だったのか

    • 「生きる」パズル

      「俺は今日が最後でも悔いはない」と人生の先輩が言った。 欲しいものは星のように追い求め、やりたいことは風のように追いかける。 彼の一日一日は、鮮やかな絵筆で描かれ、瞬間の輝きに満ちて、今というキャンバスに色を塗る。 ならば私はどうだろうか。 私の生きる道は、永遠に続く航海のよう。 果てしない海を見つめながら、「なぜ」という問いを帆に掲げる。 そういう道しか知らない。 彼の足元には確固たる大地、私の前には広がる大海原。 それはどちらも旅の一部であり、どちらも探求の形だっ

      • カラスと夏の夕焼けの、

        ここはどこだろう? 空はオレンジと紫に燃え、 夏の夕焼けが世界を染める。 夏空の夕日の美しさの中、空へと続く道には古びた門。 僕の前に、黒いカラスが舞い降りる。 くちばしには、錆びた鍵が光っている。 カラスの眼差しは逢魔が時を映し、 門の向こうに何かを知っているようだ。 その鍵は、未来の自分を解き明かすのか? 風が囁き、波が揺れる。 海の香りに混じる、妖精たちの静かなささやき。 カラスの翼が闇を切り裂き、音もなく門に近づく。 鍵を回せば、未知の世界が広がるのだろう。

        • 夏の夕焼けと錆びた鍵

          ここはどこだろう? 夏空はオレンジと紫に染まり、 まるで魔法の世界の入り口のよう 空へと続く道には、古い門。 その門には、錆びた鍵がかかっている。 夏空の夕焼けは幻想的な世界へと僕を導き、 鍵が一瞬輝いて見えた。 門の向こうには何があるの? 誰も知らない、それは知ってはいけない。 そんな気もするんだけど。 風がそっと吹き、海の香りが漂うと、 妖精たちのささやきが聞こえてくる。 そうなれば、僕の小鳥が鍵を運んでくれる。 鍵を回せば、僕の知らない世界が広がっているんだ

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          40本
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          74本
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          55本
        • 物語りになる前の短い詩
          15本
        • 儚くて美しい物語り
          17本
        • 物語り詰め合わせ
          15本

        記事

          蒸し暑い夜の痛み

          蒸し暑い夜、右肩に感じる 冷たく重い、見えない存在 風のない静寂の中で 轟く声が耳にこびりつく 古い家の軋む音が 何かを告げるように響く 月明かりに浮かぶ影が 僕の存在を飲み込む 冷たい手が鈍痛のように 肩に触れる感覚となり 魂を蝕む闇の中で ただの疲れか、悪夢の訪れか 闇の奥底で感じる視線 影が動き、こちらを見つめる 痛みの理由を問いかけるが 返答は風に溶けて消える 朝が来るまで耐え忍び 右肩の重さと共に生きよう この痛みの意味を探し求めたとて もう一人の自分と

          蒸し暑い夜の痛み

          右肩の鈍痛

          重くのしかかる右肩に 成す術はなく 今日を生きながらえる 何かを唱えるように 響く鈍痛が それでも私を生きさせる 蒸し暑い夜に 右肩の重さが増していく 夜の虫の音色が 耳に残り心ざわつかせる 鈍痛はまるで錘の如く いつもそばに寄り添い 蝉の声が鳴きやまない ただの疲れか、憑かれているのか 夏の夜風が窓を叩くとき 痛みの意味を教えてくれと問いかける 応えてくれることはなく それでも私を生きさせる 理由を見つけ出すために あとがき 右肩が痛みます。寝違えたのかなー、運動

          右肩の鈍痛

          式神の囁き

          20歳になる私は10歳に戻っていた 夢か現か彷徨う意識 いつも遊んでいた神社の中で 私は、何をして、何を感じていただろう 見慣れた神社だというのに この世じゃないような不思議な感覚が 私の五感を狂わす それでもそこに居るのは 間違いなく「私」であって 私は「私」としてそこに居る 小さな神社の境内には似つかない ブランコがあって 人気のないこの場所で 友達と語り合う あの時間が楽しかった その場所に「私」は居る ブランコ横の少し開いた場所で うずくまる これから行われ

          式神の囁き

          逃げる影

          同じ夢を見る その夢を一度見ると 毎日その夢を見るようになる 「逃げないと」 何かの使命感のような ものに囚われてしまって でもそこは 田んぼしかなくて 稲刈りをしたあとの 切り取られた株だけが 規則正しく並んでいる 後ろを振り返ると もう手の届くそこにいるんだ 僕は君を知っている 今日も昨日も一緒だった 「なんで君が」と言いたいけど 声は出ない 焦る鼓動だけが 重低音のように響く 逃げも隠れもできなくて 君が僕を掴もうとするのを 必死にもがくしかできなくて 僕は空

          逃げる影

          輪っかになって遠ざかって

          今しなくてはいけないことから目をそらし 今しなくていいことに全力を出してしまう私 そうやって自分に言い訳をして 目を瞑る 逃げる先に見えるのは、ただの虚無 言い訳は蜘蛛の巣のように絡みつき 心の中で戦う声、それは耳鳴りのよう 過ぎ去る時間の中で、見失う私自身 時計の針が進むたびに、遠ざかる夢 波紋のように輪っかになって遠ざかっては もう手が届かないとこで消えていく 目を開けば、何もなかったかのような現実に 言い訳を捨てて、今いる場所をかみしめる あとがき AIにこ

          輪っかになって遠ざかって

          猫背の君に、

          少し背の高い彼は 猫のような背中で いつもまん丸で  眠そうで 本当に猫なんじゃないかと 思いたくなるほど 自由な人だ 人には興味がないが 好きなことはとことん好きで 上手にサボって 上手に愛されて ちょっと猫背の君の背中を なでてみたくなる いつも彼は 昼寝をしては 窓辺で時々 猫になって 僕はそんな君に 憧れる  なんて考えて みたりして あとがき 主人公は彼の姿に対して深い憧れを抱き、彼の自由な生き方に惹かれています。彼になれなくても、そうなりた

          猫背の君に、

          耳を澄ませて、

          耳を澄ませて聞こえる音と 心を澄ませて聴こえる音は、 まるで異世界に転送されたような 不思議な感覚に陥るような気がして 本当の私はすごくって、 本当の私はこんなものじゃなくて、 そうやって妄想して迷走し、 現実を見て嘆く日々。 生きるとは何かを問うても、 答えは見つからないように 永遠の探求に身を任せて、 夢と現実の狭間を彷徨う。 夜の静けさに包まれても、 胸の奥でざわめく思いは止まらず、 掌に残るぬくもりがただ、 幻だと知りながらも愛おしくて。 心を澄ませる音が、

          耳を澄ませて、

          水面の青い空と横顔

          太陽に弱い彼女はいつも見学していた 細く色素の薄い肌を見せることはない そんな彼女が一度だけプールサイドに来た 水をすくって遊ぶ彼女の横顔は美しく 青い空が反射したプールに はしゃぐみんなの声と波が煌めく 「ラリマーみたい」って言った彼女の言葉で ラリマーを初めて知った 君のように美しい石だった プールの波模様が揺れる中 彼女の笑顔が一瞬だけ映った 夏の暑さと、彼女の儚さが交差する 水面の青い空と横顔の思い出 あとがき 夏の暑さと彼女の儚さそして石の美しさを知った青春の

          水面の青い空と横顔

          青い夢の一分間

          プールの中に潜れば 世界が広がる 美しい魚たちが 静かに泳いで見える 魚と息を合わせて 深く深く沈む だけど息が続かず 再び浮かび上がると そこには日常が 静かに溢れていた 「もうプール上がるよ」と 耳に届く声 あと1分だけでいいから この世界を忘れさせて あと1分だけでいいんだから あの青い世界に夢を見させて あとがき 詩のテーマは、現実と非日常の対比を通じて時間の流れと儚さを感じさせることです。プールに潜ることで現実の束縛を忘れさせ、深い静寂を表現しています。詩の

          青い夢の一分間

          そると&れもん

          それはそこにあった ドリンクの中 ポテチの中 サラダの中 それはハッピーが詰まった ハンバーガーの中 チョコの中 ジャムの中 バブの中 爽やかで涼やかで ホッと一息の贅沢な時間 またそこにもあった そると&れもん 幸せをかみしめて また今日をがんばる あとがき 期間限定ってすぐ惹かれてしまいます(笑) ソルト&レモンは特に好きです! マクドにあった「アイコンチキン ソルト&レモン」 好きだったなー みなさんは限定商品弱い派ですか?

          そると&れもん

          青とプール

          プールに足を浸して、水を揺らしてみた。 水面に反射する青い空がゆらゆらと揺れた。 いつか絵本で見た、遠い遠い美しい海に浮かんで、 海の青さと波の揺らめきに心を奪われたみたいに。 どれほど世界は広くて、 人はちっぽけなのか知ってみたい。 私はプールの中に入って、体を丸め浮かぶ。 息を止めて、目を閉じて。 暑い夏の日のプール 絵本の世界の大海を感じて。 息が途絶えるときには 思いっきり顔を出して 息を吸って 私は生きていると実感できるだろうか。 あとがき この詩は、プールで

          青とプール

          透明な自由(仮)

          山の谷間に咲くサンカヨウ 雨に打たれ透明に 命の短さに悩む彼女 ある夜、イモリがそっとささやく 「見えないことも特別さ」 その言葉に心が軽くなり サンカヨウは自分の美しさに気づく あとがき とっても短い物語を書きます^^ サンカヨウは雨や露に濡れると白い花が透明になる美しい花です その花とイモリの優しいお話です(*'ω'*)

          透明な自由(仮)