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夏の夕焼けと錆びた鍵

ここはどこだろう?
夏空はオレンジと紫に染まり、
まるで魔法の世界の入り口のよう

空へと続く道には、古い門。
その門には、錆びた鍵がかかっている。

夏空の夕焼けは幻想的な世界へと僕を導き、
鍵が一瞬輝いて見えた。

門の向こうには何があるの?
誰も知らない、それは知ってはいけない。
そんな気もするんだけど。

風がそっと吹き、海の香りが漂うと、
妖精たちのささやきが聞こえてくる。

そうなれば、僕の小鳥が鍵を運んでくれる。

鍵を回せば、僕の知らない世界が広がっているんだろう。
今はただ、この美しい夕焼けを目に焼き付けていたい。

夜が近づき、夕焼けが少しずつ消えていけば
錆びた鍵が光輝きだす。
それに吸い寄せられるように門が僕を誘う。

ここから始まる、夏の思い出。

〇と△シリーズ

好きな言葉をお題として組み合わせ詩を作る
今日は
夏の夕焼け と 錆びたカギ


あとがき
陽が沈む逢魔が時には不思議な世界がありそうで。
冬とは違った夕焼けの色は、どこかへ連れて行ってくれそうな気がする。
知らない世界を見たい欲と理性とがぶつかり合い
変わりたい自分と、拒む自分が顔を出す。
靄がかかっていたみらいに光が差し、次のステージへと進む。

私にとっての小鳥はなんだろう・・・。

夏はエネルギーを感じる季節であり
何か特別なものを感じたり
子供のころのように無邪気に遊ぶことは出来ないけど
知らない世界を知りたい自分は
まだここに居る。

来月は誕生月なので、テンション高めですw

儚く/美しく/繊細で/生きる/葛藤/幻想的で/勇敢な 詩や物語を作る糧となります