めっちゃうれしぃ~、ありがとうございます!

背景、夏。

夏雲はもうすっかり薄れて、どこか遠い空に消えていった。
猛暑とのあの絶妙なコントラストは、一年後、またふわりふわりとやってくる。澄んだ空を豪快に切り裂く飛行機雲は、何よりも爽快だった。

…あの瞬間、空の半分が僕のものになればいいのに。
と思ったことがあった。

 みんながわかってくれるかはわからないけれど、
少なくとも僕は、夏の空を見ると体中の力が抜ける。
なんとも言えぬ夏の感動が体中に押し寄せ

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嬉しいです!
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夏はまだここに。

「泣いてもいいんだよ。」

突っついてみる。
反応はない。

まさかそこまで彼の心に響くものだと思わなくて、言ったことそのものは確かな真実だけど、半ば後悔していた。

黙り込んだまま小一時間が経とうとしている。
こうなったらいっそ明るく切り替えようと勢いよく立ち上がったその時、引かれる袖口。

「…ここに居て」

逃げることなく己と向き合う彼を置いて行くはずもなく、夏の余韻が残る空を見上げていた。

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頼んだ、こけし

グレー。ブルー。白。真っ白。圧倒的な雲。

雲の奥にまた雲が潜み私との距離を測らせない。

圧倒的な雲が夏の残りの熱に足掻いている。

奥からこみ上げるこの世のすべてかのように

まだまだ、まだまだ溢れてくる。

圧倒的な雲がずっと消えない。

夏の終わりか秋の始まりか、私に違う世界を見せてくれた小さな車が悔しそうな悲鳴をあげて数日。もう私はあの子に乗ることができなくなった。修理工場の片隅で今はど

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ありがとうございます。うれしいテレパシー送ります。びびび。
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エンドレス・サマー

明け方からどこかで洗濯機が回っている。迷い、躊躇い、疑い、憂鬱。おなじみの破れかぶれを入れて、ぐるぐると回り続ける。出口はどこにもない。あったとしても循環が続く間は見つけられない。一瞬の躊躇いが、長い冬の時代を築く。例えばそれは一つのゴミ、一群の洗い物。放置された物に触れることは難しい。鍵も扉もなく手を伸ばせば届く距離にあるのに、世界が切り離されているように遠い存在になることがある。間を打ち破るに

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