連載小説『テイク・ユア・マークス』

十七、インターハイ選手 「暑いな」  駿は照り付ける日差しに目を細める。  朝一番の便で空を移動した駿は新潟空港へ降り立った。北陸は雪国のイメージで、夏も涼しいかと思えば見事に期待を裏切られた。調べると盆地のために冬は寒くて夏は暑くなるらしい。 新潟県民は大変だなあ、と呑気なことを…

楽園ーFの物語・バックヤードー転身

 フレイアはサス国に嫁ぐことを 決めた。  相手は七歳年上の、第五王子だ。  恋愛絡みではない。  幼い頃、庭で一度話したことがあるだけの間柄だ。  ラウルの王位が正当となった以上、他国との結び付きを深めるのは、王家の者として、当然の務めだと思ったからだ。  国からはナザルが付いて行…

味のする球を売る店

季節は11月になり、外はすっかり秋。 俺は秋が一番好きだ。 寒くもなく、暑くもなく、ちょうどいい季節。 妻が出ていったのも、ちょうど昨年のこれくらいだったか。 別れてから俺はいつも、会社に米だけ持っていくようになった。おかずは無い。 食べたいものが気分によって変わるからだ。 近くの定食…

天上の戯れ (お話)

ああ、降ってきたね。 雷もすごいな、嫌いかい?大きな音がするからね。 あれはね、神様たちが踊っていなさるんだ。 金の縁飾りのついた衣装を着て、腕や足に煌びやかな飾りをつけてね。雲間が光るのはそのせいさ。そうそう、あの音は踊りの拍子をとる太鼓だよ。 ・・・まあ、時々ステップを間違う…

おばあちゃんのたましいとテレビ【声有りショートエッセイ】

★今夜のお話【おばあちゃんのたましいとテレビ】 おばあちゃんが亡くなった時の不思議な体験です。 全て偶然なのかもしれませんが、人間も電気信号を出しているから、家電と魂が連動することもあるのかもしれません。 みなさんは、どう思いますか? --------------------------------------- 少しだ…

「ポップとバザー」

誰かの記憶の誰かのはなし 2 僕は、チャンスを伺っていた。 KONISHIKIこと大関と二人きりになれるチャンスを。 2005年3月だと思う。音楽部門にいた僕は、 KONISHIKI自身のレーベル 「KONY MUSIC EDUTAINMENT」から夏に発売されるハワイアンアルバム「LOCO STYLE」の 制作に携わっていた。 携わっ…

楽譜に癒される

私の好きなことの一つに楽譜を読む趣味がある。あらかじめいっておくが、私はなにか楽器を演奏しているわけではない。幼少期にほんの少しピアノを習っていただけでかろうじてピアノの楽譜が読めるだけだ。 とりわけ好きなのはプロコフィエフの「ロミオとジュリエット」の序曲。今は素晴らしいことに楽…

【白い僕と車椅子】 #743

色素が薄く日光にも弱い僕 何をするにも自信が持てない 学校に行っても他の子とは距離を感じる イジメられた事は無いけど友達は居ない なんだか触れてはいけない生物みたい お母さんはとっても優しい お父さんも優しい でも1番の味方はお兄ちゃんだ お兄ちゃんは僕より2つ年上 一番最初にイジメられそ…

お話づくりのサークル立ち上げ。

金曜日。一週間があっというまです。⁠ ⁠⁠ イラストのラフを仕上げられたのはよかったけど、他の企画は悩んだり考えてばかりで前に進まず。⁠⁠ ⁠⁠ 思ったことをスムーズにお話や絵に起こせるようになりたい。⁠⁠ こればかりは日々の積み重ねですね。⁠ 今週ひとつ進歩があったのは、ライターの…

まだ何者でもないですが、終わりを描いています

こんにちは。 今日も良いお天気ですね。 午前中は撮影を行ってきて、午後は髪の毛を切りに行き、そしてそこからは副業の仕事をして今こうやって記事の更新にありつけました。 時間は16時過ぎと夕方に差し掛かってきました。 このお天気も今週末で終わりですね。 台風の影響もあり、来週は雨予報が多…