『君と明日の約束を』 連載小説 第六十二話 檜垣涼

檜垣涼(ひがきりょう)と申します。 小説家を目指して小説を書いている京都の大学生。 よろしくお願いします🌻 毎日一話分ずつ、長編恋愛小説の連載を投稿しています。 一つ前のお話はこちらから読めます↓ 「それをスマホで送ったんだけど」  慎一が目を眇める。 「ごめん」  慎一はふっと笑った後…

夢幻星#14

「次の信号を左に曲がって少しするとコンビニがあるんで、そこで降ろしてもらっていいですよ。そこから歩いて2分くらいなんで」 「オッケーりょうかーい」 楽しい時間はあっという間だ。 駐車場から家まで結構な距離があったはずなのに、もうすぐ家に着いてしまう。 多分30分くらいかかっている…

攻撃性

【トロイメライ】#10

○ダイニングバー(夜) 奈美「小学校の時、仲良かったコと、成人式で開けようねってなってて! 小学校、裏庭(叫ぶように)」 ○小学校への道中(夜) 純也と高橋、夢中で走っている。 高橋「なぁっ、警察、先に呼んだ方が」 純也「まだ間に合う、止めなきゃ」 高橋、前にいる純也との差が徐々に広…

スターフィッシュを追いかける、真夜中の甲州街道で

セックス中じゃないと本音を言えない私たちだった。 「好きって言って」 「ずっと会いたかった」 「さいご、名前呼んで」 「  」「愛してる」 その最後の瞬間は、静止画のように今でも目の奥に焼き付いてる。毎回これで終わりにしようと思ってたから、まだその画が鮮やかで安心した。しかしゆっ…

浮気あるある①

浮気あるある言いたい~♪ 今日はInstagramで頂いた皆さんの回答をもとに 浮気する男性あるあるをお伝えします。 ①経営者は浮気する経営者は浮気をするみたい。でも確かにって思う! お金持っている人ってパパ活してたりするしね。 風俗やキャバクラにもたくさんいっていたり 愛人を作ることがステ…

桜隠し_14

「時間?」 「そう。もちろん、お家の都合もあるだろうから難しければ後日電話でもメールでも。」 「今日は遅くなってもいいよ、って旦那が子供見ててくれるから大丈夫なんだけど…今日車じゃないからバスの時間までなら、って感じかな。」 「あ、じゃあ家まで送るよ。」 「それは悪いよ!私の家遠…

8.愛してるの行方

急上昇する溶け合う心の温度。 私たちは時折夢から飛びだそうとする。 だけど現実はボヤッと霞んだまま。 なのに互いの心だけははっきり映ってしまうんだ。 口にすると崩れ落ちそうになる「愛してる」。 ふたりで模索しだす愛してるの行方。 削除の選択肢は心の天使が抱えている。 見ようとすれば見…

【連載小説】レインボーイスト・ラブ 【最終章】 #7 カケラを見つける旅

前回のストーリーはこちら↓↓ 全体のあらすじを知りたい方はこちら↓↓ 大議論が続く中、フジタさんが光香に向き直った。 そのまま光香に話しかけようとすると、大議論に参加した初老のフランス人男性が、頻りにフジタさんに何か言っている。その内容に、フジタさんは噴き出すように笑った。 その…

#44:運動神経が悪い彼

 さやかは、どのスポーツも普通よりやや上という器用貧乏タイプ。体を動かすことが好きだから、メジャーなスポーツは、一通り経験済み。学生時代は普通に男子とも手抜きなしで勝負!そんな生活をしていたさやかは、スポーツが苦手な人と関わる機会がなく、いわゆる運動音痴の人の存在を良く知らなかっ…