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「公園とホームレス」から、これからの都市の空間を考える(4)

公園とホームレスの関係からこれからの都市空間を考える全4回シリーズの最終回です。前回の記事では、公共空間たる都市公園について、新たな評価軸として「社会問題を解決するための空間になっているか」ということを提案しました。では、そのような実践を可能にするには、僕たち市民はどのような態度で公共空間を考えたらよいでしょうか。

ルフェーブルの宿題ー「脱中心化」と「転用」を考える

公共空間に対して僕たち市民

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鉄筋コンクリート建築の起源と連続─『鉄筋コンクリート建築の考古学  アナトール・ド・ボドーとその時代』

最初期の「鉄筋コンクリートの建築家」アナトール・ド・ボドーの創作活動を丹念に追い、鉄筋コンクリート建築の成立の過程を、実証的かつ理論的に解明する。19世紀までの切石組積による西洋建築と、20世紀の鉄とコンクリートによる近代建築に断絶をみる建築史の通説を覆す画期的研究。

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20世紀を席巻した鉄筋コンクリート.
本書は,組積造からコンクリートへと推移した時代に活動したアナトール・ド・ボドーの

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今月のおすすめ本は「ニック・ランドと新反動主義」!
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“食“のお話

今回のCOVID-19の自粛期間により在宅の時間が増えたことで食事と向き合う時間が増えた人も多いだろう。当たり前のように日常に存在していて、我々の生活に欠かすことのできない食を第一回目のテーマに議論しようと思う。

全4記事にわたって食に関する話を公開する。今回は1記事目として前提知識を共有すべく、食の概要についてまとめた。

■食の歴史

動物と同様に人類の祖先が食べ物を探すために歩きながら暮ら

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東京は一体どこへ?─『建築の東京』

2013年9月、東京オリンピック開催が決まるや前年のコンペで選出されていた新国立競技場ザハ・ハディド案がメディアで騒がれるようになり、2015年7月には安倍首相が「白紙撤回」を表明、同年末のデザインビルド方式の再コンペで隈研吾+大成建設案が採用されるにいたった。
2016年8月、就任直後の小池都知事は目前に迫っていた中央卸売市場の移転延期を決定するも、その後は迷走を重ね、豊洲「安全宣言」を経て築地

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今月のおすすめ本は「なめらかな世界と、その敵」!
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「文化人類学と現"在"美術からみる『ポストヴィレッジ』そして『メタシティ』」(後編)

本基調講演で、現在美術家の宇川直宏さんと文化人類学者の奥野克巳さんがメタシティの思考基盤となりうる「ポストヴィレッジ」の概念を提言。

後編は、まず佐渡島で行われたパフォーマンスを例に身体的なコミュニケーションと神話の成り立ちについて考察する。その後、現代の都市生活においていかに多自然主義的感覚を実現するか、にまつわる構想を話す。
(前編・中編はこちらから)

本記事は、2019年1月に開催した『

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社会を映す鏡としてのタイポロジー─『ビルディングタイプ学 入門』

歴史、変遷を含めたビルディングタイプのタイポロジー。

社会デザイン的な観点を含む、現代性を持ち込み、今までの計画学通りでは問題があることを示唆。
ビルディングタイプを住宅、オフィス、学校、図書館、美術館、公園・広場など各項目にカテゴライズし、前史/第一世代(産業革命以降、戦前、戦後等)第二世代(普及、進化期等)第三世代(情報化、社会変化に伴う変化等)第四世代(現在、これから)にて構成。

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適密(てきみつ)で行こう!

一極集中が止まらない

 東京都の人口が今年の5月1日に初めて1,400万人を超えたそうだ。

 日本の総人口が既に2010年をピークに減少に転じている中で、東京都の人口は依然増加を続けており、総人口に占める東京都人口のシェアは11%を超えた。いまやざっくり日本人の9人に1人が東京都在住者というものすごいことになっているのである。
 しかし、もっとすごいのがコロナの感染者数である。6月23日までの

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「文化人類学と現"在"美術からみる『ポストヴィレッジ』そして『メタシティ』」(中編)

本基調講演では、現在美術家の宇川直宏さんと文化人類学者の奥野克巳さんがメタシティの思考基盤となりうる「ポストヴィレッジ」の概念を提言。

中編は、文化人類学における存在論的転換として注目を集める「多自然主義」や自己同一性の再解釈などの議論を経由したのち、様々な民族を参照しながらポストヴィレッジのヒントを探っていく。
(前編はこちら)

本記事は、2019年1月に開催した『METACITY CONF

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「文化人類学と現"在"美術からみる『ポストヴィレッジ』そして『メタシティ』」(前編)

本基調講演では、現在美術家の宇川直宏さんと文化人類学者の奥野克巳さんがメタシティの思考基盤となりうる「ポストヴィレッジ」の概念を提言。

前編は、登壇者2人の自己紹介を通して、情報技術とともに変化していくコミュニティの概念、およびその中におけるコミュニケーション基盤としての「シェア」について、歴史と国境を横断しながら探っていく。

本記事は、2019年1月に開催した『METACITY CONFER

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