17 千の風と現代人の死生観/葬式仏教の世界観④

平成18年に「千の風になって」という曲がヒットしたことを覚えている人は多いだろう。実はこの曲のヒットは、仏教界にとってかなりの衝撃だった。

 それは、歌詞にこれまでの仏教のあり方を否定しかねない内容があったからだ。特に問題になったのは、次の二つのフレーズだ。

「私のお墓の前で泣かないでください。そこに私はいません」
「千の風になって、あの大きな空をふきわたっています」

 つまり、お墓に「私」

もっとみる
ありがとうございます。よろしければフォローもお願いします。
2

万葉集全20巻朗唱の会

普段から万葉集翻案詩を書いていて、万葉集の楽しさをいろんな人と共有したいと思っているのですが、よく考えてみると、Twitterやこの場では書いた事がありませんでしたね。

万葉集を楽しむ、あるいは身近に感じる…

そういう事を肌で感じる事ができるイベントが毎年、富山県高岡市で行われています。

10月の第1、金・土・日曜日に高岡市では「高岡万葉まつり」が行われ、そのメインイベントに「万葉集全20巻

もっとみる

百人一首×ダイバーシティ。性別比4:1はそんなものか。万葉集の職種の多様性はすごい。4割が恋の歌、万葉集は仕事の歌とかも多いけど、収録歌数や編集意図が違うから当然。◯◯の母、という肩書の人がいるのは現代も同じ。女房という肩書は、当時は職業名だったよね、、

共感してくださり嬉しいです!
9

3分でできる国語の読解問題(26)「万葉集の解題」

次の文章は、折口信夫「万葉集の解題」の一部です。これを読んで、あとの問いに答えなさい。

 文章が散文であるのは、新しい。始めは、韻文或は律文である。日本では律文と言う方が正しい。日本文学の古い時代には、律文が唯一の文学で、散文は後に生れたものである。奈良朝も頂上に到った頃に散文が現れて居るが、十分の発育はせず、純粋の散文は平安朝になってやっと発達した。平安朝の文学史は散文の文学史で、奈良朝から以

もっとみる
ありがとうございます❣️
3

万葉集と恋歌と私。

吾妹子に恋ひて乱ればくるべきに懸けて寄さむと余が恋ひそめし
(わぎもこにこひてみだればくるべきにかけてよさむとあがこひそめし)

と、いう歌が万葉集の中にあります。

あなたに恋して心が乱れたら、糸車に掛けて縒り合わせればよい。そう思って恋し始めたのです。

と、いう意味だそうです。

お洒落すぎやしませんか。かわいすぎやしませんか。

数年前、図鑑のように大きくて分厚い新古今和歌集を古本屋さ

もっとみる

万葉集絵日記 0001

古典ド素人だけど万葉集を読み始めました。少しでも血肉になるように分かったことなどを纏めていきます。兼備忘録。4500首以上あるなんて!

籠もよ み籠持ち 堀串もよ み堀串持ち この岳に菜摘ます児 家聞かな 名告らさね そらみつ 大和の国は おしなべて われこそ居れ しきなべて われこそ座せ われこそは 告らめ 家をも名をも

*読み* こもよ みこもち ふくしもよ みぶくしもち このおかになつま

もっとみる
しかと受け取りました!

万葉集翻案詩2編:『純な関係』

※今回は2首1組です。

我が里に
大雪降れり
大原の
古にし里は
降らまくは後

(「万葉集」巻②・103)
天武天皇

『純になる』

僕が住む里に
景色を白一色に
染め抜くほどに
雪が降り積もったよ

君が住む
古びた大原の里に
この雪が降るのは
もっと後になるからだろうね

雲の間から不意に漏れた
光の雫を一滴
心に落とし込んでみると

一瞬にして胸の汚れが
漂白されて純になるから
この気

もっとみる

万葉集翻案詩:『浦の島子の物語』

春の日の 霞める時に 墨吉の 岸に出で居て
釣舟の とをらふ見れば 古の 事そ思ほゆる
水江の 浦島子が 鰹釣り 鯛釣り誇り 
七日まで 家にも来ずて 海界を 過ぎて漕ぎ行くに
海神の 神の娘子に たまさかに い漕ぎ向かひ
相とぶらひ 言成りしかば かき結び 常世に至り
海神の 神の宮の 内のへの 妙なる殿に
携はり 二人入り居て 老いもせず 死にもせずして
永き世に ありけるものを 世間の 愚人

もっとみる

「なんもいへぬ」から始まる文学 万葉集と小田和正とアニー・ディラード

ほぼ日の学校で、万葉集講座をチラチラと聞いている。(5月末まで無料視聴!)

シンプルな私は、これで万葉集にハマった。にわかファン。
万葉集の上野誠先生の講義、全日本人必聴。あの訛りと繰り返し、万葉のあの大らかさごと現代に連れてきたような面白さです(第2回、第1回、第10回に登場)

万葉集の歌自体を味わいたいなら第2回を、シェイクスピアと一緒に万葉集も知りたい欲張り派は第1回を、そのあとで万葉集

もっとみる
きょうのご飯はなんでしたか?
4

それはもちろん宇宙でしょう! #一度は行きたいあの場所

天の海に 雲の波立ち 月の舟 星の林に漕ぎ隠る見ゆ

柿本人麻呂が詠んだと伝わる万葉集の一首です。漢詩風の雄大優美な歌ですね。夜空を海に見立て雲を波に例え、月を舟にして星林の中に漕ぎ入って行く。

何て素敵な歌でしょう。遥か昔から人は夜空を見上げて空想の世界を旅して来ました。そしていよいよその空想が現実になろうとしています。きっともう少しで宇宙旅行が実現する、そう信じてます。

人生でただ一度で良

もっとみる
ありがとうございます😊
2