つきふね

ピアノと直感を友として自分を生きる|奈良を愛する信州人 | 万葉集学び中,ときどき短歌…

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ピアノと直感を友として自分を生きる|奈良を愛する信州人 | 万葉集学び中,ときどき短歌と写仏|自由に生きる表現者でありたい。

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  • 芸術を楽しむ

    美しいものがすき。  音楽や美術から感じたことを伝えられるようになれたら、いいな。

  • 信州をゆく

    地元信州の有名なところやそうでないところ、 風の吹くまま気の向くまま訪ねます

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    万葉集や短歌、大和言葉にまつわる記事をまとめています

  • noteとの向き合いかた

    noteをやってみて感じたこと、これからのこと  自分の成長記録としての『note振り返り』

  • 奈良がスキ

    大好きな奈良に行きたくなる、知りたくなる、そして語りたくなる

最近の記事

「二つの部屋」で感じた世界 江口敬写真展

きょうは、今週足を運んだ写真展について書きます。 これまで、 写真家とは、良い写真を撮るひと だと思っていました。 ですが今回の写真展を体験して、そんな単純なことではないのだなと気付かされました。 正直に言えば、未だ会場で感じたさまざまなものを咀嚼しきれていませんが、それも含めて感想として残しておきたいと思います。 現在、福島市写真美術館では、写真家 江口敬さんの個展が開かれています。 noteクリエイターでもある江口さんとは、note写仏部の活動をきっかけに、

    • 八ヶ岳山麓 しづけさの康耀堂美術館

      日常から離れる時間を、日常と同じくらい大切にしています。 幸い長野県には「非日常」を味わえる場所が多くあり、ことに「別荘地」と呼ばれるところはちょっとした別世界。 もっとも有名なところは、軽井沢でしょうか。 けれどあそこは、「ちょっと行ってくる」感覚では行けない距離。 もうすこし近くて、避暑地っぽいところは・・・ あそこかな。 いざ、八ヶ岳山麓へ。 伊那から1時間半、茅野市街を過ぎて縄文の道(という道路があるのです)を八ヶ岳に向かって車を走らせると、お気に入りの美術

      • 過去の人

        思い立って、身辺整理をしている。 真っ先にとりかかったのは、スマートフォンの連絡先 新しく買い換えた端末で何気なく連絡先を開いてみると、これまでの表示とずいぶん違っていた。 グループ機能がなくなりズラリと並んだ名前は、もうすっかり”過去”となった人ばかり。フリガナを入力していないせいで、50音順にすらなっていない。 何度スクロールしてもお目当ての人が見つけられない。 いま必要なつながりが、過去の人たちに埋もれているのが我慢ならなくなり、勢いで整理をはじめた。 さよ

        • セイジ・オザワに捧げる音楽祭

          今年もまた、セイジ・オザワ松本フェスティバルが長野県松本市で開催されています。 1992年に始まったこのフェスティバルは、いまではすっかり松本の夏を彩る一大祭典として定着し、街のいたるところではためく青のフラッグを眺めるのも楽しみのひとつとなっています。 2024年2月に小澤総監督が永眠されてから、はじめてのフェスティバル。 開催されるのか、どうなるのか? 気になっていましたが、予定どおり開催されると知り、とても楽しみにしていました。 昨年は伊那会場で無料のスクリー

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          伊那はい~なのお諏訪さま巡り

          お盆のさなか、専門学校時代の友と2年ぶりに会いました。 名古屋在住で信州の山々に夢中のAちゃんと、伊那近郊在住のKくん。 なにかのきっかけで気まぐれに集合するこの集まりには、呼び名があります。 誰が名付けたのか、 「伊那はい~な」 今回は、南アルプス仙丈ケ岳へ登るAちゃんにあわせて伊那で集まることになりました。 でも、どこへ行こう? 暑いし、観光地っぽいところはどこも混んでいるし、山から下りてきた人をまた山へ連れて行くのもなんだし・・・ 伊那ツアーデスクとして頭

          伊那はい~なのお諏訪さま巡り

          短歌 夏の音楽

          立秋を過ぎ処暑が近づいてもなお、暑い日が続いています。 天気予報に並ぶ最高気温の数字をみるたびに、「あつい・・」という言葉がこぼれますが、それでも吹く風は大暑のころにくらべると明らかにカラリと爽やかで、強烈な西日があたる時間も短くなりました。 少しずつ、秋の気配を感じます。 42. しとしとと 雨降るおとに 涼む朝 蝉の音はきょう 夏休みかも こんな日があるとホッとする。 たまには暑さも夏休みしてほしいな。 43. 隔てなく 平らにひびく うぐいすと ニイ蝉の声

          短歌 夏の音楽

          山種美術館を訪ねて ~東山魁夷と日本の夏~

          8月の初旬、東京渋谷区広尾にある山種美術館を訪ねました。 連日の猛暑、東京はいったいどれだけ暑いのだろう?とおそるおそる向かいましたが、朝に雨が降ったのか路面は濡れ、わずかに涼しい風がとおっていました。 よかった、これなら歩けそう。 さて、いま開催中の特別展はというと、 山種美術館で所蔵する東山魁夷作品が全点公開される今展のみどころは、大作の<満ち来る潮>と、京都を描いた<京洛四季>でしょうか。 <満ち来る潮>は今回初めて見ましたが、なんと、幅9メートル超という大き

          山種美術館を訪ねて ~東山魁夷と日本の夏~

          短歌 愛のことのは(令和版百人一首)

          数日前、生まれて初めて恋の短歌をつくりました。 そんなの無理 恥ずかしい 応援団長の激励に背中を押されて、ようやく投稿ボタンをポチッ ついに一歩ふみ出してしまった! すると、 ・・・ ・・・ ・・・ あれ? なんだか、心身が軽くなった気がする。 あんなに恥ずかしがっていた自分が、すでに過去の人になってしまった! どうやら、『恋歌なんてムリ』ブロックがはずれたようです。 ときには人のおだてに乗ってみるのも大切ですね。 よい経験ができました、ありがとうございます

          短歌 愛のことのは(令和版百人一首)

          短歌 鳥になれたら(令和版百人一首)

          現在、noteクリエイターの三羽烏さんが『令和版百人一首』という企画を開催中です。 noteの街で短歌を投稿して百人一首を創り上げようという面白い企画で、以前からお誘いをいただいていました。 が、参加にはいたりませんでした。 なぜならば、 テーマは恋(または愛)のうた だからです。 万葉集で好きなのは、相聞歌(恋の歌ね)。 でも作るとなると・・・ 恋愛下手なわたしにはハードルが高すぎる。 ムリムリむりむり! でも、 食わず嫌いはよくないよね。 挑戦してみよう

          短歌 鳥になれたら(令和版百人一首)

          短歌 梅雨の終わりに

          梅雨が明け、一気に真夏になりました。 梅雨の重い空気と湿度が苦手です。 青空と爽やかな風が恋しくなります。 けれどいざ梅雨が明けると、こんどは暑すぎて・・・ 35度ってなんですか?? そんななか外で仕事をされている人たちを見ると、頭が下がる思いです。 どうか熱中症などにはくれぐれもお気をつけください。 あ、それから夏休みで信州へ遊びに来られるかたは、日焼け対策を万全にどうぞ。 長野県の紫外線の強さは、沖縄に次いで2番目だそうです。 澄んだ空気と標高の高さであっという

          短歌 梅雨の終わりに

          note写仏部活動中! 魅惑のアルカイックスマイル、斑鳩の菩薩さまを描く

          こんにちは! 「note写仏部」古参部員のわりに写仏枚数は極めて少ない、手先が不器用なつきふねです。 先日、写仏部の最高顧問にして絵描きのあやのんさんが、「写仏部通信」で部員紹介記事を投稿されました。 この記事で初めて知ったのですが、note写仏部には現在17名の部員がいるようなのです。 あらびっくり、 いつの間にそんな大所帯に?! メンバーの記事を追いかけてマガジンにまとめたり、部員紹介記事を書いて下さっているあやのんさん、いつもありがとうございます。 「みんな

          note写仏部活動中! 魅惑のアルカイックスマイル、斑鳩の菩薩さまを描く

          3年目の気持ち

          先日、noteからおしらせが届きました。 noteをはじめて2年経ったようです。 今月から3年目に突入。 <初投稿> <1周年> 2年前の記事を見返してみると、 はるかむかしの出来事だなぁ・・すごく緊張したんだよこの初投稿、という感じ。 ビジネス文書を作ることはあっても、自分のことを綴るとなると・・・大昔のアメブロ以来。周囲で「発信!発信!」の声をよく聞くようになり、わたしも!と乗ってみたものの、 で、何を書けばいいの? これですよ。 結局、なにかを発信するには

          3年目の気持ち

          夏越の祓 下諏訪紀行

          6月30日、諏訪大社へお参りしてきました。 noteでも色んなクリエイターさんが投稿されていた「夏越の祓」 2月に下諏訪を訪れた際に、下社では茅の輪が作られるお社があると知り、それは何としても見に行きたい!と思っていました。 じつは「夏越の祓」という言葉を知ったのもそのとき。 神社好きの割にはそういうことに疎いので、、これから学びます! この時期、お諏訪さまは秋宮にはいらっしゃいません。 トンビなのか鷹なのか、いつものお諏訪さまの使い(と勝手に思っている)が、やはり

          夏越の祓 下諏訪紀行

          短歌 初夏の安らぎと万葉集

          お出かけしたり、某感染症に罹患したりで、気付けばもう6月もおわり。 しばらくお休みしていましたが、久しぶりの短歌投稿です。 もっとぴったりな表現ないかな? 相変わらず言葉探しに四苦八苦していますが、そんなとき手元にある万葉集のページを捲ると意外にも、これいい!という言葉に出会えることがあります。 万葉集に収められた歌はおよそ4500首。 とても全部は覚えられませんし、覚えるつもりもありません。 ですが、その折々でピンとくる歌というのはあって、何度か声に出して詠んでいる

          短歌 初夏の安らぎと万葉集

          奈良で写仏をしませんか?② 東大寺編

          「茶粥茶論月日星」でランチを楽しんだあと、カイトノォトさんとふたりで向かった先は、THE・奈良の東大寺! この日のプランと道案内はすべてわたしに任せてもらっていたのですが、おしゃべりが楽しすぎて浮かれていたのか、右へ行くべきところを左へ進んでしまい、、、 あろうことか、南大門が見える正面参道に来てしまいました。 観光客と修学旅行生で、恐ろしいほどに混雑しています。 うわ、すごい人! どうします?ここ歩いていきます? とカイトさんに問われ、 ・・・無理です!ここは歩け

          奈良で写仏をしませんか?② 東大寺編

          初夏の奈良を訪ねて④ 春日大社~木漏れ日ランチ

          奈良旅3日目 きょうは、「大好きなnoterさんと会う」という重大イベントがあります。 とはいえ約束は11時。 時間はたっぷりあるので、 それまで春日大社をぐるっとお参りでもしてこようかな? せっかくだから、近ごろ再開された朝のお参り(朝拝)に参加しようかな? そう思っていたのですが。 居心地のよいホテルの部屋、朝日を浴びながらのんびり支度していると、 あれ?もうこんな時間? ・・・ まったく間に合いませんでした。 朝が苦手なわたしにはよくあること。 気を取り

          初夏の奈良を訪ねて④ 春日大社~木漏れ日ランチ