PRAY 超攻撃型“新派劇”「天守物語」を東京芸術劇場で観る。 数十年来の篠井英介ファンとしては見逃せない。 古典の新解釈というより、現代劇に古典をここまで引き寄せるかと感心。 思うところあり初・泉鏡花。その端正で深い日本語に驚き唸る。 何故いままで読まなかったんだろう。
ワーニャ伯父さん、生きていきましょう。長い長い日々を、長い夜を生き抜きましょう。運命が送ってよこす試練にじっと耐えるの。 チェーホフ『ワーニャ伯父さん』 家族争議や失恋の痛手にも耐え、ソーニャは健気に立向います。失意の伯父をも励ましながら。
「演劇に興味があるのですが、手始めに何がいいですか?」 と問われたら、 「最近は見に行けないけれど…面白いものの1つに「寿歌(ほぎうた)」があります」 と答え、まずはこの戯曲をお勧めします。 こちらは続編も収録した完全版⇩。 20代から読み続けていますが全然飽きない、謎の名作。