蒔岡るね

小説のようなもの、詩のようなもの、短歌のようなものなどいわゆる創作を掲載していくつもり…

蒔岡るね

小説のようなもの、詩のようなもの、短歌のようなものなどいわゆる創作を掲載していくつもりです。

最近の記事

[短歌] 承諾

青ブラ文学部さんの企画に参加させていただきました。 関係ないけど、ようやく夏が終わりそうですね。 たのみごと 「いいよ」ときみが 応えると 天を味方に つけた気になる

    • [短歌] 月の色

      #シロクマ文芸部さんの企画に参加させていただきました。 予選落ち 挫けるきみを 照らしてる 夜空に浮かぶ 金メダルかな 創作大賞にノミネートされた皆さま、 おめでとうございます。 惜しくも中間選考に通らなかった皆さま、 お疲れさまでした。 人生は実力だけでなく「時の運」もあります。 「時の運」を得られた人は案外強いのです。

      • [創作note] ショートショートの難しさ

        いつもnoteを拝見していて、皆さん次から次へとよくいろんな投稿できるなと感心しています。日記のようなものを投稿するのはそれほど大変だとは思わないけど、小説などはそうそう書けるものではないので凄いと思います。 私はこれまで小説は山根さんの企画に2回だけ参加させてもらいました。たまたま書けそうかなってテーマに当たったので、なんとなくできました。 でも見ていると多くの方がさまざまなお題に即対応されていて、その適応力とか瞬発力には頭が下がります。たいてい企画ものって締切があるので

        • [短歌] レモン・スカッシュ

          シロクマ文芸部さまの企画に参加してみました。 前々からいろんな方がシロクマ文芸部さんに投稿するのを見ていて 自分もやってみたいな…と思いながらなかなか投稿できませんでした、 実際やってみて「レモン」だけなら、なんとかなりそうですが 「レモンから」と二文字増えたことで…結構難しかったです。 レモンから気泡と香り弾け飛ぶ きみとスカッシュ楽しんだ夏 レモンスカッシュとスポーツのスカッシュを掛け合わせたつもりでしたが スポーツのほうは伝わったでしょうか? ♯シロクマ文芸部

        [短歌] 承諾

          [短歌] 目隠し

          きみの手が瞼を覆うその奥に永遠に広がる宇宙空間 視界断つ手の大きさとあたたかさ光なくても見えるシアワセ

          [短歌] 目隠し

          [短歌] お年

          気がつけば憧れの人皆若い 無為に過ごした月日を嘆く サザエ越え ミサエ、のびママ追い抜いて 最後の砦 フネさん越した 「お月さんが1年ぶりに来た」と母 1年ぶりならお年さんでしょ

          [短歌] お年

          [短歌] 夏

          何時よりか忌いな季となりにけり  絵日記描いたわくわく何処 蝉騒ぎ焼けつく音に蘇るひとりぼっちの十七の夏 茹だる日々 生きてるだけで汗まみれ  二十年後はおそらくミイラ どうも夏と言う季節は苦手です。 子どもの頃や若い頃はそれなりに楽しんでいたようですが… なんだか毎年毎年夏が長くなっていってると思うのは私だけでしょうか。

          [短歌] 夏

          『創作大賞』って『祭』だったんですね

          昨年の5月にnoteをはじめたので、もう新入りではないけど、まだベテランとは言えない私です。創作大賞に関しては、 「わっ、なんか面白そう」 という軽いノリで昨年も今年も別アカウントのほうからエッセイ部門に参加させていただきました。小説はまだまだ無理ですね。私は長い小説を書けないので創作大賞の規定に届かないですし、ミステリー、恋愛小説、お仕事小説…って部門のどれにも自分が書きたいものが該当しないような気がします。 読むほうは、日頃フォローされてる方の作品、それからフォローして

          『創作大賞』って『祭』だったんですね

          [詩] Bye Bye Boring Work

          揉み手上司が持ってきた 窓際へと誘う辞令 二つに裂いてシュレッダーに落とす 五年間積んだtrack record タイムカードのパンチと パソコンのログ Bye-bye routine work 抜け出すきっかけが出来た Bye-bye boring work 明日からは別のstage

          [詩] Bye Bye Boring Work

          [掌編] 白いワンピースの少女

          僕はガードレールに座って、いつ果てるとも知れない車の流れをただ眺めていた。このまま飛び出して行けばいつでも死ねる。そうだ、死は案外自分の身近なところに潜んでいる。 明里が死んだ。交通事故だった。自転車に乗ってこの道を走っていた時、左折するトラックに巻き込まれてしまった。トラックのドライバーはすぐに気づいて救急車を呼んでくれたが病院に着いて間もなく息を引き取った。 その後そのドライバーがどうなってしまったのか僕は知らない。もし顔を合わせでもしたら殴るくらいじゃ済まない気がす

          [掌編] 白いワンピースの少女

          [短歌] 文化祭

          文化祭 自作自演で歌うきみ 晒し出される二人の秘密 文化祭で自分で作詞作曲した歌を披露している恋人を見ている。 それ自体とても楽しいことなのだけど… 2人だけしか知らないことを、こそっと歌の中に盛り込まれて なんだか落ち着かない気分になってしまう…そんな感情を詠みました。 令和版百人一首 恋の巻【秋の部】に参加してみませんか? 私はすでに【春の部】で選ばれてしまったので、もう 選ばれることはないのですが…一応参加してみました。 9日まで受け付けているようですので、 一人で

          [短歌] 文化祭

          [短歌] 四六時中

          リモートで働くきみの脇つつく 四六時中も好きと言ってよ かの有名なラブソングをパクリ…ではなく、オマージュしたつもりです。 現実には私はリモート反対派で、特に夫とか彼氏は家にいてほしくない。 家にいてもラブラブでいられるって、いいことなんでしょうね。 朝起きて きみとまったり、   昼過ぎて、夜も動かず、         これぞ休日。 特に何をするでもなく、のんびり過ごすのもいいですね。 休日は休むためにあるわけだし。 一緒にいるだけでシアワセ…という世界を妄想しながら

          [短歌] 四六時中

          [掌編] 雨の七夕

          青ブラ文学部の企画に参加してみました。 七月七日正午、その日が何曜日であっても私は必ず銀座に行く。この日は年に一度の決算報告の日だ。例年のように銀座四丁目の交差点、和光の前で待ち合わせる。この年は雨だった。私は以前この近くのデパートに勤めていた。結婚後、夫が埼玉に家を買ったのをきっかけに川口や浦和の店舗に移ったが今も変わらず同じ店で働いている。 その当時、私は紳士服売場の担当で、客の一人であった彼とごく自然に交際するようになった。そのまま何もなければ結婚していたと思う。し

          [掌編] 雨の七夕

          [短歌] 夕日

          肩並べ土手に座ってみた夕日 顔赤いのはキスにあらずや 土手に座って真っ赤な夕日を見ているカップル。 顔が赤いのは夕日が照らしてるせいですよ、 キスしたからじゃありません…。 と、言い訳したりして。

          [短歌] 夕日

          [戯曲] ある日の昼下がり

          登場人物 宝来香織:31歳。元不動産会社の営業、宅地建物取引士。現在は主婦。夫と2歳の息子がいる。妊娠8か月。長い髪を後ろで1本に束ねている。黒いマタニティー・ジャンパースカートの下に赤いカットソーを着ている。 石倉衿子:54歳。ジュエリーショップのオーナー兼デザイナー。長い髪にゆるくパーマをかけている。白地に黒い柄がプリントされたワンピースを着ている。左手にはオニキスの指輪。ピアスとネックレスはそれぞれプラチナで派手さはないが高級感はある。 石倉翔吾:23歳。衿子の息子。

          [戯曲] ある日の昼下がり

          [短歌] 衣替え

          衣替え鏡に映る我に退く ボンレスハムのシルエットかな 薄着になって体のラインがはっきり表れてしまったために、ぞっとすることがあります。怖ろしい~~~! 半袖の腕の筋肉ズームアップ 更新されるきみのプロフィール 半袖に変わり、細いと思っていた男性の腕が意外に筋肉質だったりすると思わず見てしまいます。どってことない人でもちょっと異性を意識してしまったり。 好きな相手だとまた、こういった面もあったんだ~と新鮮な驚きと共に個人データの書き換えが即座に行われます。 この男、碌な

          [短歌] 衣替え