みだれ髪

展覧会や読書記録などをぼちぼち書いていきます。 マニアックすぎて誰も読んでくれないかな…

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展覧会や読書記録などをぼちぼち書いていきます。 マニアックすぎて誰も読んでくれないかな~(笑)

最近の記事

シェイクスピア全集(松岡和子訳):⑯恋の骨折り損/⑰から騒ぎ/⑱冬物語/⑳じゃじゃ馬馴らし/㉒シンベリン

シェイクスピア全集を読もう!シリーズ第4弾。 まとめて5冊の感想を。 1)「シェイクスピア全集16 恋の骨折り損」 タイトルは知っていたけど、読んだことはなく、最後は収まるところに収まる(人数割り切れるし)ドタバタ恋愛喜劇なんだろう、と予想。 でも、それなら「骨折り損」なんて言うタイトルになるかなあ?相手の気を引こうといろいろ苦労したけど、うまくいかなかったっていう話なのか、それともそんな苦労はもともと必要なかったのに、っていう話なのか?という疑問を持ちながら読み進める。

    • 「北欧の神秘―ノルウェー、スウェーデン、フィンランドの絵画」展 in SOMPO美術館

      先日、東京・新宿のSOMPO美術館で開催中の「北欧の神秘―ノルウェー、スウェーデン、フィンランドの絵画」展に行ってきた。 6月9日(日)まで。 月曜日休館、ただし4月29日、5月6日は開館。 *巡回情報 7月13日(土)〜9月23日(月) 松本市美術館(長野県) 10月5日(土)〜12月8日(日) 佐川美術館(滋賀県) 2025年2月1日(土)〜3月26日(水) 静岡市美術館 北欧の絵画、というとムンクとムーミンくらいしか知らなかったが、神秘的なパンフレットなどから、未知

      • 源氏物語と紫式部関連の本 

        今年は、大河ドラマ「光る君へ」の主人公が、紫式部ということで、源氏物語や平安時代がマイブーム。 展覧会にも行ったし。 「源氏物語」自体はずいぶん前に、与謝野晶子の現代語訳を読んだことがあるが、詳細を忘れているし、この機会に読みなおそうかな、と去年から思っていた。 でも、いきなり取り掛かるのはハードルが高いので、まずは手持ちの解説本などを読んでみることにした。 全部読み終わってから、と思ったけど、それだと大河ドラマも終わってしまいそう!?な気がするので、途中経過として、5冊

        • シェイクスピア全集(松岡和子訳):⑪ベリクリーズ/⑫タイタス・アンドロニカス/⑭コリオレイナス/⑮お気に召すまま

          シェイクスピア全集を読もう!第3弾。 読んだ時の感想をなるべくそのままのせることにする。 「メモ」部分は他の方の感想を聞いたりして、後で捕捉した。 「シェイクスピア全集11 ベリクリーズ」 タイアという国の領主であるベリクリーズは、あるいきさつから国を追われ、各地を転々とする。殺されそうになったり、嵐にあって死にそうになったり、途中の島で結婚したり、妻子と離れ離れになったり。 タイトルすら聞いたこともなく、予備知識ゼロで読み始めたが、意外と読みやすい。 一幕ごとに語り

        シェイクスピア全集(松岡和子訳):⑯恋の骨折り損/⑰から騒ぎ/⑱冬物語/⑳じゃじゃ馬馴らし/㉒シンベリン

        • 「北欧の神秘―ノルウェー、スウェーデン、フィンランドの絵画」展 in SOMPO美術館

        • 源氏物語と紫式部関連の本 

        • シェイクスピア全集(松岡和子訳):⑪ベリクリーズ/⑫タイタス・アンドロニカス/⑭コリオレイナス/⑮お気に召すまま

          シェイクスピア全集(松岡和子訳)⑩ ヴェニスの商人

          シェイクスピア全集を読もう!シリーズ第2弾。 『シェイクスピア全集10  ヴェニスの商人』 これは、とても有名な話なので、どうしようか迷ったが、ちゃんと通して読んだことはないので読んでみることにしてよかった。 シャイロックと、金を借りたアントーニオ、友人のパサーニオとパサーニオがあこがれる女性ポーシャ。 この4人の役割は記憶にあったが、それ以外に、アントーニオとパサーニオの友人が何人も、ポーシャの求婚者が何人も、シャイロックにも娘がいた!彼らの召使たちもいるし、カップル

          シェイクスピア全集(松岡和子訳)⑩ ヴェニスの商人

          織田有楽斎展 in サントリー美術館 & ミッドタウン&乃木神社

          東京・六本木のミッドタウン内にあるサントリー美術館で開催中の「四百年遠忌記念特別展大名茶人 織田有楽斎」に行ってきた。 3月24日(日)まで! 昨年、犬山には行ったが、有楽苑に寄る時間はなくて残念だった。 いつか見てみたい茶室だ。 信長の弟の有楽斎は、茶人としては有名でも、本能寺の変や大阪の陣など、肝心なところで逃げ出した、武将としてはイマイチな人物という印象だったが、展示を見て、人脈もあり、数々の調停で重要な役割を果たしているとのこと、ちょっとイメージか良くなった気が

          織田有楽斎展 in サントリー美術館 & ミッドタウン&乃木神社

          「印象派 モネからアメリカへ -ウスター美術館所蔵」展 in 東京都美術館

          先週、上野の東京都美術館で開催中の「印象派 モネからアメリカへ -ウスター美術館所蔵」展に行ってきた。 1月27日(土)~ 4月7日(日) 休室日:月曜日、2月13日(火) ※ただし2月12日(月・休)、3月11日(月)、3月25日(月)は開室 *土曜・日曜・祝日及び4月2日(火)以降は日時指定予約制(当日空きがあれば入場可) 巡回情報: 郡山市立美術館(福島)4月20日~6月23日 東京富士美術館(東京・八王子)7月6日~9月29日 あべのハルカス美術館(大阪)10月1

          「印象派 モネからアメリカへ -ウスター美術館所蔵」展 in 東京都美術館

          「源氏物語 THE TALE OF GENJI ─「源氏文化」の拡がり 絵画、工芸から現代アートまで─」展 in 富士美術館

          先週、東京・八王子の富士美術館で開催中の「開館40周年記念 源氏物語 ─「源氏文化」の拡がり 絵画、工芸から現代アートまで─」展に行ってきた。 2月24日(土)~3月24日(日) 休館日:月曜日 今年はNHKの大河ドラマ「光る君」で、紫式部が主人公なので、「源氏物語」関連の展覧会がたくさんあるだろうなあ、と予想していているが、この展覧会もその1つと言えるだろう。 富士美術館は、都内とはいえ、八王子駅からさらにバスに乗るので、便利な場所とは言えないが、入館料は一般1500

          「源氏物語 THE TALE OF GENJI ─「源氏文化」の拡がり 絵画、工芸から現代アートまで─」展 in 富士美術館

          シェイクスピア全集(松岡和子訳):④夏の夜の夢・間違いの喜劇/⑧テンペスト/⑨ウィンザーの陽気な女房たち

          シェイクスピア全集はいくつか出ているが、最新は、ちくま文庫の松岡和子さん訳のものだ。 ちくま文庫の全集は全部で33巻からなる。 SNS(スタディプラス)のお友達の「全冊制覇!」の記録を見て、私も読んでみたいな~と思い、チェック。 過去に他の方の訳で読んだことのある8冊を除き、番号の若い方から図書館で借りてみることにした。 昨年の秋から始めて、現在進行形だけど、読んだ順に少しずつ感想を書いていこうと思う。 (感想は読み終わったときにメモしてあるので、なるべく変更しない形で載

          シェイクスピア全集(松岡和子訳):④夏の夜の夢・間違いの喜劇/⑧テンペスト/⑨ウィンザーの陽気な女房たち

          「フランク・ロイド・ライト 世界を結ぶ建築」展 in パナソニック汐留美術館

          2/13(火)に、パナソニック汐留美術館で開催中の「開館20周年記念展/帝国ホテル二代目本館100周年 フランク・ロイド・ライト 世界を結ぶ建築」展に行ってきた。 1月11日(木)〜 3月10日(日) *休館日:水曜日(ただし3月6日は開館) *2月17日(土)以降の土曜日・日曜日・祝日  及び  3月1日(金)以降は日時指定予約(当日空きがあれば入場可) 週末は整理券がでて、2時間待ちだとかという話も聞いていたけど、平日の午後ならさほどの混みではないだろう、と思っていた

          「フランク・ロイド・ライト 世界を結ぶ建築」展 in パナソニック汐留美術館

          映画:フェルメール The Greatest Exhibition-アート・オン・スクリーン特別編

          現在上映中の、アートドキュメンタリー『フェルメール The Greatest Exhibition-アート・オン・スクリーン特別編』を見に行った。 この説明文を見て、展覧会に行った気分になれるか、と期待したが、そんな感じではなく、作品が大写しになった後、詳細説明が入る、というパターンが延々と続く、よくあるアートドキュメンタリーの作りだった。 大きな画面で見られるのは迫力があるし、細部もよく見えるし、英語のリスニングにも良かったが、やはりこういう内容はビデオで巻き戻したりしな

          映画:フェルメール The Greatest Exhibition-アート・オン・スクリーン特別編

          2023年を振り返る その2 読書

          今頃!という感じだけど、2023年に読んだ本を数えたら、は74冊だった。 感想は「シェイクスピア全集」を除きすべて記事に書いてあるので、タイトルだけ一覧にしておく。 1月1日~1月30日 1.『歩きながら考える』 by ヤマザキマリ (中公新書ラクレ) 2.『容疑者Xの献身』 by 東野圭吾 (文春文庫) 3.『イギリスの歴史』 by 君塚直隆 (河出書房出版社) 4.『会いたかった画家』by 安野光雅 5.『名画の中で働く人々』by 中野京子 6.『その本は』by 又吉

          2023年を振り返る その2 読書

          2023年を振り返る その1 美術展

          1年を振り返るのは、12月後半かせいぜい1月じゃないのか、今頃書くなんて遅すぎだろう、という気がしないでもないが、1つ1つ書いてからまとめたい、と思うとこんな時期になってしまう。 2023年に行った展覧会は全部で23。(名古屋旅行分は除く) 内容や感想は、ほとんど記事に書いているので、タイトルだけ一覧にしておこう。 ① 1/27(金)「美しきシモネッタ」展in 丸紅ギャラリー  ② 1/27(金)「ヴァロットン 黒と白」展 in 三菱一号館美術館 ③

          2023年を振り返る その1 美術展

          みだれ髪の読書記録:2023年11月21日~12月31日(重力ピエロ、黄色い家 他)

          この期間に読んだのは8冊。 すでに記事を書いた2冊と、後で書く予定のシェイクスピア全集の2冊を除き、今回感想を書くのは4冊。 ① 『重力ピエロ』 by 伊坂幸太郎 伊坂幸太郎の作品を読むのは3作目。 第129回直木賞候補作品、第1回本屋大賞ノミネート作品、2004年版このミステリーがすごい!第3位など。 テンポの良い展開。 重そうな話の中にちりばめられるユーモラスな会話。 知識欲も満足させてくれる内容。例えば、遺伝子の話、絵画の話、ガンジーの話。 しっかりとした謎

          みだれ髪の読書記録:2023年11月21日~12月31日(重力ピエロ、黄色い家 他)

          みだれ髪の読書記録:2023年9月23日~11月20日(答えは市役所3階に他)

          この期間に読んだ本は、14冊で、そのうちすでに感想を書いたものが2冊。 シェイクスピア全集の9冊については、昨年読んだ本の一覧を作り終わってから書こう、と思っているので今回感想を書くのは3冊だけになる。 ① 『シェイクスピア全集4 夏の夜の夢・間違いの喜劇』 by 松岡和子 ② 『シェイクスピア全集8 テンペスト』 by 松岡和子 ③ 『シェイクスピア全集9  ウィンザーの陽気な女房たち』 by松岡和子 ④ 『家康、江戸を建てる』 by 門井慶喜

          みだれ髪の読書記録:2023年9月23日~11月20日(答えは市役所3階に他)

          ベストタイミングで読めた! 門井慶喜さんの本 『家康、江戸を建てる』 『ロミオとジュリエットと3人の魔女』

          同じ本でも読むタイミングによって、とても楽しめることもあればそうでないこともある。 門井慶喜さんの本は、今までに4冊ほど読み、特に『銀河鉄道の父』などは超面白いな~と思った。でも、やや癖もある?ので、いつでも楽しめる作家ではないような気がしていた。 そんなわけで、興味をもってタイトルなどをメモしたもののまだ読んでいない、という本が何冊かあったが、そのうちの2冊をベストタイミングで読むことができた。 『家康、江戸を建てる』 by 門井慶喜 2023年は、大河ドラマ「どうす

          ベストタイミングで読めた! 門井慶喜さんの本 『家康、江戸を建てる』 『ロミオとジュリエットと3人の魔女』