見出し画像

「春の特別列品 恋とさすらいの系譜-源氏物語と平安文学」展 in 國學院大學博物館

東京・渋谷の國學院大學博物館で開催中の「春の特別列品 恋とさすらいの系譜-源氏物語と平安文学」展を見に行った。

6月16日(日)まで。
*無料!!
*休館日:月曜日

この展覧会のことを知ったのは、かわかわさんの記事から。

解説you tubeもなかなか。しっかり予習。


源氏物語では光源氏の須磨流謫が叙情豊かに語られます。多くの和歌を引用しながら織りあげられるその叙述は、古来、名文として読み継がれてきました。しかし、主人公が流離する物語は、光源氏に固有のものではありません。
伊勢物語の昔男、竹取物語のかぐや姫、さらに源氏物語玉鬘浮舟といった女性たちなど、さすらう人びとの姿は、平安文学のなかに繰り返し語られてきました。そして、光源氏や昔男などの場合、その流離はかなわぬ恋と結びつけられています。平安文学において、恋とさすらいは、作品を形成する主要なモチーフのひとつであったということができます。
平安文学における恋とさすらいは、個々の作品にどのように語られ、後代の作品にどのような影響を与えていくのでしょうか。本展では、國學院大學が所蔵する平安文学関係の写本や絵巻等の展示を通して、源氏物語平安文学における恋とさすらいの系譜をたどってみたいと思います。

サイトより

特別展示はさほど広いスペースではないし、展示品も20点ほどだか、気分を味わうには十分だ。写真撮影もほとんど自由にできる。

まずは源氏物語関連。

新古今和歌集にある紫式部の和歌


源氏物語第八帖「花宴」のあらすじ(朧月夜が登場)

「花宴」河内本
紫式部が影響を受けたといわれる新古今和歌集の「朧月夜」が出てくる部分

関係図はありがたい。


竹取物語。




伊勢物語に関する展示もあった。

常設展示もかなり充実している。

1.考古
ここでは、大量の土器や埴輪、その他考古学的価値の高いものが展示されている。写真撮影自由。


2.神道
神事に関連する品々が充実。ここは写真撮影不可。これだけでも見る価値あり。

3.校史
國學院大學の成立から現在までの歴史。
國學院大學は、明治15年に創設された皇典講究所を母体とし、大正9年にわが国で初めて認可された私立大学のひとつ。「国学」を研究する歴史ある大学だということがわかる。

ここも写真撮影自由だったから、もっといろいろ取ればよかったかな。


常設展示の一角に、ミニコーナーも。
神道の展示のそばに、キリスト教関連。いかにも日本らしい。


なんだか色々楽しめた♪

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?