未だに大豆田とわ子。

未だに大豆田とわ子。

秋の三連休のよく晴れた昼下がり、家人が出払って一人になった絶好の引きこもりタイム。敢えて絶好のご行楽日和とは言わない。 またまた、「大豆田とわ子と三人の元夫」の録画を見てしまいました。 大豆田とわ子は何度見ても発見がある。まるで何百年も読み継がれる源氏物語のよう。位置付けとしてはどちらかと言うと徒然草か? 三人の元夫が一堂に会して、元妻とわちゃわちゃすると言う、超非現実的な設定ながら、内容はあるある満載で無理がない。 いわゆる突っ込み所がない。 自分に何かトラブルが

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【詩人の読書記録日記】栞の代わりに 9月12日~9月18日
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【詩人の読書記録日記】栞の代わりに 9月12日~9月18日

はじめにこんにちは。長尾早苗です。みなさんお元気でしょうか。色々なことが日々あり、たいへんですが一息つきながら進んで行きましょうね。 9月12日 作品群の推敲。もうそろそろ順番など練る時期かなあ。小池昌代『影を歩く』、伊吹有喜『風待ちのひと』予約。七月堂さん、豪徳寺に移転しても応援しています!! わたしも出版、とてもお世話になったので……。 ・田辺聖子『光源氏ものがたり上・中・下』角川文庫語りによる源氏。それは朗読ではなく解説の「おしゃべり」として受け継がれていきます。

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源氏物語「野分巻」を読む

源氏物語「野分巻」を読む

 時間があまりないため急いで書かなければならない。途中で休憩を多めにしてしまったことが計算誤りであった。とにかく早く書こう。今回は「野分巻」である。この巻での注目は、「夕霧が紫の上を垣間見する」場面であろう。源氏の相手であるため、つまりは父の相手である。この展開で思い出されるのは、「源氏と藤壺」の関係であろう。この二人は関係をもってしまい、その後互いに罪の意識を抱きながら生活することとなった。しかし、夕霧は同じようには描かれない。  今回は展開の中での面白さもあるため引用は

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源氏物語「篝火巻」を読む

源氏物語「篝火巻」を読む

 早くもお昼になってしまったが、読むスピードこそ落ちているが着実に進んでいる。このお昼にはこの記事含め2記事を書くことに決めている。今回は、「篝火巻」について書く。今回もある表現について紹介したい。 御琴を枕にして、もろともに添ひ臥したまへり。  琴とは勿論楽器の琴のことであろうが、それを枕にしたとはまた面白い。比喩の表現であることも予想できるが、あくまで現代語訳でも「御琴を枕にして」とあり、注釈でも書かれていない。言葉の通りだとすれば琴を枕にしたのだろうから大変興味深い

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源氏物語「常夏巻」を読む

源氏物語「常夏巻」を読む

 順調に進んでいることに驚きが隠せない。今日中に、「藤裏葉巻」まで必ず読み終えないと。昨日の目標だったはずなのに。さて、今回は「常夏巻」である。あまり印象深い場面がなかったのが真実ではあるが、今回は表現に着目した。 紅といふもの、いと赤らかにかいつけて、  お化粧をしている様子がわかるのだが、ここは「頬紅」のことを指すらしい。紅花を材料として作る、鮮やかな赤色であるということなので、その美しさは容易に想像できる。やはりどの時代も変わらぬのかもしれない。 ーーーーーーーー

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源氏物語「蛍巻」を読む

源氏物語「蛍巻」を読む

 再開。記事を書く。今回は「蛍巻」である。この巻では、蛍兵部卿宮に源氏が玉鬘の姿を見せる場面である。 寄りたまひて、御几帳の帷子を一重うちかけたまふにあはせて、さと光るもの、紙燭をさそ出でたるかとあきれたり。蛍を薄きかたに、この夕つ方いと多くつつみおきて、光をつつみ隠したまへりけるを、さりげなく、とかくひきつくろふやうにて。  蛍の光を放って明るく照らされることで玉鬘の姿を見せるとは、巧妙かつ美しい演出だ。コンサート演出などでも使えそうだ、だなどと思った。幼い頃は田舎に蛍

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源氏物語「胡蝶巻」を読む。

源氏物語「胡蝶巻」を読む。

 しなければならないことが山積みの今は、とにかく丁寧に生きるほかないと思われる。今すべきことは、そう記事を書くことである。そして少しながらも読んでくださっている方がいることにここで感謝を述べておきたい。ありがとうございます。今回は「胡蝶巻」である。 えしもうち出でぬ中の思ひに燃えぬべき、  ここの現代語訳は「そうもしかねて心中に恋の炎を燃やしているにちがいない、」とされている。「思ひ」の「ひ」には「火」がかけられている。恋の炎が燃えるのは、平安も令和も変わらないといったと

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源氏物語「初音巻」を読む

源氏物語「初音巻」を読む

 今の時刻は午前7時20分。早朝から元気に記事を書く自分に感動を覚えながら今日もまた元気に頑張ろうと思う。今回は「初音巻」である。今回はある言葉に着目した。 若髪も、年ごろに衰へゆき、まして滝の淀み恥づかしげなる御かたはら目などをいとほしと思せば、まほにも向かひたまはず。  「滝の淀み」とは白髪の形容らしい。古今和歌集の中に「落ちたぎつ滝のみなかみ年積り老いにけらしな黒き筋なし」というものがあり、そこから引かれている。「滝の淀み」とはまた綺麗な表現である。滝の淀みになる頃

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源氏物語「玉鬘巻」を読む

源氏物語「玉鬘巻」を読む

 今回は、「玉鬘巻」を読む。ここでは内容にはあまり触れず、私の出身地「福岡」について触れたい。なにも突拍子もない発言ではなくて、この「玉鬘巻」では「筑紫国」について登場するからであった。現存する「筥崎宮」についての記述もあるため紹介したい。 近きほどに、八幡の宮と申すは、かしこにても参り祈り申したまひし松浦、筥崎同じ社なり。  筥崎宮といえば正面に衝撃の4文字が書かれている。「敵国降伏」。あまりの威力に圧倒されるに違いない。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

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源氏物語「少女巻」を読む

源氏物語「少女巻」を読む

 きちんと宣言通り記事を書いている自分に感動している。偉い。本当に偉い。今回は「少女巻」である。この巻の最大のポイントを私は「夕霧と雲居雁」の関係であると考えている。物語中では珍しい「純愛」ともいえるもので、少女漫画を読んでいるかのような気分になる。そして、その仲を引きさす雲居雁の父。まるで本当に少女漫画である。 寝たまひぬるやうなれど、心もそらにて人しづまるほどに、中障子を引けど、例はことに鎖し固めなどせぬを、つと鎖して、人の音もせず。  いつもはかかっていない錠がかけ

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