塩谷舞(mai shiotani)
1988年大阪・千里生まれ。京都市立芸術大学卒業。ニューヨーク、ニュージャージを拠点に執筆活動中。大学時代にアートマガジンSHAKE ART!を創刊。会社員を経て、2015年に独立。milieuを自主運営しつつ、note定期購読マガジン『視点』にてエッセイを更新中。
傑作を書こうと張り切るほど駄作になってしまうジレンマ
「好きこそものの上手なれ」と言われても、好きという感情が完全なる片思いであれば、あまり上手になれないこともあるんじゃなかろうか。 たとえば私は物心がついた頃から…
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自分の評価基準を、自分の中に取り戻す。2020年を振り返って
今年最後のnoteは、やっぱり大晦日になってしまいました。いつも月末、そして年末にお騒がせしています。「あぁ来た来た、重いやつ」と思われているかもしれませんが、いつ…
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2020年、大疫病の渦中より
2020年が終わる。あぁ、やっと終わってくれるのか! だなんて清々しい気持ちにすらなってしまう。べつに除夜の鐘が撞かれると同時に疫病が収束するわけもないのだが、ひ…
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私は誰かを悪役にしていないだろうか
本の執筆が、お陰様で峠を越えました。これを読んでくださっているみなさまには本当に感謝を申し上げたくて、前回のnote「真実のルームツアー」では大変お見苦しいところを…
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あるものでなんとかする。「バナキュラー」的もの作り
令和元年の春。私は、ダブリン南西部にある家庭的なゲストハウスの二階で、青いリバティプリントのシーツを鷲掴みにしながら、苦しみ、悶え、唸っていた。齢30にして人生…
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