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「歌と物語の絵 ~  雅やかな やまと絵の世界」展 in 泉屋博古館東京

東京・六本木の泉屋博古館東京で開催中の「歌と物語の絵― 雅やかなやまと絵の世界」に行ってきた。

6月1日(土)~7月21日(日)
*休館日:月曜日(7月15日(月・祝)は開館)、7月16日(火)
*京都では、昨年開催済み

古来、語り読み継がれてきた物語は、古くから絵巻物など絵画と深い関係にありました。和歌もまた、三十一文字の世界が絵画化されたり、絵に接した感興から歌が詠まれたりと、絵画との相互の刺激から表現が高められてきました。
物語絵や歌絵の特徴のひとつは、精細な描写と典雅な色彩。宮廷や社寺の一級の絵師が貴人の美意識に寄り添い追求した「やまと絵」の様式を継承することでしょう。そして、ストーリーに流れる時間を表すかのような巻物、特別な場面を抽出してドラマティックに描き出す屏風など、長大な画面にさまざまな表現が生まれました。古典文学は、後世の人々が自分自身に引き寄せて味わうことで、読み継がれ輝き続けてきました。それに基づく絵画もまた同様です。
本展では、近世の人々の気分を映し出す物語絵歌絵を、館蔵の住友コレクションから選りすぐってご紹介します。雅やかで華麗、時にちょっとユーモラスな世界をお楽しみください。

サイトおよびパンフレットより

入り口近くにビデオがあって、作品の予習ができる。
淡々と作品映像が流れるので、途中意識が無くなりかけたが。(笑)

メインの展示物は30点ほどなので、ゆっくり見ても、1時間程度。
館内はほぼ撮影不可なので、静かに?鑑賞。


1. うたうたう絵

こちらの作品だけは撮影できた。
松花堂昭乗(しょうかどうしょうじょう)<三十六歌仙書画帖>(さんじゅうろっかせんしょがじょう)

三十六歌仙とは、藤原公任(大河ドラマにも出演中)が選出した、奈良・平安前期の優れた歌人を尊崇して称するもの。代表歌と絵姿が対をなす。


2.ものかたる絵

狩野常信<紫式部観月図>(ネット画像)


<源氏語図屏風 左>(ネット画像)

源氏物語全54帖中の12帖分が、左右1対の屏風に6帖分ずつ描かれている。
桐壺、若紫、葵、など、有名なお話部分ばかりだ。
光源氏がこっそりのぞいているシーンが多いのが笑えた。


<竹取物語絵巻 部分>(ネット画像)

3. れきし画

4.特集展示「没後100年 黒田清輝と住友」

黒田氏の失われた作品「昔語り」をデッサンなどから再現している。
なんで突然黒田の作品が?と思ったが、作品が「平家物語を語っているシーン」ということで、展示されたのかな、と想像する。


お目当ての「源氏物語絵巻」はたっぷり鑑賞できたし、友人とあれこれ言いながら見て歩くのは楽しかった。
ただ、書はほとんど読めないし、内容自体を十分取り込めたかというと、そうでもない。和歌や、やまと絵などに精通している方ならより深く味わうことができるのだろう、と思った。

ビルがたくさん立ち並び、近代的になった六本木一丁目界隈で、友人とランチやお茶を、というのも今回の目的の1つ。というか、そっちがメイン?(笑)
駅からどこかのビルに行ったり、駅から泉屋博古館東京に行ったりするのは道順が示されたりしているのでわかりやすいが、ビルから泉屋博古館へとなるとちょっとわかりにくい。大した距離ではないので、一度駅に戻るのが安全だ。

たくさんお店があって迷ってしまったが、リーズナブルでおいしいランチもいただくことが出来て満足♪

タルトの名前が難しくて覚えられなかった。何とかルージュ?


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