らいとらいたあ

何かを感じた、考えた、ひらめいた、思い出した、やってみた、しくじった、上手くいった………

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何かを感じた、考えた、ひらめいた、思い出した、やってみた、しくじった、上手くいった……。 あまり決めずにいろいろ書いています。気が向いたら覗いてください。うれしいです。

最近の記事

へんなむかしばなし「かずや姫」

むかしあるところに、かずや姫がいました「月へ帰りたい」 おじいさんとおばあさんは泣く泣くかずや姫を見送りました「いつでも帰っておいで〜」 月には、かこにゃん皇子が待っていました。ふたりは、ちきゅみだんご(地球見団子)を食べて幸せに暮らしました、とさ。 「じいさん、かずや姫がおだんご食べてるのが見えるよ」「ほんまやな、ところで姫の隣のねこはだれや?ばあさん」 ふたりはすごい視力の超能力者だったのです。             おわり ※ひいろ さんの画像をお借りしまし

    • オーディオアンプ SONY STR-DH190の「フォノボリュームオフセット」機能について

      はじめに  以前ご紹介しましたアンプ「SONY STR-DH190」の機能について補足させていただきます。私はメーカーの回し者ではありませんが、常用して楽しんでいる一ファンとしてご紹介しています。ご参考になれば幸いです。 レコード再生時の音量不足  本アンプ内臓チューナーでのFM放送、テレビのユーチューブ番組、パソコン内の音楽データをブルートゥースで飛ばすなど、このアンプを通してスピーカー「SONY SS-CS5」で聴いています。  ひとつ不満感を抱いていたのが、同

      • 家の近くの電線にツバメが大集合してんねん 南の国への旅立ちももうすぐかもしれへんな ビーチクバーチク何喋ってんねんやろ 「あんた肥えたな」「ほっといてんか」 君らが行ったら入れ替わりに秋が来るんやな 今年試した色々にも飽きが来るころや 新しいこと始めるしええねん ほんだら元気でな

        • CDプレーヤー SONY旧製品 CDP-970の導入

          エントリークラスのオーディオ製品で音楽を聴く    先日、ソニーのエントリークラスの製品でそろえたオーディオシステムをご紹介しました。とても気に入っているのですが、ご覧のとおりCDプレーヤーがありません。かつて所有していたCDソフトは特別なものを除いてパソコンにデータを取り込んでCDプレーヤー共断捨離の一環で売却したからです。 CDプレーヤー復活  なのにどうしたことでしょう。CDをまた聴きたくなったのです。  パソコンやネットで聴けばよいという内面の声も聞こえてきま

        へんなむかしばなし「かずや姫」

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        記事

          モーツァルトの『ポストホルンセレナード』

           先日の『セレナード第7番K.250/K248b「ハフナー」と行進曲K.249』と同様の趣向で、廣部知久『いつもモーツァルトがそばにいる-ある生物学者の愛聴記』を引きながら『セレナード第9番K.320『ポスト・ホルン・セレナード』と行進曲(K.335)について書きたいと思います。 『ハフナー』や『グラン・パルティータ』などと並んで人気のあるセレナードです。聞いて幸せになれる楽しい音楽で、しかも陰影に富んでいて私も実に好きな曲です。作曲経緯はよくわかっていないが、と廣部さんが

          モーツァルトの『ポストホルンセレナード』

          エントリークラスのオーディオ製品で音楽を聴く。SONY STR-DH190+SS-CS5+PS-LX310BT

          以前のオーディオシステム  2年前に下記の記事でご紹介したシステム。いずれもオーディオシステムというのもおこがましいエントリークラスの製品です。でもいい出音で、特に故障もなく聴いてきましたが、例の「飽き性」という困った癖のためにまた入れ換えをしました。 今回入れ替えたシステム  全部で8万円台ですからエントリークラスという点では変わりませんが、ソニーの製品でそろえました。それぞれがネットで話題に上っていて、大型家電の通販サイトで4.3以上の口コミ評価を得ています。

          エントリークラスのオーディオ製品で音楽を聴く。SONY STR-DH190+SS-CS5+PS-LX310BT

          「モーツァルトの『ハフナーセレナード』」に関する訂正と補足 

           先日の記事に関して記憶違いによる誤りがありましたので、訂正させていただきます。 『ハフナーセレナード』は、ザルツブルクの富豪で市長でもあったジークムント・ハフナーの(子息ではなく)娘のエリザベートの結婚式のために作曲されました。モーツァルト二十歳の1776年のことでした。  花嫁の父ジークムント・ハフナーが、(モーツァルト本人ではなく)父レオポルト・モーツァルトとが友人同士だったためです。  ここからは補足になります。  モーツァルトは、ハフナー家のためにもう一つのセ

          「モーツァルトの『ハフナーセレナード』」に関する訂正と補足 

          夏のスイカと炭酸水

          暑い暑いときに 冷えたスイカおいしいです もう一つおいしいもの発見しました 冷えた炭酸水(LOHACO water Sparcling)を口に含んだら たちまちシュワシュワ触感が 口中に広がりました つぎにのど越しの味を楽しみます 炭酸の刺激かジンジャエールの記憶のよみがえりか 苦いような大人の味です これはクセになると思いました 飲み下ろすと胃から体の隅々にまで酸素が (炭酸なのにね) 行き渡るような爽快感を得ることができ ボトルが空になるまで何回も楽しめました 「

          夏のスイカと炭酸水

          モーツァルトの『ハフナーセレナード』

           廣部知久さんの著書『いつもモーツァルトがそばにいる-ある生物学者の愛聴記』はわたしの愛読書です。その、第138章 『セレナード第7番K.250/K248b「ハフナー」と行進曲K.249』。著者のこの曲に寄せる愛にあふれた記述が心にひびきます。  俗に『ハフナーセレナード』と呼ばれるのですが、ザルツブルクの富豪ハフナー家の子息の結婚式前夜祭のために作曲し、友人の結婚式に当日指揮者兼ヴァイオリン奏者としてみずから演奏したモーツァルト。さぞや幸せな気分であったに違いありません。

          モーツァルトの『ハフナーセレナード』

          連載小説『ヰタ・セクスアリス・セーネム』四章 レンタル彼女(五)

          「お前はどう思うた?結局レンタル彼女とジイってどうなん?」という順平の問に西本が答えた。 「オレが思うに、若い男性がレンカノのシステムで、恋愛やら婚活に必要なノウハウを習うたり、デート気分を味わいたい欲求を満たしたりするのが、まあ本来の趣旨で、健全っちゃあ健全な気がする」西本が続けて「ジイの場合は、キャバ嬢と比べた場合のメリットで選んでるんとちゃうかな。よりシロウトっぽい、うぶな感じの娘との出会いがほしいとか。同伴やら来店の誘いがしつこいキャバ嬢に嫌気がさしたとか」 「なるほ

          連載小説『ヰタ・セクスアリス・セーネム』四章 レンタル彼女(五)

          ワーニャ伯父さん、生きていきましょう。長い長い日々を、長い夜を生き抜きましょう。運命が送ってよこす試練にじっと耐えるの。  チェーホフ『ワーニャ伯父さん』 家族争議や失恋の痛手にも耐え、ソーニャは健気に立向います。失意の伯父をも励ましながら。

          ワーニャ伯父さん、生きていきましょう。長い長い日々を、長い夜を生き抜きましょう。運命が送ってよこす試練にじっと耐えるの。  チェーホフ『ワーニャ伯父さん』 家族争議や失恋の痛手にも耐え、ソーニャは健気に立向います。失意の伯父をも励ましながら。

          連載小説『ヰタ・セクスアリス・セーネム』四章 レンタル彼女(四)

           西本がホームページのメニューをタップして調べている。 「順平見てみ。デートにお誘いするまでの手順の説明や」 西本が上から読み上げていく。「まず、『1.好みの娘を選ぶ』や。写真と簡単なプロフィールがのってるわ。お前好みの娘はおるか?」 「それは後にせんかい。手順を一通り読んでみ」と順平が先を促す。 「わかった。『2.ラインかメールをその娘に送る』や。そうすると『3.彼女から返事が来る』そうやで」と西本。 「なんかドキドキしてきた」興奮とともに西本が一気に読み上げていく。「『4

          連載小説『ヰタ・セクスアリス・セーネム』四章 レンタル彼女(四)

          連載小説『ヰタ・セクスアリス・セーネム』四章 レンタル彼女(三)

          「なあ健一、前にキャバ嬢とジイのテーマで、お前の知り合いのおっさんから聞いた話をオレにしてくれたやんか。おぼえてるやろ」と順平が問う。 「ああ、レポートつくった、あれやろ。嫁さんにわからんようにデータを印刷して俺の引き出しの奥に入れといた」と西本が重要文書の可視化をわざわざしたことを知った。  まあ、健一のリスク管理の甘さにあきれながらも、よその夫婦の事まで構もうておられんわいと順平が続けた。「……でな、お前がレストランで出くわしたのが、ほんまにレンタル彼女とそのお客さんかど

          連載小説『ヰタ・セクスアリス・セーネム』四章 レンタル彼女(三)

          連載小説『ヰタ・セクスアリス・セーネム』四章 レンタル彼女(ニ)

           西本親子が食事を終えて、お母さんは婦人雑誌に夢中で、西本はスマホをみている体で、コーヒーをゆっくり飲んでいる。西本には詮索するつもりもないが、ますます気になってきた。となりに聞き耳を立てて会話を聞く。  男性が話す内容は、先日の健診の結果がどうこう、肥満だとかBMIを挙げて数値のわるさ加減や、普段の生活習慣の乱れを笑い話にしている。よくある自虐ネタだ。それに一応彼女も付きあって笑い声も立てたりしている。  一方で女性が、〇〇フェアーに間にあってよかったね、などと言っているの

          連載小説『ヰタ・セクスアリス・セーネム』四章 レンタル彼女(ニ)

          連載小説『ヰタ・セクスアリス・セーネム』四章 レンタル彼女(一)

           西本が「きたでー」と順平の部屋を訪ねてきたら、  順平が「おらんでぇ」と自分の不在をこたえる。 「おるやん」と西本がツッコめば、 「おれちゃうでぇ。ひと違いや」とボケる。  今日も軽快なあいさつを交わす順平と西本だ。和美が友達と出掛けたのでこわいものなしの西本がイチゴのパックを差し出してしゃべる。 「これ、かずちゃんに」和美への気配りというか、ご機嫌取りのつもりだ。「どや、肩のぐあいは」と順平への気づかいも一応する西本。 「まあまあ、可もなし不可もなしっちゅうとこや」と順

          連載小説『ヰタ・セクスアリス・セーネム』四章 レンタル彼女(一)

          チェーホフ戯曲の短編『プロポーズ』と『熊』を読んで、クスクス。カフェや電車でなく部屋で読んでいたら、ゲラゲラ笑い声を出していたかも。 海外小説を読んでいて、翻訳にがっかりさせられることは少なくない。だが、浦雅春さんのこなれた文章は出色だ。原著以上の出来栄えではないか。知らんけど。

          チェーホフ戯曲の短編『プロポーズ』と『熊』を読んで、クスクス。カフェや電車でなく部屋で読んでいたら、ゲラゲラ笑い声を出していたかも。 海外小説を読んでいて、翻訳にがっかりさせられることは少なくない。だが、浦雅春さんのこなれた文章は出色だ。原著以上の出来栄えではないか。知らんけど。