演劇は、お祭りなのかもしれないなあ、と最近思うことがある。
演劇は、お祭りなのかもしれないなあ、と最近思うことがある。
方々の人々が、それらを楽しむために一カ所に集まり、演者を眺め、そして終幕が訪れると、そのまま思い思いに語ったり、グッズを買ってみたり、熱を携えたままそれぞれの生活へ戻る。
あまり得意でなかった歌劇も、2.5次元俳優のお芝居も、これをお祭りだと定義づけると何か腑に落ちるものがある。日常から乖離するための年に何度あるかわからない特別な日。
戯曲、というのはその祭へ没入するための装置であり、文学というよりは祭りの進行表のようなものなのかもしれないなあ、と思ったり。
そう考えると、観劇おじさんやらの蔑称で呼ばれるようなタイプの人は年中祭りのことばかり話す岸和田のだんじり系列の方と同列だったりするのかもしれない。
日常に退屈を感じ続ける人々の延命装置のような。
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