島々往来について

そういう島とそうじゃない無数の島に住んでいる人がいて
島々を行き来する船は、じぶんで作ります

途中で引き返してきて修理に時間を費やすこともあれば

鮮やかな果実を積んで帰ってくることもあるし

また別の島へ出発することを決めることもあるでしょう

繰り返し繰り返し、同じ島へ通ってみたり

違う島の人と初めて話す、という人に会うこともあるかもしれない

島の数は無数にあります

誰もその数を知りま

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また遊びに来てくださいね!

[童話]幼い星

童話「幼い星」

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とある町のひとびとは、星に願いをかけます。

星たちは、その願いをかなえる役割をしていました。

ひとつの星がひとつの願いをかなえます。

星たちは、生まれては願いをかなえて大人になっていきます。

はじめはささやかな輝きの星は、大人になってきらきらと大きく輝くのでした。

あるとき、夜空に小さな星が生まれました。

幼い星は周りを見

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スキありがとうございます!
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でこぼこ

うみが あります

かぜが あります

かわも あります

むこうに やまがあるかもしれません

まちも あるかもしれません

みずうみです

これは なんでしょう

ひろい ひろい そらです

でこぼこの

かみの うえの おはなし

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★小説★ あらしのあとに たびにでる…。



経済的な其れではない別物の世界恐慌が息を潜めて少し経つ。
制限されていた時期も終わり、人々は一斉に移動を開始した。国内・海外。其れ迄の鬱憤を晴らすかの様に一斉に。連日テレビに映る…箍が外れた様に移動を開始した人々の様子を、ぼおっとしながら私は、ソファに身を沈め眺めていた。

「みんな凄い勢いだね…。沈静化前からきっと旅行の準備をしていたんだろうね?」
「其うだね…。きっと其うだよ。騒ぎが治まっ

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ありがとうございます♪
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暖かい午後に

春のような暖かい日だ。放課後児童クラブ(トワイライトスクール)のおはなし会。来月は、学校行事等で開催がなく、本日が今年度の最後となった。

プログラムは

1.かちかち山(『日本の昔話4 』福音館書店) 

2.星の銀貨(『子どもに語るグリムの昔話』こぐま社)

3.わらべうた「ずくぼんじょ」

4.ねずみのすもう(「おはなしのろうそく18』東京子ども図書館)

5.わらべうた「なかなかほい」

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柔道からの言葉 4「話聞かせてよ」

私が先代から道場を譲り受け指導者になり
幸いなことに今まで、たくさんの少年、中高生、一般社会人が、道場におとずれてくれました。

知的障害者の小学生
鑑別所帰りの中高生
昔、ヤンチャしちゃって。て言う刺青社会人
そんな人たちも、うけいれてきました。

先輩がたまに私の道場におとずれると

ん、ここは養護施設か?
とか
ん、ここは更正施設か?
とか
ん、とうとう、託児所?
なんてことを言われます。

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スキ、ありがとうごさいます。
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★小説★ パンクボーイのゆううつ…。



間が悪かった。タイミングが悪かった。
いや、其う言ってしまうと何だか後ろめたいのかと訊かれそうだけれど、其んなことは一切無い。あれはアクシデントだ。予想もしなかった事故だ。全く其んな気などなかったのだ。

いきなりのキス…。
連んでいる連中の一人。サークルの仲間の内の一人。普段から、肩を組んだり、ふざけてしがみつかれたりすることもあった。特に其れに他意など無いのだと理解していた。仲間の部屋でみ

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星の銀貨

やはり、語り手が自信を持って語らないと、聞き手には伝わらないことを実感した1日だった。

先日、仲間に「星の銀貨」(『子どもに語るグリムの昔話3』こぐま社)を聞いてもらった。3分程度の短いおはなしで、放送で子どもたちに聞いてもらいたい旨を伝える。少し宗教的なおはなしだが、幼い子はとてもよく聞くという、アドバイスをもらう。

本日、保育園のおはなし会だったので、「星の銀貨」を語る。(もう1話は、「か

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幸せは人それぞれ

テレビ番組『家、ついていってイイですか?』を毎週楽しみにしている。

昨日放送された家族のお母さんも仰っていたが、いろんな人生を知るのが好きだ。一見何も不自由なさそうな人でも、話しを聞けば壮絶な過去だったり、辛い何かを背負って生きていたりする。おそらく街中ですれ違っても何も感じないであろう赤の他人でも、話しを聞くと親近感が湧いたりするのだろう。それをテレビを通して感じられるのがとても面白くて好きだ

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★小説★うみがみたくて でかけたけれど…。



「海が見たいな」妻が朝食後、突然言い出した。
「これから?」当然僕は聞き返す。
「そう。これから」彼女も当然と言わんばかりの顔をして答えた。
「分かった。行こうか」僕はソファから立ち上がる。
上着を手に取り玄関へと向かう。男である僕は出掛けるのに取り立てて準備することもない。強いて言うならば、僕ではなく僕の愛車に暖機運転をさせることくらいだ。彼女も続いて立ち上がる。
「ゆっくりでいいよ。クルマ

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