mariko fukura
2021/02/25 23:52
そういう島とそうじゃない無数の島に住んでいる人がいて島々を行き来する船は、じぶんで作ります途中で引き返してきて修理に時間を費やすこともあれば鮮やかな果実を積んで帰ってくることもあるしまた別の島へ出発することを決めることもあるでしょう繰り返し繰り返し、同じ島へ通ってみたり違う島の人と初めて話す、という人に会うこともあるかもしれない島の数は無数にあります誰もその数を知りま
マカロ
2021/02/25 13:01
童話「幼い星」 ********************とある町のひとびとは、星に願いをかけます。星たちは、その願いをかなえる役割をしていました。ひとつの星がひとつの願いをかなえます。星たちは、生まれては願いをかなえて大人になっていきます。はじめはささやかな輝きの星は、大人になってきらきらと大きく輝くのでした。あるとき、夜空に小さな星が生まれました。幼い星は周りを見
長野りんご
2021/02/25 11:25
うみが ありますかぜが ありますかわも ありますむこうに やまがあるかもしれませんまちも あるかもしれませんみずうみですこれは なんでしょうひろい ひろい そらですでこぼこのかみの うえの おはなし
兎 万里
2021/02/25 00:02
経済的な其れではない別物の世界恐慌が息を潜めて少し経つ。制限されていた時期も終わり、人々は一斉に移動を開始した。国内・海外。其れ迄の鬱憤を晴らすかの様に一斉に。連日テレビに映る…箍が外れた様に移動を開始した人々の様子を、ぼおっとしながら私は、ソファに身を沈め眺めていた。「みんな凄い勢いだね…。沈静化前からきっと旅行の準備をしていたんだろうね?」「其うだね…。きっと其うだよ。騒ぎが治まっ
perori_32
2021/02/22 17:31
春のような暖かい日だ。放課後児童クラブ(トワイライトスクール)のおはなし会。来月は、学校行事等で開催がなく、本日が今年度の最後となった。プログラムは1.かちかち山(『日本の昔話4 』福音館書店) 2.星の銀貨(『子どもに語るグリムの昔話』こぐま社)3.わらべうた「ずくぼんじょ」4.ねずみのすもう(「おはなしのろうそく18』東京子ども図書館)5.わらべうた「なかなかほい」
ミクラ
2021/02/22 16:57
私が先代から道場を譲り受け指導者になり幸いなことに今まで、たくさんの少年、中高生、一般社会人が、道場におとずれてくれました。知的障害者の小学生鑑別所帰りの中高生昔、ヤンチャしちゃって。て言う刺青社会人そんな人たちも、うけいれてきました。先輩がたまに私の道場におとずれるとん、ここは養護施設か?とかん、ここは更正施設か?とかん、とうとう、託児所?なんてことを言われます。
2021/02/22 00:02
間が悪かった。タイミングが悪かった。いや、其う言ってしまうと何だか後ろめたいのかと訊かれそうだけれど、其んなことは一切無い。あれはアクシデントだ。予想もしなかった事故だ。全く其んな気などなかったのだ。いきなりのキス…。連んでいる連中の一人。サークルの仲間の内の一人。普段から、肩を組んだり、ふざけてしがみつかれたりすることもあった。特に其れに他意など無いのだと理解していた。仲間の部屋でみ
2021/02/18 21:50
やはり、語り手が自信を持って語らないと、聞き手には伝わらないことを実感した1日だった。先日、仲間に「星の銀貨」(『子どもに語るグリムの昔話3』こぐま社)を聞いてもらった。3分程度の短いおはなしで、放送で子どもたちに聞いてもらいたい旨を伝える。少し宗教的なおはなしだが、幼い子はとてもよく聞くという、アドバイスをもらう。本日、保育園のおはなし会だったので、「星の銀貨」を語る。(もう1話は、「か
となりのひと
2021/02/18 12:14
テレビ番組『家、ついていってイイですか?』を毎週楽しみにしている。昨日放送された家族のお母さんも仰っていたが、いろんな人生を知るのが好きだ。一見何も不自由なさそうな人でも、話しを聞けば壮絶な過去だったり、辛い何かを背負って生きていたりする。おそらく街中ですれ違っても何も感じないであろう赤の他人でも、話しを聞くと親近感が湧いたりするのだろう。それをテレビを通して感じられるのがとても面白くて好きだ
2021/02/18 00:02
「海が見たいな」妻が朝食後、突然言い出した。「これから?」当然僕は聞き返す。「そう。これから」彼女も当然と言わんばかりの顔をして答えた。「分かった。行こうか」僕はソファから立ち上がる。上着を手に取り玄関へと向かう。男である僕は出掛けるのに取り立てて準備することもない。強いて言うならば、僕ではなく僕の愛車に暖機運転をさせることくらいだ。彼女も続いて立ち上がる。「ゆっくりでいいよ。クルマ