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お話

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記事一覧

あのときの私は何を守ろうとしたのだろう。

自分のプライドを守りたいとき、
それ以外に利はあるのだろうか。

そもそも自分のプライドを守って、
何か利益なんてあるのだろうか。

あまりに家族の喧嘩が激しく、
むしゃくしゃして玄関口に置いてあったお盆を投げた。
お盆の角で、玄関の壁はえぐられた。
えぐられた壁を睨みつけながら、私は家を飛び出す。
壁に空いた穴は、私の心にも似ている。
互いに言い合った祖母の心も同様だろう。
私は祖母の心にも穴を

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破壊

コミュニケーションは
話しかけることではない。

現状のままでは伝わらないことを伝えようとすることだ。
それを伝わったかどうかを必ず確認する作業だ。

そう村上龍が言ってた。

それならば

恋人と喧嘩をして
別れを引き合いに出すのは
コミュニケーションなのか。

伝えたはずの内容を自らの手で破壊して
相手の反応をみながら
伝えられていたかどうかの確認をする。

信頼関係の有無が存在していたかを

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どうやら社会

ちゃんとしなくていいらしい。

というより、ちゃんとしないそのままがいいらしい。

平等じゃなくていいらしい。

公平であったらいいらしい。

優劣はつけた方がいいらしい。

その方がよっぽど穏やかに生きられるらしい。

自立なんて出来るほどのメンタルなんて無くて良いらしい。

依存先が複数分散してるだけの違いらしい。

許さなくていいらしい。

自分の中にある感情とケリをつけたらいいらしい。

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人を助けるとき。

人を助けるとき。

助けるという言葉。

可哀想という同情。

頑張ってねという偽善。

私はリアルで
本当に自分を助けたいという人に殆どいや、全くと言っていいほど会ったことがない。  

助けるとは。

自分と同じレベルの人には嫉妬心、他にも邪悪な思いが湧くから、助けられないものだ。  

助けるといっても支援、援助なんかは
確かに良いことなんだろうけど、
自分より下のものと認識した人にしか出来ないんだ。
日々ライ

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数字と感情、そして柔軟性。

数字と感情、そして柔軟性。

数字は冷酷だ。
でもそれ以上に感情は、もっともっと冷酷だ。

数字は事実を表す。

例えば統計はただ確率を表す。
それをみて判断を下すのは自分であり、
誰にとっても同じ数字を、主観的な判断によって私達は捉えられる。

一方の感情は事実ではないものを含む。
至って主観的なものだ。

誰にとっても捉え方の違う感情が生まれるのに、本来多種多様な捉え方があるはずなのに。

恐ろしい感情、不安心。

自分の

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私は人を惹きつけやすい

私は人を惹きつけやすい

なぜか自分の意図以上に
人を惹きつけやすいらしい。

興味を持たれやすい。
私の面倒見をしようとする人が割とできる。
よくまた話したいと言われる。

何故なのか。

一見よくみえるこの個性の根源は、

・尋常ではない孤独感

・他者への依存、執着

こんなことからきていると感じる。
好かれるために、意図せず相手目線で動く。異様に相手に執着する。そのために相手の興味感心をひこうとする。

自分の長所

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優しさの本性

人なんて。

ほんと身勝手な生き物だよな。

自分都合でしか動かないんだから、

他人への優しさなんて
所詮は自分のためである。
自分をよくみせるため。
自己陶酔するため。
他にも理由はあるだろうがそんなもの。

それは誰にとっても普遍的な事象だと感じる。

他人へ尽くしているようで、
自分の考えは決まっていて、
誰にとっても自分が1番大切だ。

私が
どれだけ尽くそうとも、
どれだけ与えても、

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楽しかったことの記録

今まで楽しかったことをただ記録に残します。
これは私の幸せ。
何が必要かを見極めよう!

随時更新。

→→→

話す
大切な人の側にいる
ごはんを食べる
散歩
知らない人とはじめて会う

静かな落ち着いた空間

一期一会

私のお茶のお稽古の先生が大事にしている言葉。

いつも決まって
一期一会なんだから、
そう言葉を残す。

ご縁を大切に。
いや、今回はご縁がなかったね、ごめんね。

ひとつひとつの出会いを大切に、また自分で決める。
それは魔法の言葉なんだ。

自分の無理しない範囲で、選択肢を決める。
人からして頂いたものは素直にありがとうと受け取り、そのご縁を大切に。
頂いた感謝の念は、また周りへ広げていくんだ。

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信じて疑わなかった

何だってそう。

私はこんなに犠牲にしたんだから
報われるんだ。

犠牲にしたものが大きければ大きいほど、
無意識にそんな意思にそって行動してしまう。

どれもこれも信じて疑わなかった。

何かがうまくいかないと、
犠牲にしたものが大きすぎたせいで
過度に引きずってしまう。

なんであいつらは笑ってるんだ。
幸せそうで、
穏やかそうで。

その理想のルートを信じて疑わなかった私は
多くのものを犠牲

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悩み「自分」

自分ってなんだろうなと。
ふと思った。

何故大学に入って
何故その会社を選んで
人生の大事な岐路での選択を考えていると、
自分は何者なのかという疑念が沸沸と湧いてきた。

自分とは。

それを捉えるのに、
私は相対的・絶対的の2点の見方があると考えた。
この記事を通して、自分の捉え方を見直すことでなにか悩みの解決策を得ようと思う。

①相対的というのは
要するに人と比べて自分を認識するということ

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愛する

何をされても
仕返しはしない。

自分がされて嫌だもの。

また仕返しをするの?
あなたを傷つけた奴と同類になってしまうよ。

大きな愛で包み込む

ずっと続けてたらいつか分かってくれるから。

いつか絶対わかるから。

それだけは事実だから。

そしてそれが合理的だと気づく。

苦しみを知った自分、
その感情を知った自分、
その環境にうまれた自分だから
わかることや感情がある。
それは自分以外に

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表現すること

演じること、描くこと、話すこと、
表現すること。

自分を隠すこと。

自分をそこに写すこと。

人に必要とされる喜び。

自分が追い求めていく喜び。

自分か、他人か。
そこには何が写っているの。
向き合うことには不安がつきまとう。
そこに正解なんてないから。

自分も、他人をまとった自分も、自分に似た他人も、自分と何もかも異なる他人も、
どれもこれも向き合うと現実を知ってしまう。

才能なんて

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マイノリティで何が悪い。

変わってるね、

私がよく言われる言葉。

どこか呆れた目線。
どこか見下げる目線。

人と同じことをして幸せな保証なんてないのに。

カーストを意識して、
マウントをとって、
それでしか暮らせない世界ではなく、
それぞれの出来ない点だけに目を向けるのではなくて、
得意で出来ることに目を向けて、
自発的に動きたいことで貢献したい。

私利私欲の先だった世界で
職業を選択するのではなくて、
自分を活

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