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釣りと現世と魂と ⑤ 黒部の夏 2023 ソロキャンプ編 Ⅲ

釣りと現世と魂と ⑤ 黒部の夏 2023 ソロキャンプ編 Ⅲ

  3日目 森の生活

 昨夜も初日に引き続き、夏とは思えないほどの厳しい冷え込みだった。

おかげで夜中に何度も目を覚ます羽目となり、
長袖の下着の上下やレインウェアなど、ありったけの衣類を重ね着しなければ、寒さをしのぐことは出来なかった。

決して甘く見ていたわけでは無い。
この年、過去に味わった事のない様な都内での猛暑も、予測を狂わせる要因となった。

とは言え、黒部ダムの標高は1470m、

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鈍行列車とバスで行く 白樺湖、霧ヶ峰高原の旅②

鈍行列車とバスで行く 白樺湖、霧ヶ峰高原の旅②

 

  二日目
 

 翌朝、空が白み始めた頃、ウグイスの鳴き声で目が覚めた。

ゴールデンウィークも過ぎたのに、春の使者の歌声は、ここの季節が下界よりも、一月以上遅いことを教えてくれる。

昨夜は星空の写真を撮るつもりでコンデジと三脚も用意していたが、ホテルの門限が22:00のため断念、代わりにぐっすり眠る事が出来た。

 半分は観光だが、それが主な目的ではない。

知りたいのは、パンフレット

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鈍行列車とバスで行く 白樺湖、霧ヶ峰高原の旅①

鈍行列車とバスで行く 白樺湖、霧ヶ峰高原の旅①

 今年の初めに、名古屋方面へと引っ越すはずが、事情により予定を変更せざるを得なくなってしまった。

いろいろあったと言うか、なにも無かったと言うか、下見に行ったりそれなりに準備もしていたから、結構凹んだし、メンタルの回復にも時間がかかってしまい、なかなか筆を執る気にもなれないまま、いつの間にか5月を迎えてしまった。

何があったのかと、野暮な詮索はどうぞご勘弁を(笑)。

いい歳こいていても、人生

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釣りと現世と魂と ④ 黒部の夏 2023 ソロキャンプ編 Ⅱ

釣りと現世と魂と ④ 黒部の夏 2023 ソロキャンプ編 Ⅱ

 2日目 

 翌朝、東京での日々と同様、スマホのアラームで目を覚ました。

はるばるこんな山奥へと逃避して来たにも拘らず、

ましてや、何か時間に追われている訳でもなかろうに、無意識に "日常" を持ち込んでしまうとは、我ながら可笑しくてしょうが無い。

しかし、ひと度テントから顔を覗かせると、そこには紛れもない圧倒的な "非日常" があった。

昨夜は余裕が無くて気付かなかったが、
森の中は、

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釣りと現世と魂と ③ 黒部の夏 2023 ソロキャンプ編 Ⅰ

釣りと現世と魂と ③ 黒部の夏 2023 ソロキャンプ編 Ⅰ

 
 18歳で免許を取得してからというもの、長い間ずっと "車ありき" の生活を送って来た。

 しかしサラリーマンを辞めた後、色々思うところもあり、また、最近まで関わりのあった音楽家の強い勧めで、思い切って車を手放したのは去年の事だ。

運転が好きな自分にとっては、徒歩での買い出しなど、「歩く」と言う当たり前な事にも初めは億劫だったが、意外とすんなり順応することが出来た。

だが、それに伴い、

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釣りと現世と魂と ②

釣りと現世と魂と ②

 

 釣りの旅と新しい世界

 スポニチの若林師匠との出会いは、本当に幸運だったと思う。

いや、今にして思えば、それもシンクロニシティ、引き寄せだったに違いない。

これまで知らなかった様々なフィールドへと同行し、たくさんの魚たちとも出会えたが、

同時に、釣りとは別の世界に於いても大いに視野を広げてくれ、多大な学びをもたらしてくれた。

詳しくは述べないが、師匠は名家の出身でもあった。

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 新宿から高速バスで、名古屋市科学館に行ってきました。
 お客さんの多さにビックリ、世の中が盆休みであることに、その時初めて気付くボケっぷり😅
世界一のプラネタリウム、圧巻の星空は一見の価値あり🌌✨✨✨
他、興味深い展示がてんこ盛り、この夏休み、みなさんも是非!超オススメです👍

釣りと現世と魂と

釣りと現世と魂と

 精神世界を旅するようになってから、

様々なものを手放し、身も心も(財布も、)随分軽くなったのは、つい最近の事のように思う。

 しかし、「執着は敵」だと解っていても、全てを捨て去れるほどの悟りの境地に達しているわけではない。

むしろ、己の魂をこの星に縛り付けている幾つかの事柄は、凄まじい重力となり、未だそれらに囚われ続けているのが実情だ。

  その中の一つが "釣り" である。

ロシア語

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ホワイトノイズ

  
 黒部でソロキャンプ中、激しい雨に見舞われた。

 予報通りの土砂降りだ。

安物のテントが心許なく、前日のうちにタープを張っておいて正解だった。

ピンと張られた幕の上で踊る雨粒が、バラバラと乾いた音を立てている。
 
 することもなく、それをぼーっと聴いていると、意識と無意識の境目が曖昧になって、いつしか自然の中へと溶け出して行くような感覚を覚えた。

 ある意味これも、究極の癒やしの一
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 喜びに満ちた旅の後には、

次の試練が待っていました。

今回はどうやら後払いのようです。

でもそれは新しい洞察を与えてくれ、これ
まで意識したことのない自分の弱点を教え
てくれました。

  魂を磨きなさいよと。

 創造主のさじ加減は完璧、

 やはり全て愛なんですね。

 オマケに、

 旅のもう一つの目的、それはこんなご褒

美を頂くためでした。

 二首詠んで、もう一つの方が入選したと

思ってましたがこっちでした、

 とても嬉しいですけど、内容がちょっと

お恥ずかしいです、ハイ💦🤣

🌈感謝🙏✨