人気の記事一覧
【映画感想文】話題の自主制作時代劇を見てきた! 老若男女が楽しめるど真ん中のエンタメだった! - 『侍タイムスリッパー』監督:安田淳一
低予算で作られた『カメラを止めるな!』が全国的に大ヒットし、外国でリメイクされるなど、インディーズ映画の奇跡と呼ばれて7年が経った。いま、再び、同じような奇跡が起こりつつある。 57歳の安田淳一監督が愛車を売って資金を作り、京都で米農家を営みながら、脚本や編集など裏方仕事を1人で11役も務めつつ、わずか10名ほどのスタッフで作り上げた自主制作映画『侍タイムスリッパー』の上映が口コミで各地に広がっている。 監督自ら、『カメラを止めるな!』のヒットを分析し、狙って起こし
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【読書コラム】あえてドストエフスキーの短編を読んでみな! 頭おかし過ぎて飛ぶぞ! - 『可笑しな人間の夢/ボボーク』フョードル・ドストエフスキー (著), 西周成 (編集, 翻訳)
先日、この人生で読むことがないと思っていたトルストイの『戦争と平和』を読み切ったという記事を投稿した。 きっかけは今月、トルストイとドストエフスキーについて話す機会を頂いたから。スライドを作っていく過程で、それぞれの代表作を読んでいかなきゃなぁと頑張っていたのだ。 その中でドストエフスキーの短編が凄いという情報を手に入れた。『罪と罰』や『カラマーゾフの兄弟』を読み、神なき世界でいかに人間たり得るかの苦悩に心を打たれ、すっかり長編小説の人だと思い込んでいたので、ちょっ
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【読書コラム】この本を知らずに生きてきた自分が信じられない! 中国文学をもっと読んでいかなきゃいけないと反省 - 『結婚狂詩曲』銭鍾書(著)
先日、中国にルーツがある友だちとどんな本を読んできたかという話をする中で、『結婚狂詩曲』というタイトルが出てきた。なんでも名作らしい。ネットで調べたら銭鍾書が書いたものと載っていた。 ぶっちゃけ、作品名も作者名もさっぱり知らなかった。というか、中国文学について、自分が全然知らないということに気がついた。『三国志』とか『水滸伝』とか、杜甫とか李白とか、古典はなんとなく把握しているけれど、近代以降の小説に関して言えば、魯迅ぐらいしか読んだことがなかった。もちろん、教養として
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