綾野つづみ
本が好き。ブルースカイも始めました。
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【映画感想文】話題の自主制作時代劇を見てきた! 老若男女が楽しめるど真ん中のエンタメだった! - 『侍タイムスリッパー』監督:安田淳一
低予算で作られた『カメラを止めるな!』が全国的に大ヒットし、外国でリメイクされるなど、インディーズ映画の奇跡と呼ばれて7年が経った。いま、再び、同じような奇跡が起こりつつある。 57歳の安田淳一監督が愛車を売って資金を作り、京都で米農家を営みながら、脚本や編集など裏方仕事を1人で11役も務めつつ、わずか10名ほどのスタッフで作り上げた自主制作映画『侍タイムスリッパー』の上映が口コミで各地に広がっている。 監督自ら、『カメラを止めるな!』のヒットを分析し、狙って起こし
【映画感想文】メディアはZ世代とか言ってるけどさ、いまの若者は70年代みたいにシラケているのが大多数かも - 『ナミビアの砂漠』監督: 山中瑶子
話題の映画『ナミビアの砂漠』を見てきた。 監督の山中瑶子さんは27歳。19歳から20歳にかけて制作した『あみこ』という作品がぴあフィルムフェスティバルの観客賞をとったとか。そして、主演の河合優実さんは23歳。高校生のときに『あみこ』を見て役者を志したらしい。 あまりに劇的なつながり過ぎて、まるでジャンプの漫画みたい! と胸が熱くなる。そんなドラマチックな二人のタッグで撮られた本作の主人公は東京で暮らす21歳の女の子・カナ。脱毛サロンで働き、歌舞伎町に入り浸り、趣味も
【映画感想文】そろそろ冷静にどういう映画だったのかを考えてみよう - 『逃走中 THE MOVIE:TOKYO MISSION』監督: 西浦正記
夏休み用の映画として公開された『逃走中 THE MOVIE:TOKYO MISSION』を見てきた。『逃走中』は幅広い年齢層に人気なバラエティ番組で、リアリティショーの要素も強いからどのように映画化するのだろうと気になっていた。 かなり難しい仕事であることは容易に想像できる。特に『逃走中』は普段のスペシャル放送でも、豪華かつ派手な演出をふんだんに披露してきた。最近ではフジテレビの年末年越し番組を担当するようにもなり、ファンはすでに映画並みの規模に見慣れている。 また