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児童に対するコチニン検査の効用 ++

 ある自治体にて、以下のような主旨の【制度導入/開始される】というニュース記事を見掛けたことがあります。
 貴方はこの表題を見て誤字だと思いましたか?保健や健診に疎い当方を含めた知識不足だった人は、「”ニコチン”の間違いだろ?😎」と指摘したくなりそうですが、これで合っています。なおかつ両者(それぞれのカタカナ語)は互いに大いに関連しています。

 

 本稿としての主題について明確化することが優先ですね…
 前出の市では施策として、【子供の受動喫煙防止】🚭に深く取り組んでおり、その一環として

『小学4年生の希望者に対し、近々この尿検査を行う方針』

が打ち出された、と当時報じられました📰
 発生する検査費約4千円/人を市が負担する(予算約250万円を確保済)、という点も気になりましたが、何よりその対象設定と実行動線が引っ掛かります🤨

《コチニン : ニコチンが体内に取り込まれてできる物質 - 尿や唾液の検査により喫煙度合いが分かる》

 

 この段階で既に違和感が芽生えている方はかなり敏感ですね。いつもmy noteを丁寧に読み進めて頂いているだけのことはあります👍

 そもそも〔施策〕たるもの、懸案の本質を的確にキャッチできていたり、副作用の存在を充分に意識したり、という例は滅多にありません。”長所”を際立たせようとするばかりで、「考える」が深くない一般市民は、しきりに賛成や感心をするばかり…😫

 

 本件における着眼ポイントはいかがでしょうか?

 

◆◈◆◈◆◈◆◈◆◈◆

 

【希望者】とは、具体的には『誰が申請する』のでしょうか?

 きっと〔親〕ですよね?
 仮に意志がしっかりとした本人〔子〕であったとしても、費用負担が免除であったとしても、親の承諾なく検査はしないでしょう🙅

 

 だとしたら、

『誰のせいで受動喫煙している』のでしょうか?

 兄姉や祖父母もあり得ますが、概して〔親〕ですよね?
 そんな【喫煙者🚬である親】が”自主的に”我が子に検査を受けさせるでしょうか?

 そのような関係性や環境にありながら…という点が頭をよぎると、当方にとって珍妙な措置でした😷

 とは言え、少し立ち止まって想像してみましょう💡

 

◆◈◆◈◆◈◆◈◆◈◆

 

 個人的な深読みでは、『喫煙家庭のうち、自分の子は陽性(≒高い値)が出るほどではないと”みくびっている”人たちに、その煙害の酷さを痛感させる👊』といったねらいがあるのでは?と思います。つまり、

ボーダーライン辺りの家庭のみ
/「自分はヘビーじゃないし影響及んでないよ」と高をくくっていた親

をターゲットとした、「これを機に禁煙しよう🚭」効果🏥

 

果たしてそれでよいのでしょうか・・・

 

 【高い陽性値が出るであろう環境の子】こそが(健康被害から護られるべき)…と思うのですが、上述したようにこの仕組みでは(検査に至らないので)施策による効果が及ばなさそう、と感じます😥

 はたまたその対極の、【自宅内では完全無煙】であるにも関わらず検査を受ける目的とは --- 家族以外の路上喫煙者等からの三次喫煙の影響が想像以上に多大であることを証明しようとしている?とか🥴

 色々、不可解な論理展開だと思いませんか?

 

《連想 - おまけの豆知識》

◆コチニンの方がニコチンの派生語/アナグラムだそうです
◆京都市に本社を置く電子部品等製造の大企業:ニチコン株式会社。どのような名前の略称なのでしょうか?
⇒日本コンデンサ工業。コンタクトレンズは関係ありません。では…
◆株式会社日本コンタクトレンズ という社名もありました。
⇒こちらも略称はニチコン。文字通り、コンタクトレンズの製造・販売を行っていた企業で、近年まで存在していました。
 

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