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レジ袋有料化施策の本質

 hotな話題の取り沙汰は避ける傾向にあるmy note📖
 流行にのる意志は無いので、あまりにも月並みな事案については、「何も当方が取り沙汰しなくても…🙄」という捉え方もありまして('◇')ゞ

 ただ、こうまで本質不在な説明や議論が溢れかえってくると、

さすがにこれは違和感持ちませんか?

と思わざるを得ない展開となります。

 

◆◈◆◈◆◈◆◈◆◈◆

 

事実部分の説明で画面を割くのは不本意なので極力簡潔に済ませたく思っています。
基礎情報をあまり詳しくご存知ない方には不親切な文脈で分かりにくかったりする点や、細部要件まで適確に明示すると膨大になるので端折る点、慣習の浸透状況に地域差がある点を考慮できていない点につき、どうかご容赦頂きたく思います🙇

 

 【レジ袋有料化】の理由として、『海洋プラスチックごみ問題』が筆頭に掲げられています。『マイクロプラスチック』がどうこう、といった、より専門的な深い要素への言及は、今般の【20200701施行】に際しては取り沙汰されている感はなく、海岸に打ち上げられた大量のペットボトルや海中を漂うレジ袋の実状映像・画像が各メディアでも示され、国民に納得させようと懸命です。

 

 「世界規模の課題に気付くきっかけにしていきたい」のだそうです🙄
でも、「プラごみが問題になっている」こと自体、もはや知らない人はいない、ですよね?それを〔課金〕というメソッドによって意識づけしようとする発想は私見として違和感です。

 だからこそ、本質思考に沿って、真っ当な捉え方ができる人にとっても納得のいく方針付けが必要なのですが、おかしな要件議論がチラホラしているようなので、記していこうと思いました。
 今回、(論説としては)纏まりが悪いこと、ご容赦願います🙏

 

◆政府の指導により、店は原則的に有料で販売しなければならない

◆ただし、【バイオマス素材(再生可能な動植物資源を原料としていて環境にやさしい)の配合量が25%以上】という規格条件を満たせばその限りではない=無料で配布”してもよい”/有料に”しなくてもよい”
※以下本稿内、当該『バイオマスレジ袋』と呼び、従来品を『ノーマルレジ袋』とします

◆『バイオマスレジ袋』は『ノーマルレジ袋』よりもはコスト高

◆牛丼店等の主要なチェーンの例では、商品の性質上(液体の飲食物や熱いものをイメージ)の理由もあり、『バイオマスレジ袋』無料配布にこだわって継続
⇒商品価格に含まれているもの、と解釈しておくべき🤔

 

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 多くの小売店を比較したり調査巡りしたわけではないので想像も含みますが、有料になるレジ袋は『ノーマルレジ袋』と『バイオマスレジ袋』のどちらなのでしょうね?

◆もし『ノーマルレジ袋』なのだとしたら◆
 袋代を払っているにもかかわらず、「何故『バイオマスレジ袋』級のものをもらえないのか」という不服感を抱きます😞
 (購入割合がかなり低く留まったとしても)客側目線で言えば『便乗商売』感も生まれ、それこそ問題意識があらぬ方向へと逸れてしまいかねません(;´Д`)
 (マイバッグが手元にない場面等、)スーパーやコンビニで、代金を支払って手に入れるレジ袋は『ノーマルレジ袋』で、製造コスト高の『バイオマスレジ袋』は上記の無料配布店筋で手に入る というチグハグ感も勃発🌋

◆もし『バイオマスレジ袋』だとしたら◆
 今回の規制施行に際して「有料に”しなくてもよい”」と例外措置を与える程の許容対象である地球にやさしいアイテムなわけで、政府の言う「気付くきっかけ」とのチグハグ感が生じます。
 『ノーマルレジ袋』を改良すればそれでよい、という論点になるのでは? という心象に近づきます。

 

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 エコバッグを使うことを促す、よりも、適切な廃棄処置の徹底を促すことの方に重みを置かなかった展開は、最も残念なところです。

 「もらうこと」や「使うこと」がよろしくない、とは本質不在の薄っぺらい見方にすぎないわけで、問題の所在を履き違えており、どこかの誰かが「自然界に捨てること」こそが撲滅すべき要件であることに意識が向かないことには、世界的海洋汚染問題の根っこはむしろ日本以外に由来することが大きいとの点を知った上でのはたらきかけとしての効果は弱いように感じざるを得ません😞

 それこそ、袋代というよりは、家庭ごみとして適切排出した以降に施されるべき「自然に悪影響とならないような処理」のコストとして、税金的に徴収する(負担する)感覚を根付かせる目論見に近づけてみてはどうでしょうか💡

 

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 あと、レジでの「確認会話」の煩わしさ増大が課題☝

『接客コスト』の大きさへの意識が弱い

と感じてしまいます。※余談ですが、当方は『無人コンビニ』の紹介報道の類に感心してしまうタイプではありませんので悪しからず('◇')ゞ

 

 既に有料化している店のレジで声掛けされる経験から、質問スタイルは画一化されていないようです。

主旨としては次のいずれかの2パターンに分類されますね。
◆袋、要りますか?
◆お持ちですか?

 エコバッグ等を用意していてもいなくても、慎重に、どちらの系統の質問であったか、きちんと聴かないことには、"Yes" or "No" 答えられないですよね?

 その意味でも「やや深い問答」をこなすことは、5円やそこらで『バイオマスレジ袋』代を徴収しないこと(上述の牛丼チェーン等と同様の方針)を選んだ方が、店側の総コストとしては安いのでは?とも思えるし、「いちいち答えなきゃなんない」煩わしさからお客さんを開放してあげられるとの効用もあります。

 この問答が、『世界環境問題への”気付き”の一つだ』とまで言われてしまったら…もう惨憺たる意識水準😨 ~日本人は当てはまらないと思います

 

 駆け足で提起しましたが、「ちゃんと考える」タイプにとって、到底『啓蒙』には繋がらないことが懸念されます。


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