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#旅エッセイ
帰国|暮らすように旅してみるニューヨーク編
帰る日、空港へはウーバーに迎えにきてもらった。ウーバー(UBER)とは、スマホでハイヤーを頼めるサービス。車内で会計をする必要も、行き先を告げる必要もないので、言葉ができなくても利用しやすい。
ニューヨークは、タクシーもたくさんあって便利だけど、ウーバーなら、さらにお安く移動できる。
ニューヨークの街を眺めながら、「うるさい街だったなぁ」と静かな車内で思った。
電車の中では音を出しながらゲームを
スモールトーク|暮らすように旅してみるニューヨーク編
「身の周りを好きなもの、心地よいもので固めたい」と思っていた時期があった(学生時代に読んだ黒川伊保子さんの本の影響だと思う)。
それから10年以上経った今思うのは、好きなものや心地よいものだけで固めたら、自分の想定内ですべてのことが完結してしまい、人生面白くないのではないかということだ。
人生は想定外があるから面白いと思うのは、年齢は重ねても、まだ気が若いからなのだろうか。
ところでニューヨーク
英語ができないメリット|暮らすように旅してみるニューヨーク編
英語ができないことでメリットもあるニューヨーク(アメリカ)は英語圏なので、暮らすように旅してみるには、ある程度、英語ができることが必須なのではないかという疑問をいただいた。
結論から言うと、答えはNo。英語(現地の言葉)ができなくても暮らすように旅することができる。
ただ、言葉ができた方が情報は取りやすいし、逆に言葉ができないことで、感覚が呼び起こされやすいという特徴はある。
言葉ができないと感
旅の醍醐味|暮らすように旅してみるニューヨーク編
旅の醍醐味は、日常から離れられること。
慣れた生活から出るということは、いつも会う人に会わなくていいし、いつも見る景色に鈍感になったり、いつも聞く言葉にうんざりしなくていい。
日常の居心地の良さから離れることで、ルーティーンから解放されて、自分の生きる機能が発動する感じ。
言葉に頼りすぎる日常をリセットし、言葉の世界から、感覚の世界へ。
旅のいいところは、普段使わない感覚を存分に使えるところ。言
ティファニーで昼食を|暮らすように旅してみるニューヨーク編
ニューヨークの五番街にはティファニーの本店がある。
その4階にはカフェがあり、40〜50ドルでブランチやランチをいただけるので、訪れてみた。
さて、ティファニーは、世界で初めて通信販売をしたことで知られているが、ダイヤモンドのカットにこだわっていることでも有名。
ラウンドブリリアントカットに6本の盾爪でダイヤモンドを支える「ティファニーセッティング」はかつて婚約指輪の代名詞だった。
母の婚約指
18の共通点。NYと大阪はだいたい同じ|暮らすように旅してみるニューヨーク編
ニューヨークは東京と比較されることが多いが、行ってみると大阪と似ているところが多い。以下、共通点を順に示したい。
共通点1:道がわかりやすい
ニューヨークは、南北が〇〇アヴェニュー、東西が○○ストリート。
大阪は、南北は○○筋、東西は○○通り。
御堂筋、谷町筋、堺筋、なにわ筋。千日前通り、本町通り、長堀通り。
方向音痴にはありがたすぎるわかりやすさ。
放射線状に道が広がるパリでは迷子になりまく
人生に悩んだ時に行きたい場所|暮らすように旅してみるニューヨーク編
「人生に悩んだら、海を見て自分のちっぽけさを知る」というのは、自分では結構いいアイデアだと思っていたのだけれど、ここへ来てその考えが変わった。
自然史博物館は、マンハッタンのセントラルパーク西側のアッパーウエストサイドにある。
海外に行くときは、その土地の自然史博物館に行く人も多いと思うが、ニューヨークの自然史博物館は規模感が違う。
映画『ナイトミュージアム』の舞台だったので知っている人も多い
NYの持ち家事情|暮らすように旅してみるニューヨーク編
ニューヨークといえば、ホームパーティー。ひょんなことからお招きいただいた。
アートクリエイターさんのご夫婦のお家はアートでいっぱい。
広いし、お庭に木があるのも素敵。季節のいい日は、バーベキューをして楽しむそう。
なぜかお風呂が4つもあった。3階建ならそんなものかな?
ニューヨークでは家を持つというのが一つの成功のステイタスのようで、不動産の取得はなかなか難しいらしい。
ニューヨークには新築は
幸せと成功の関係|暮らすように旅してみるニューヨーク編
「I won’t be happy till I’m as famous as God.(私は神よりも有名になる)」
と、初めてニューヨークを訪れた19歳のマドンナが宣言した場所、タイムズスクエア。
今回見たニューヨークの中でいちばんケバケバしい場所でもある。
めくるめく企業広告と電飾ディスプレーは「有名」の象徴のよう。
ニューヨークは「成功をめざす人が集まる場所」なんていうけれど、長年ニュー
偲ぶ|暮らすように旅してみるニューヨーク編
ニューヨークで、自由の女神的な観光地にはあまり興味がそそられなかったのだけれど、ここだけは来てみたかった、グラウンドゼロ。
この奥は奈落に崩れて行くような水のモニュメント。
落ちていく水、吸い込まれる風、崩れていく音。
これ以上ない底に吸い込まれる絶望的な作品は、ライブで感じてみてほしい。
その流れ落ちる水のモニュメントの周りには、故人の名前が彫られている。お誕生日にはお花が一輪添えらる。
図書館が好きな理由|暮らすように旅してみるニューヨーク編
図書館は、昔からずっと好きな場所。
小学生のときから、静かな図書室が好きで、そこにある本を読み尽くせば、地域の図書館を巡った。
中学にある大きな図書館も好きだった。小学生の頃ほど本を読まなくなったけど、罪と罰のような抽象度の高い本を読んだり、勉強したり、当時珍しかったパソコンを使いに通った。
大学には、もっと立派な図書館があった。書庫や、資料庫の湿気臭さと空気の重量感が好きだった。
大学院で
まだNYにしかない革新のスイーツ|暮らすように旅してみるニューヨーク編
クロワッサン屋さんのフューチャーな陳列。マンハッタンのロウアーイーストで発見。
ピンクの台に並んでるディスプレイから好みのパンを注文すると、奥のキッチンから持って来てくれるシステム。
天気がいいのでto goしてお外でランチにしようと注文。
クロワッサンの中にはクリームたっぷり。見た目以上の美味しさ。
甘すぎないけど、1つでお腹いっぱい。
パンチあるのは、お店だけではなく、商品もだった。
ここ
「ニューヨーク発」という最先端神話|暮らすように旅してみるニューヨーク編
ビッグサイズから、ヘルシー志向へ。
日本にいても感じるニューヨーク、というか、世界的な流れかもしれない。
日本にいると、「ニューヨーク発」というだけで、なんとなく魅力的な気がしてしまう。実際にその言葉で売れたりもする。
けれど、ウワベの情報に流されない聡明さを身に付けたい、なんて思うのは欲張りなのだろうか。この目で見たい欲望に狩られてしまう。
そういう意味でも、自由の女神に行くより、流行発信地
地に足をつける|暮らすように旅してみるニューヨーク編
素足や素手で直接大地に触れ、地面とつながることをアーシング( Earthing )というらしい。
電磁波や服の摩擦によって体に溜まっている電気を、地面に流して体のバランスを保つことができるそう。
その効果はわからないが、大地に腰をおろしたり、草や土を触ってみたりすると、「繋がってるんだな」と、旅の孤独な気持ちから解放される。
大地に触れるのはきっと良いことなんだと思う。
グラついて精神的に地に