ティファニーで昼食を|暮らすように旅してみるニューヨーク編
ニューヨークの五番街にはティファニーの本店がある。
その4階にはカフェがあり、40〜50ドルでブランチやランチをいただけるので、訪れてみた。
さて、ティファニーは、世界で初めて通信販売をしたことで知られているが、ダイヤモンドのカットにこだわっていることでも有名。
ラウンドブリリアントカットに6本の盾爪でダイヤモンドを支える「ティファニーセッティング」はかつて婚約指輪の代名詞だった。
母の婚約指輪も例に漏れず、ザ・盾爪のダイヤモンドリング。(形見として譲り受けたものの、とても着けられないので今となってはリメイクするしかない。)
カルティエのような厳かな輝きではなく、きらめく華やかな輝き。
それが、ティファニーの表現。
このダイヤモンドを輝かせることへのこだわりが、ティファニーを有名なジュエラーにしたのだろうかと想像する。
では、わたしは自分の仕事で何をこだわり、何を表現しているのだろう。
少なくとも7年前のわたしは、ハイヒールに足を突っ込み、満員電車で揺られながら、次の休みまでの日数を指折り数え、息苦しさを感じながら仕事をしていた。
今との違いは何だろうと考えると、周りを気にして自分を薄める生き方から、等身大の自分で生きられるようになったこと。
いいところも悪いところも含めて自分なのだと受け入れられるようになった。
おかげで、会社員時代よりも自分を表現できるようになったことを感じる。
自分を表現できないことは、ストレスに違いない。
気持ちが伝えられなくて子どもが癇癪を起こすように。
わたしの今の仕事の表現の仕方は、考えてアイデアを出すこと、話すこと、書くことが主。
そしてどんな仕事にも通じるわたしのこだわりは、わたしの関わる商品やサービスに触れた人の心が解放されて、本来の豊かさを取り戻すきっかけを作りたいということ。
食も美容も健康も、小売も通販も店舗展開もすべてそう。
だから、ただ売りたいだけのマーケティングには関わらないし、自分が認めらることや儲けることを優先する経営者のお手伝いもしない。
そうやって選択する強さをこの7年間で身につけたのかな、と考えたティファニーの昼食。少しは大人になれたかな。
↑訪れたのはこちら。五番街のティファニー本店です。
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