- 運営しているクリエイター
2024年4月の記事一覧
ACT.103『兄弟を探して』
戻り道
再び、小淵沢小学校から小淵沢駅への道を戻っていく。
山々と高原の清涼感を感じてやってきたあの険しい坂を、次は再び上りになるヶ所もあれば下りになるヶ所もある…と、山々の高低差。そしてうねりの激しい道を移動していく。
折角「蒸気機関車を探しに」と頂いたマップであったが、強く吹き付ける風の中で壊れてしまっては使い物にならない。
残念ではあるが、ここは端末の地図アプリの表示に従って移動し
ACT.102『山々の清涼』
少しだけの身延線
列車の時間に間に合わせた身延線の乗車は、無事に間に合いそうだ。
南甲府駅まで走り気味に向かって列車を繋ぎ止め、そのまま再び甲府に戻る。昨日と今日だけで、どれだけ甲府と山梨の地点を往復しているのだろうか。数えたらキリがない気持ちにさせられる。
少し早めに戻ってきた矢先に、313系電車が留置線に待機しているのを発見した。
中間車両を挟んでいるこの編成は、夕方・朝ラッシュの一
ACT.101『障壁!?』
アルプスの朝を出て
ファミリーマートでの菓子パン朝食を食べ終え、そろそろかとバスの乗車に向かって笛吹市を再び歩き出す。
来た道を戻って、早くなってしまうが甲府への後戻りだ。滞在時間は1時間にもならなかった感じではあるが、自分感想としては
「こんな綺麗な場所にバス1本で来れたのだから良い成果であった」
というモノだろうか。
バスの時間にも大きく余裕が取れたので、個人的には満足して甲府に戻る気
ACT.100『アルプスの麓で暮らす姿』
目覚めの先
宿泊した2階の自室では、宿泊客が少ない事を良い事にして?アラームを設定してから就寝した。
しかし、アラームを設定し布団を被っていても宿横すぐの中央本線を列車が行くのがよくわかる。旅客列車が終わっても、貨物列車に終わりの時間はない。かつてはそうした時間に、東京と日本各地を結寝台列車が走行していた。しかしそうした鉄道が1夜をかけて走行する時代は静かに終焉を迎え、荷物を満載した列車が闇
ACT.99『至福の一夜を』
予約温泉へ
宿は2階建ての一軒家のようになっている。
しかし、じっくり見るとそこは旅館のようになっており、スタッフの方によるとかつては民宿として活用されていたのだとか。なるほど。どうりで建物が広大に感じられる訳だ。
スタッフの方と少しだけ、フリースペースで語る時間を過ごした。冷蔵庫からメロンソーダの缶飲料を取り出して購入。
スタッフの方がこの日は両親を連れて宿に宿泊しており、御家族と一緒
ACT.98『楽園を目指して』
甲府で春を感じる
甲府の駅に到着し、しばらくの時間を過ごした。
普段なら宿に向かうまでの時間は車両を撮影したり地元の駅周辺をグルグル回ったり。そして列車の本数の都合があれば下車印の収集をしてから向かったり…と多岐に用事を挟んでから宿泊先に向かうのだが今回は異なった。
『宿に向かう事を目的』
にしている以上、滅茶苦茶早い体勢で宿に向かう準備を整えたのだ。
として、写真は夕食に食べた『ほうとう
ACT.97『光彩享受』
憩いの客車と公園と
子連れの男性訪問客が公園に来ただけで、入山瀬の駅付近公園は静かである。
自分はそうした場所で余生を暮らす保存車たちが大好きだから、むしろこの環境の方が良いし車両が地域に深く根ざしている感触を大きく得られて楽しい。
マンガを客車内で読んでいる男子以外は客車の外に出て、公園に設置された遊具で遊んでいる。蒸気機関車の存在、客車の佇まいには目も暮れんというのか。持ち込んだボール
ACT.96『雨中進軍?』
現状を踏まえて〜気楽な幕鑑賞〜
雨の影響は、相当大きいのだという事は富士に近づく中でなんとなく予想がついてきた。
しかし、そうした中で富士方面を富士宮までの交通は確保されているらしい。取り敢えず、身延線に乗車していこう。
到着した時、富士で折り返して甲府に向かう予定であった列車は『富士宮行き』となり、とにかくまずは『進める段階』まで列車を走らせようといった感覚を受けた。
こちらもそこに倣
ACT.95『歌に沿る序章』
雨天の中を
外は降り頻る雨の中であった。
そうした中で、我が家を準備した荷物を確認し、JRは太秦駅に向かう為に我が家を発つ。既に妹は新年度を迎える寸前に上京し、我が家には自分1人が母と暮らしているから少し切ない時間が流れる。
「あんた、傘。折角やし要らんかったら置いてきぃな。」
母の気遣いを受けて京都を後にする。
「行ってくるわ!!」
陽も上がらず、雨で冷えた道を。水たまりのできたアスファル
ACT.94『イントロ』
覚えてますか…?原点への回帰
この連載の最初…は、長崎への旅路にて始まったものであった。
何か旅連載的なモノを残せたら。そうして始まった中で、自分の中でご当地に因んだ事をしてみたい…と。
そうした中で、自分が目を付けたのが丁度開催に向かって足並みを弾ませていたセンバツ高校野球。
センバツでは全国47都道府県は揃わないものの、龍谷大平安・京都国際・京都外大西…と名門校が駒を進め、春真っ盛り
ACT.93『終章』
網目の中で
南北線で最後の足掻きとして真駒内からやってくる電車を撮影している自分。
しかし、タイムリミットは刻一刻と迫っている…にも関わらず、自分の理想とする写真が撮影できない苦しみと戦っていた。自分が課した事なのに、それを達成できない焦燥感が、ただただ自分を焦らせていた。
なんだろう、神様が何処かに居るとしたら
「ギリギリまでこんな所に残らず、大人しく帰る準備をしなさい」
というメッセー
ACT.92『特急街道から出て〜最後の函館本線〜』
空席だらけの列車
乗車して、少し驚いてしまった。
観光列車、キハ261系5000番台…ラベンダー編成。この編成は夏季ラベンダーシーズンには車両運用を調整し、函館本線と富良野線を直通運転する臨時特急であるフラノラベンダーエクスプレスに充当されている。
ラベンダーシーズンともあり、乗車している乗客は多いのかとフリースペースに入ったが、予想以上の空席で拍子抜けしてしまった。観光特急としての知名度
ACT.91『2つの観光列車』
滝川到着
旭川から速攻で移動し、そのまま函館本線は滝川に到着した。
この駅では、北海道を周遊中の観光列車・『ロイヤルエクスプレス』が方向転換の為に『機回し』をする駅なのである。
旭川から特急/ライラックですぐに向かったが、まだ列車は停車しているようであった。
珍しい列車の入線とあってか、滝川駅では駅員による撮影への注意喚起放送を流すなど少し賑やかな雰囲気になっていた。
早速、その観光列
ACT.90『追いかけの人』
小さな鉄道
苫小牧駅に向かって駅に向かう中心、大通りを歩いていると何やら公園に蒸気機関車が居るのを発見した。近くには看板も設置されている。
『王子製紙 軽便鉄道』
と記されていた。そういえば近くに工場があったっけか。昨夜深夜に運転所付近を歩いていた際にも、製紙工場らしき建築物や煙突の立ち並ぶ姿を見たような記憶が残っている。
最初、この機関車と客車に関しては何気なくの撮影で記録に打ち込んだが、