<実話>まっすぐ続く一本道を、どこまでもまっすぐ進もうと、友と約束した9歳の夏。
<はじめに>
筆者がアメリカに住み着いて、実に13年の月日が流れた。今となっては、渡米以前に抱いていた不安や、冒険心は落ち着きをみせ、一人の大人としての責任、仕事、アメリカ人の妻、様々なものに囲まれ、衣食住の安定を最優先に、日々を送っている。
そんな筆者が客観的に、なぜ自分が今、この様な人生を歩んでいるのかを考えた時、切っても切り離せない夏の思い出がある。小学校3年生の夏。冒険心、未知への好奇心。あの夏が、筆者の人生を、その後続く大冒険に駆り出させたのは、言うまでもない。