然有琉 湊(さあり みなと)

人生に震える僕の心臓の音を綴っておきます。 2人なら怖くないでしょ? . . . Tw…

然有琉 湊(さあり みなと)

人生に震える僕の心臓の音を綴っておきます。 2人なら怖くないでしょ? . . . Twitterの紹介文も併せて読むと2度おいしいよ。おいしくなかったらごめんね。

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最近の記事

私はペットボトルの蓋より価値ないですか。そうですか。

何もできなくて 何もしたくなくて 今日は、ペットボトルの蓋を回して 一つの四角になるのを眺めていた。 机の上でくるくる回って いつかどっかに飛んで行っちゃうのを また拾って回し続けた。 時には 命耐えるようにパタンと倒れて 勝手に悲しくなっていた。 それ以外は何も。 何も、しなかった。 あの、つかぬ事をお聞きしますが、 こういう生き方でもいいですか? 生きてていいですか? つかぬ事ではないですか。そうですか。 ペットボトルの蓋と私の命は つながりがあるらしい。

    • 溶けだしたカサブランカ

      私が憧れたのはそれじゃない 私が憧れたのは 純粋な愛で俗的な愛じゃない 性的で社会的な酸いと甘いを噛み分ける愛じゃない 軽やかに甘いみるく飴みたいな愛がほしいの 想像は超えないけど、どきどきして 行動しなくても、もたらされるの 私が憧れたのはそれじゃない しらないしらない こんなのはいらない こんな世界は嫌 不知火に導かれて海へ沈んだ。 カサブランカが赤く燃えた。 然有琉 湊(さあり みなと)

      • さいコロの出目。

        この世界は確率論だよ。 これだけ聞くと 心に静かにささって抜けない重りになる。 だから 続きをつけた。 この世界は確率論だよ。 でもね、1つ言えるのは 私たちには、その確率を100%にするという確率も存在するということ。 まだ希望はあるよ。 然有琉 湊(さあり みなと)

        • 撃たれる覚悟はないけど、銃は乱射したいです。

          18歳。女。 私がナニものかは少なくとも私は知らない。 映画なら誰かのモブキャラにでもなれたか。 それとも通行人Gくらいにはなれたか。 そんな個性はあれど、パッとはしない女。それが私。 今日もいつも通りいつもの電車でいつものように妄想していた。 私がここで銃を乱射したらどうなるんだろうって。 別にナイフでもバットでも武器はなんでもいいんだけどさ。 今日は銃の気分だった。 だれも誰一人として私がこんな妄想をしてるとは気づかないし、 そもそもこんな妄想が近くにあることを想

        私はペットボトルの蓋より価値ないですか。そうですか。

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        • 夏々しい(なつかしい)
          0本
        • 迷いと矛盾を踏みしめる。
          8本
        • 0本

        記事

          AED

          貴方には エンドロールはまだ早い。 だから 生きて、 生きて、 生きてほしい… 明日は 笑顔になれるから どんなに今日が辛くても まだ、 まだ、 消えないで… 新しい時代には 英雄気どりの君がいるの だから!!! 今 今すぐ 目を覚ましてよ。 然有琉 湊(さあり みなと)

          無くなるということ。

          鹿が鳴けば 秋が来たということ。 それは、柿が熟すということ。 それは、山が衣を着るということ。 そして、夏がなくなったということ。 君が泣けば 飽きがきたということ。 それは、苛立ちが積もったということ。 それは、終わりが近いということ。 そして、僕の心がそこにはもうないということ。 君の心の動きに揺れ動かなくなったということで だから、泣かせることをしたということ。 蝉が鳴けば 夏が来たということ。 それは、消えたはずの夏が来たということ。 それは、うだるような暑さが

          無くなるということ。

          緊急非常用ボタンを押し続けたのに、

          押した。 しばらく押してみた。 毎日。毎日。 許された自由時間に押してみた。 だけど、 だれも来なかったんだ。 私の緊急事態は当たり前になったらしくて、 だれも気にも留めてないんだ。 オオカミ少女じゃないんだけどな。 辛いんだけど、 何も変わらないな。 あ、1つだけ変わったか。 私もうそこにはいないんだよね。 然有琉 湊(さあり みなと)

          緊急非常用ボタンを押し続けたのに、

          大人のスタートライン一歩前。

          僕はできるだろうか。 指先は白に染まっていた。 僕より足の速い奴なんてたくさんいるし。 全国大会なんて夢のまた夢。 県大会ですら厳しい。 グラウンドに汗を滲ませても何一つ爪痕なんて残らない。 真っ白なグランドの上で僕は何もできない。 そんなことはわかってる。 だからそんなことを悩んでいるわけじゃない。 美談として語るには何もない青春を 黒板に石灰を滲ませて語れるかを悩んでるんだ。 なんでもない日常が誰かを育むだろうか。 どうなるかわからないけど 今はまだ走りた

          大人のスタートライン一歩前。

          0g

          その重さは0gです。 それっていう必要あるか? ふつうはないよね。 重さのないものってこの世にないもの。 じゃあなんで言ってるのか。 ふつうじゃないからだよね。 組み替えればわかる。 読み替えればわかる。 見方の問題。 然有琉 湊(さあり みなと) <あととがきー< 「0g」の読み方が「ゼログラム」限らない。 テーマ:アナグラム 0は穴に見えるでしょ?

          出汁がうまいんだよ。

          ”私はこんなだし。” ”僕はこうだし。” ”だから私は駄目”だなんて 言わなくていいんだよ。 誰でも弱い部分はある。 嘆きたくなるような駄目な部分はある。 でも、それってその人の本質だと思う。 君が吐いてる自分への悪口は君の旨味を増すと思うんだ。 「私こんなだし出汁、僕はこうだし出汁。」ってね。 何かに感動して 何かを恐れて 心が熱くなって湧き上がって 灰汁が溢れ出て 澄んだ出汁はその先にある。 吐き出した蔑みの後の その涙を忘れちゃいけないよ。 貴方の大事な出

          出汁がうまいんだよ。

          忘れたわ。

          ごめん。 謝られている。 ん? どういうこと? ごめん。 今までごめん。傷つけてばっかりで、 なんのこと? え、いやだって昨日も、今日の朝だって ごめん何のことかわからない。 忘れた。 てか、この荷物もってくれない? たくさん買いすぎたんだよね。 君は3つのうち2つ持ってくれた。 忘れてないけど、忘れたよ。 今日のご飯は何にするの? 今日はすき焼きかな。 然有琉 湊(さあり みなと)

          受け継ぐって意味はこんなくらいだよね。たぶん。

          君のことを分かったふりをしてごめんね。 だけど、ちゃんとわかってるよ この世界に今まで存在した「平和になりますように」の願いは ちゃんとみんなここにあるよ 分かったつもりでごめんね だけどちゃんと伝わってるよ 僕は誰かに受け継いでもらわなくてもいいようにするから 安心してて。 やって見せる。 然有琉 湊(さあり みなと)

          受け継ぐって意味はこんなくらいだよね。たぶん。

          君と僕は静かにすれ違う。

          おはよう。 学校に行けば1人か2人、運がいいと3人くらいはそう言える人がいる。 運がよければって時点で友達は怪しいから たぶん友達はこの300人の中で1人か2人なんだろう。 毎朝この光景を繰り返して つまらないなんて言うほどじゃないくらいの穏やかな日常を眺める。 自分と1人か2人くらいの友達。合わせて3人。 3人除けば、残りの297人、つまり残り99%は大して仲良くない人って事。 その中を生きているって考えると 周りが敵に見えて仕方がないだろうし、 実際仕方がなかった。

          君と僕は静かにすれ違う。

          君と付き合いたいがために。

          君と付き合いたいがために 生まれた嘘1つ。 僕はすごいんだぞって嘘。 1人、2人、3人 その嘘を信じてる人が増えていって とても1つの嘘のもつ重みじゃなくなった。 君と付き合いたいがために使った眠りの魔法1つ。 本当の僕を起こしてくれる誰かを待ってる。 然有琉 湊(さあり みなと)

          君と付き合いたいがために。

          明かりはつけないで、

          照らせば分かることばかりじゃなくて 暗闇で光るものだってあるのに 照らしたらむしろ消えてしまうのに なんで全部明るみにさらそうとするの? 然有琉 湊(さあり みなと)

          明かりはつけないで、

          七日間戦争

          蝉時雨の切れ端は幾重にも重なって ひとつの線を描いて ひと夏の思い出に命の重みをのせた。 坊主たちの戦いのサイレンも 心臓の計りの悲痛な音も それを真似た。 ある夏の日のことだった。 君と僕の話もそうだった。 然有琉 湊(さあり みなと) <あととがきー< 忘れられないあの日は夏らしい日だった。