茶ぶどう

【フォローバックはしません】 聖闘士星矢再燃組。無印のマンガにこだわり気味。アクエリア…

茶ぶどう

【フォローバックはしません】 聖闘士星矢再燃組。無印のマンガにこだわり気味。アクエリアスのカミュとアリエスのムウを愛する。 本は洋書を含め年間100冊前後読む。元英語科教員。クリスチャン。聖と俗の交差点。

マガジン

  • 茶ぶどう 人生のネタバレ

    私の来し方やら日々の雑感やら猫やら。ほかのカテゴリに入らないもの

  • 茶ぶどうの本まわり

    洋書を含む読書記録、本について。英語関係もこちら。(一応英検1級)

  • 音楽と歌詞

    聖歌、讃美歌、アニソン、クラシック、J-Popと謎のラインナップ。聖歌隊ではアルトでした。

  • 旅行記

    きれいな水辺が好きです。素足を浸しに行きます。車なしの一人旅。

  • 聖闘士星矢オタクの叫び

    車田正美「聖闘士星矢」を大人になって読み返したらめたくたおもろかった。わが師カミュの謎を追う長文など。カミュ・氷河・アイザックのシベリア修業時代の日常を妄想するシリーズを細々連載中。

最近の記事

  • 固定された記事

宝瓶宮で何が起こっていたのか? カミュ本人が語らない「真意」を妄想する

「聖闘士星矢」を読み直して気づいたのは、アクエリアスのカミュの言動の真意は周りの人が後から解釈するものばかりで、ご本人はほとんど何も言ってないな、ということだった。本人の言葉・モノローグからは「氷河が大事」ということしか伝わってこない。   「氷河…わたしはな…いや…もはやなにもいうまい」(JC⑪ p115) 私はここがすごく好きである。作中で最もカミュらしいセリフはこれではないだろうか。   カミュは決して無口キャラではない。宝瓶宮では途中から氷河はほぼ無意識状態のだんまり

    • 5カ月でやめた職場のこと 退社までの日々

      2019年。渋谷の小さい編集会社にて。 パートとして緩めにやっていって、仕事が面白くなれば……と思っていたが、厳しいままだった。 「頭の中でヘンな化学反応が起こって、望まれるやり方でできない。忘却と不注意と誤解と思い込みが渾然一体となって大小さまざまなミスをうんでる。」 「ずっと、自分の手元で管理できる仕事しかしてこなかった。人と協同で一つの物を作っていったりしたことがない。だから、ピンとこないの。仕事の進め方が。」   パートになって楽になったが、今後ずっとこの会社でがんば

      • 5カ月でやめた職場のこと 入社~パートになるまで

        教員を2019年3月にやめて、4月に初の転職を体験した。 ※長いし愚痴だらけだよ アルバイトに応募したのに2018年末は多少就職活動の準備?めいたことをしたが、希望の出版社にはお断りされ、まあそんなすぐフルに働けなくても、と英語系ライターのアルバイトに応募したのが2019年1月。数日で面接の連絡が来た。   渋谷の奥のほう、雑居ビル内。主に英語試験対策の教材制作をする会社だった。 狭ーい、ギリギリ4人しか座れない部屋。まずは英語の試験。そして社長との面接、約1時間。私よりむ

        • 読書ジャンルの変遷

          読書録を割と長い間つけている方ならきっと楽しめる遊び。 自分の読書ジャンルの変遷を追う。 これをしてみたい。 (※注 本人しか楽しくないです)   中高時代:ファンタジーからの出発1998年、中学を卒業する年に読書録をつけ始めた。そのころの読書リストを見ると、9割海外のジュブナイル・ファンタジー。 図書館ではドイツ文学の棚ばかり見ていた。ミヒャエル・エンデのせいである。読書録の記念すべき第一冊も『モモ』だった。 近くにあったヨースタイン・ゴルデルもだいぶ読んだ。『カードミス

        • 固定された記事

        宝瓶宮で何が起こっていたのか? カミュ本人が語らない「真意」を妄想する

        マガジン

        • 茶ぶどう 人生のネタバレ
          62本
        • 茶ぶどうの本まわり
          43本
        • 音楽と歌詞
          21本
        • 旅行記
          17本
        • 聖闘士星矢オタクの叫び
          36本
        • マンガ(聖闘士星矢以外の)
          7本

        記事

          Prince of Denmarkマーチ

          好きな曲。 卒業式の曲だったんだよね。私の勤務校のね。   卒業生入場の際、音楽の先生がオルガンでずーっと弾いていてくれた。 1学年200人が、間をたっぷり(1メートル50センチくらい?)取りながら、2本の通路で、2人ずつチャペルに入場した。 私立ってすごいな、と初めて見たとき思った。 一人ひとり、家族がゆっくり顔を見て撮影できるくらいなんだ。 一人ひとりを大事にする、という学校の方針が、時間のかかる入場の様子にはっきり表れていた。   先生はゆうに10分以上、オルガンを弾い

          Prince of Denmarkマーチ

          冬の四万湖(舟の上に生涯を浮かべずとも)

          前回、「冬は水辺遊びしにくいが、温泉につかって本を読むだけののんびり旅行もよいではないか」と言った。 あれはウソだ。 ウソ、というか最初はそのつもりだった。 ところが、調べてみると四万湖で冬カヌーができるという。 冒険のにおい。即予約した。 素泊まりの朝6:45起床。朝風呂へ。当然のように貸切の露天風呂を堪能する。 朝ごはんは ・あすなろの自家製プリン ・ブルガリアヨーグルト ・おにぎり バスに乗って鐘寿館を出発。本当にお世話になりました。ラッキーちゃん朝会えなかったけ

          冬の四万湖(舟の上に生涯を浮かべずとも)

          四万温泉冬の陣(漂泊の思ひやまず)

          冬になるとやや旅行熱が下がる。寒いし、水辺遊びもしにくい。 でもそろそろ久々に出かけたい……と思って2月頭に休みを取った。 いいじゃないか、何もしなくたって。温泉に行こう。温泉と読書。これで決まりだ。  (↓前回の旅行 10月末↓) なじみのある四万温泉に行くことにした。 春と夏に何回か訪れたことがあるが、真冬は初だ。雪かも。いいじゃないかそれも。   JRとお宿のセットを予約したら、出発が上野9時とかでだいぶゆっくりになった。 (普段はなるべく長く現地に滞在したいのでわ

          四万温泉冬の陣(漂泊の思ひやまず)

          私のとある一週間(仕事の日・出社後編)

          (朝編はこちら↓) 9時過ぎに到着すると、だいたい2~3人はいらっしゃる。私が一番なのは年に1、2回あるかないか。 席につくやいなやタイムカードを(スマホ上で)切る。 人によるが私の場合、9時半~18時半が定時である。   朝のお当番新人5人で回す朝の当番は私は火曜日担当。(派遣から契約社員になったのが2年前) ・モニター類、換気扇類のスイッチオン ・会議室の新聞を交換 ・倉庫から冷蔵庫に飲み物を入れる ・ポットのお湯・コーヒーメイカーの水を補充 ・ウォーターサーバーの水

          私のとある一週間(仕事の日・出社後編)

          1クール13話の「大氷原の小さな家」を妄想する⑨ 第8話

          お久しぶりです。細々と続いております。 会話を楽しんじゃうから長くなるんだな。いくらでも書けそうだもんな。   ※『聖闘士星矢』の二次創作 ※小説ではありません。筆者の脳内アニメです。頭のおかしいオタクの妄言が好きな人向け ※↓↓この続き 【受け継がれる聖衣】 「聖闘士とは何か? ――アイザック」 「アテナを助け、地上の平和を守る特別な戦士です」 「特別とは? どう特別なのだ? ――氷河」 「聖衣(クロス)を着て、小宇宙(コスモ)を燃やして戦います」 「そうか。お前たちが手

          1クール13話の「大氷原の小さな家」を妄想する⑨ 第8話

          私のとある一週間(仕事の日・朝編)

          なぜかルーティーンを書き始めてしまった。 どこの馬の骨とも知れないアラフォーの生活だが、一部ではお楽しみいただいている(?)ようで何より。 6:40起床・洗面台起床、洗顔~食事・化粧は日曜日と同じ。 髪はだいたいボブかショートなのだが、数年前からヘアアイロンを使うようになった。 私は長いこと、ヘアアイロンなんてものを使うのはよほどお洒落な人なのだろうと思っていた。自分は絶対そんな人種ではないし、朝そんな時間もないしで、ヘアアイロンと無縁の人生を送り切る予定であった。 しか

          私のとある一週間(仕事の日・朝編)

          思いがけず戸隠へ

          2018年8月。 もう来年は教員をやめてやるんだぜ、という先取りの解放感とともに黒姫を訪れた茶ぶどうは、勢い余って追加の1泊、一路戸隠へ向かった―   (↓黒姫↓) 戸隠奥社の参道で東京並みに蒸し暑い長野駅からバスで出発。夏休みらしい青空が広がる。 「自由! 私は自由!」とニマニマしているうちに、戸隠中社に到着。急遽宿泊を決めた「ペンションあぜりあ」のおじいさんが大きい荷物だけ預かってくださり、身軽に散策を開始。まずは中社。 くまざさソフトクリームなるものを食した後、鳥居

          思いがけず戸隠へ

          長野・黒姫へ

          2018年8月。 もう来年は教員をやめてやるんだぜ、という先取りの解放感とともに茶ぶどうは上野を出発した。 向かうは長野、黒姫高原。 1泊2日の目的は、黒姫童話館。 ミヒャエル・エンデの常設展がある。 『エンデのメモ箱』をおとも本に、さあ行こう。 黒姫童話館新幹線で長野へ。そこからしなの鉄道。電車のドアは手で開ける式だった。 列車は山を登っていく。木々の間を走り、黒姫に到着。 駅には宿泊する「ペンションもぐ」のご主人が迎えに来てくださった。 ペンションへ向かう道々、霧が濃く

          長野・黒姫へ

          私の一週間(日曜日)

          突然ですが私の日々のルーティーンを記録していきます。(本当に突然) 書いてみたらけっこう……清潔感ないな私……むしろ野蛮…… きれい好きできちんとしてる方が見たら「うぇぇっ」ってなると思うので、おススメしません。 暇で暇で仕方ないとか、「こんなヤツがこの世には生息しているのか」と面白がれる方向け。   私の一週間は日曜日から始まる。たとえ月曜始まりのカレンダーを使っていたとしても。口では「土日」とか言っていたとしても。   日曜 午前の部7:30起床。頭用テントからしゅるっ

          私の一週間(日曜日)

          好きな貴族 佐藤氏

          好きな貴族は誰ですか。私は佐藤天彦です。 え、将棋の佐藤天彦九段をご存じない? 名人3期、現A級のトップ棋士ですよ?   (※以下、いち観る将の勝手な感想にすぎませんのでお含みおきください) (※ファン歴は決して長くないです ニワカと言ってもいい いじめないでください) (※マガジン収録や他SNSでの引用等による拡散を望んでいません。  ひっそり書きたい 頼む誰も「発見」しないでくれ) 名前が圧倒的にいい佐藤天彦。 もう名前からして「優勝」してません? どこからも文句の出な

          好きな貴族 佐藤氏

          いつか習いたいのはチェンバロ

          古いものが好き、という傾向がnoteを書きながらよりはっきり自覚できたのですが、憧れている習い事はチェンバロです。   ピアノを習っていたとき、あるソナチネを弾いたら先生が「あなたの弾き方はチェンバロっぽい」と言ったんですね。それが初めて耳にした「チェンバロ」という言葉だった気がします。 まあカタカタパタパタ弾いてて下手だったわけですが、それは誉め言葉っぽかった(少なくともその場では)。 その曲は元々チェンバロの時代のものだったそう。 (↓↓ピアノの先生に習ったこと(違)↓

          いつか習いたいのはチェンバロ

          夢の大伽藍へ―川野芽生と山尾悠子

          「読んでいる本がつながる」現象は、本好きの方なら何度となく経験してきていると思う。今回は、「幻想文学」の作家さんがたのお話しをしたい。 夢から夢へ渡り歩くような作品たちでもあり、私の文章も普段よりよほど意味不明になっているが、それでもよろしければどうぞ。   ↓↓もう少し現実的な?文学でつながったお話し↓↓ ※断り書き※ 以下、作家は敬称略、「さん」をつけていません。これは文学部流?の敬意の表し方なのでお含みおきください。 かつて院でシェイクスピアの翻訳者に「さん」をつけて

          夢の大伽藍へ―川野芽生と山尾悠子