猫暮てねこの創作暮らし

2024/1~ Webライター|気楽にぐーたらけいぞくちゅう🐈|『文字生生物』を目指す…

猫暮てねこの創作暮らし

2024/1~ Webライター|気楽にぐーたらけいぞくちゅう🐈|『文字生生物』を目指す人|エッセイと小説書く人|年間200冊読みたい人|TOP記事はランダム| note創作大賞2024作品執筆中✨|読書アカウント➡https://note.com/necogura_book/

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    「恥の多い人生を書いてまいりました」 20才の文章ジャーニー。: 書き始めて3ヶ月。note育ちのライターが綴るへいへいぼんぼんなエッセイ集 (猫暮てねこ)

    猫暮てねこ

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  • 【みんなで創る】クロサキナオの運営マガジン

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    猫暮のnoteを引用してくださった記事一覧です! 感謝の気持ちでいっぱい🐈

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小説:河川敷と、タバコと、瑠璃色と。第7話

前回 7.神崎宗助と和泉真菜  綱島駅から一時間ほど乗り継いで降り立った上野駅。  じりじりと焼けつくような暑さの中、黄緑色の葉を通した日差しがアスファルトを照りつける。はるかにごったがえす人口密度と鶴見川の川幅ほどに広がった通りが四方に伸びている。公園改札を出てまっすぐと進むと、緑地じみた敷地に、自然と同化したような風貌の屋敷が現れる。口コミで話題のカフェテリア、その優待券が2枚ぼくの手元に握られていた。頭上を覆う葉の形が引き延ばされ、まばらな影が頼りなさげな紙切れに投

    • 私は「もの隠し」のプロ

      起き抜け一番にまず探さなければならないものはなんだ。 そう、眼鏡だ。 それが無ければ私は実質的に行動不能に追い込まれる。だから前日、「いつもの場所」に眼鏡が置けていると確認して眠りにつく。いつもの場所は、ベッドサイドの本棚の上。そこが定位置と決まっている。 これこそが私のルーティーンに違いなかった。 ・・・ カーテンの隙間から日の光が差し込み、私の横顔を照らす。 ぼんやりとした世界の中で、確かに朝の到来を感じる。 徐々に意識が覚醒していき、やっと目が開けられる。 何

      • 韓国のりノリノリinドン・キホーテ

        じょいまんみたいなノリから始まるこのノリノリの海苔物語。 夜の民の御用達ならぬ御用観光大使ことドン・キホーテ。 深夜の二時でも遠慮なくきらめいてるネオンライトに吸い寄せられた猫暮。レジ前に平積みされていた大量のある商品にくぎ付け。 そう。韓国のりである。 8*12=計96枚の超格安韓国のり。 お値段はたったの995円(税込み) 韓国のりといえばちょっと豪勢な海苔だ。 猫暮が海苔マニアかと聞かれればそうでもない。ただ、子供時代に経験した弾圧の重き歴史が私の双肩に重くノ

        • 『あれ?今日はなんかしっくり書けない』デー!

          日記を書いたり。 物語を書いたり。 文章を書いたり。 そんな感じで今日は過ごしてみた。 でもどれも、しっくりこない。 こんな時、文章と対話するだけじゃダメなのかしら。 書いては下書き送り。 書いては下書き送り。 書いては、やっぱり下書き送り。 うーむ…。 どうにも今日の文章はイマイチ締まらない? あれかな、完成度を求めてるのかな? それとも、自分の書きたいように書けていない? どれもピンとこない。 どうしちゃったんでしょう今日は。 …確かに、書くことに対して意識

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        小説:河川敷と、タバコと、瑠璃色と。第7話

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          ひつじのU君。真相編

          ひつじのU君襲来から早1時間が経過した。 「病める人のための休憩所」こと、私たちの待機する待合室では未だざわめきが治まらずにいる。 「これって、運営にあげたほうがいいのかしら…」 当事者の一人がそんな疑問を口にする。 実をいうと、この待合室は放任された場所ではなくしっかりと管理している運営がいる。 病める心を癒すという名目上、様々な問題を抱える人々が入り乱れることも珍しくない。だからこそ、時にコミュニケーションの軋轢を起こってしまうし、余裕のない当事者同士でケンカが

          ひつじのU君。真相編

          ひつじのU君。

          「やあ、みんな、こんにちは!」 屋根を打つ雨音が響く待合室にたむろしていた人間たちは、一瞬でその姿に目を奪われた。 奇妙な裏声をあげたその主は、自動で開閉するドアを破壊しながら突入してきたわけでも、緊迫した表情を浮かべているわけでもなく、ただ、のそりと待合室に入ってきた。 その姿は、なぜかひつじの着ぐるみで覆われている。 ひつじのショーンのようにカートゥーン調でのっぺりとした愛くるしいデフォルメボディ。黒と白の単色ツートーンカラーだけで構成されている着ぐるみはびっちょ

          漫才作ってみた。「略すな」

          この前ちょろっと『誰か漫才やってくれないかな~』なんて唐突な無茶振りをぶつけられました。猫暮です。 漫才なんて生まれてこの方作ったことがないので、何も言えませんでした。 ということで(?) 漫才プロット作ってみました☆ (参考:セトウツミより) ・・・ A:ボケ B:ツッコミ ・・・ 流れ『夏休みといったらどっか遊びいきたいですよね~』 ・・・ A「そうそうこの前な、ユニバーサル・スタジオ・ジェーピー行ってきてん」 B「どこ略してんねん なんかのウェブサイトかと思

          漫才作ってみた。「略すな」

          明日からヤスさんpresents✨66日ライランシーズン2開始です✨ 今日は力を貯めたい日。ということで更新はお休みです🐈

          明日からヤスさんpresents✨66日ライランシーズン2開始です✨ 今日は力を貯めたい日。ということで更新はお休みです🐈

          においたつ文章。

          「文章がにおいたつ」って表現に「おおっ」と感じるものがあった。 この表現は斬新。 キレイすぎる文章にも自分に酔いしれている文章にも、共通して抱くような違和感を的確に言語化してる。 ただ、もしも「おまえの文章、においたつな」って感じで自分に使われたら、あまり気持ちのいいものではない。 だって「においたつ」だ。 娘さんから直接「お父さんにおう!」とダイレクトに父親の心を刈り取るようなエッジはないが、こう、徐々に不安感がこみ上げてくるニュアンスがある。言われたら多分、化粧室

          記憶に宿った後悔と、真夜中のワンマンステージ

          いつだったか、君は歌うことが苦手だと言った。 いつだったか、君は自分の声が嫌いだと語った。 いつだったか、君は「私の声を好きになる人なんていない」と笑った。 どうして、今になって君のことを思い出すのだろう。 ・・・ 安酒だけはたんまりと運ばれてくる飲み屋の一角で飛び交ったアニメの話題に、なんとなく感化された。飲み屋の席でたまたま一緒になった男性が、とにかく饒舌に語っていた。 どうにも仕事のストレスを解消するのに受動的だが刺激的な時間を求めた結果、アニメ鑑賞にたどり着

          記憶に宿った後悔と、真夜中のワンマンステージ

          「読」だけなのに満たれてる「胃」|『白雪美香は彼氏ができない!』|#創作大賞感想文

          ただいま絶賛お祭り中です。猫暮です。 え、外から祭囃子でも聞こえてきているのかって? そうじゃあありません。 note創作大賞2024ってことで、文章たちが静かにどんちゃん騒いでいるんです。 ごはんがパンパンに詰まったイカ焼きの香りもないし、キリンの首みたいな長さをしたソーセージが列をなしているわけでもない。 ぐるぐるとポールダンスしながらスモークされるドネルケバブもないですし、明らかに糖分の配分ミスってるリンゴ飴も視界に入ってません。 それどころか、私のテーブルの上に食

          「読」だけなのに満たれてる「胃」|『白雪美香は彼氏ができない!』|#創作大賞感想文

          エロティ…サスペ…いや恋愛小説!|『エロに小さじ1』#創作大賞感想文

          半径100m様の『エロに小さじ1』を読みました! もう勧善懲悪では終わらない、好みド真ん中の作品でしたので、おもわず感想文をしたためております! エロティックの素ってなんだ?『エロティックの素』を中心に巻き起こる不思議な恋物語。 これは恋愛小説?いやファンタジー?いやいやビジネスモノ? えっとまさかのミステリー? ええい!全部ごちゃまぜ! 至極の恋愛ファンタジーと見せかけたビジネス啓発サスペンスミステリーヒューマンファンタスティック小説。 モノカキスト半径100m様猫暮

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          小説:河川敷と、タバコと、瑠璃色と。最終話| [創作大賞2024] | 恋愛小説

          前回 10.柿崎蒼佑と、東雲瑠璃  大綱橋高架下に広がる凸凹のコンクリートの斜面が、座るのにちょうどよい緩やかな角度をしていた。  乾いたコンクリートの上にそのまま腰かけ、彼女は、花柄の小さなシートを敷いてその上に座っている。真っ暗かといえばそうでもなく、頭上の歩道橋と往復路の間に広がった裂け目から、大げさな街灯の光が差し込んでいて、お互いの姿を視認するに十分な明るさだった。  車の走行音は思ったより静かで、高架下よりも少し逸れた地点のほうが、よっぽど大きな音に苛まれて

          小説:河川敷と、タバコと、瑠璃色と。最終話| [創作大賞2024] | 恋愛小説

          小説:河川敷と、タバコと、瑠璃色と。第9話

          前回 9.雨音と、喪服と、瑠璃色の記憶。  綱島駅に降り立つと、アスファルトを無尽蔵に打ち付ける雨音と、車のヘッドランプに照り返した反射光があちらこちらに飛び散っていた。ビニール傘をさしていつもの河川敷の方面へと歩いていく。  この夏は、雨がほとんど降らなかった。記録的な連続快晴日が続きメディアも世間も大いに騒ぎたてている。田園は高水温障害に悩まされ、地方各地で渇水の危機にさらされていたが、ここに来て昨夜からの豪雨がほころび始めた問題を次々に洗い流していた。  ぼくには

          小説:河川敷と、タバコと、瑠璃色と。第9話

          またもやnote公式マガジンに小説を取り上げて頂きました✨ 心より感謝申し上げます…! 完結まで頑張ります!🚬 『河川敷と、タバコと、瑠璃色と。第7話』 https://note.com/lattenecco_ff14/n/nb493e7046f0d?magazine_key=mb2f5fe805336 『ほどよく傲慢なあなたへ』 https://note.com/lattenecco_ff14/n/ne63bd5b02326?magazine_key=mb2f5fe805336

          またもやnote公式マガジンに小説を取り上げて頂きました✨ 心より感謝申し上げます…! 完結まで頑張ります!🚬 『河川敷と、タバコと、瑠璃色と。第7話』 https://note.com/lattenecco_ff14/n/nb493e7046f0d?magazine_key=mb2f5fe805336 『ほどよく傲慢なあなたへ』 https://note.com/lattenecco_ff14/n/ne63bd5b02326?magazine_key=mb2f5fe805336

          小説:河川敷と、タバコと、瑠璃色と。第8話

          前回 8.山吹賢三と、鈴木陽斗と、シシノメと。  灰がかった曇り空の中、街灯の薄ぼんやりとした明かりのにじむ河川敷。ベンチでくつろぐ山吹老人と、その横で足をブラブラさせながらしきりに空模様を気にする陽斗くんの姿を確認した。日が暮れる前ににわか雨が降り、湿り気を含んだ斜面を慎重にくだりながら近づく。ぼくの姿にきづいた陽斗くんが、待ちくたびれたとばかりに声をかけてくる。 「あ、蒼佑兄ちゃん!やっと来てくれたぁ」ベンチから降りて駆け寄ってくる陽斗くん。 「陽斗くん、こんばんは。

          小説:河川敷と、タバコと、瑠璃色と。第8話