世界の中心だと思ってた。

夏休み。
蝉がうるさいなんて情緒は捨てて
今日も遊んでる。

あぢーー
暑すぎね?

アイスの棒を加えて君が言う。

それなーー
夏は涼しかったら最高なのによ。

アイススプーンで僕は言う。

だったらよ。涼しくしようぜ。

え?

夜あそべば涼しいじゃんか。

え、お前天才?!
ありーーーー!

って言っても何するの?

そりゃ、夏の夜は花火だろ。

天才のダチいて幸せだわ。


夏の夜の花火。集合場所は、君の家になった。

その夜は、これまでと同じような何の変哲もない会話と花火を続けた。

場所は、あたり一面明かりのない駐車場
白線の上で明かりを灯した。

然有琉 湊(さあり みなと)

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夏の思い出

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