第13話
『大企業のお坊ちゃんじゃァァァァ!!』

第13話 『大企業のお坊ちゃんじゃァァァァ!!』

第13話 『大企業のお坊ちゃんじゃァァァァ!!』  うんまい棒を齧りながら、レトロゲームをやる小学生を怖い大人達は不思議そうに眺めていた。 「なんなんだ? あの子は?」 「うんまい棒を食べながら、レトロゲームをやるためだけにハイテクなランドセルを背負うなんて只者じゃないですよ」  そんな言葉が聞こえたのか、小学生はうんまいを咥えながら語り出した。 「僕の父は大手企業ジェイナスの社長です」  それを聞いたアキラ達は衝撃を受ける。 「ジェイナスってあの!? よくテレ

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第12話
『天才小学生じゃァァァァ!!』

第12話 『天才小学生じゃァァァァ!!』

第12話 『天才小学生じゃァァァァ!!』  少年は店内を見回る。初めての客にワクワクする怖い大人達は少年を影からコッソリ追いかけることにした。  店の敷地は変わっていないが、11階建てになったことで縦には広くなった。中央の吹き抜けに梯子が立てかけてあり、そこから上の階に上がることができる。  一階の駄菓子を一通り見終わった少年は、上の階を見つめる。 「かしら、小学生にあんなに高い梯子を登るのは大変ですよ」 「そうだな。俺たちだって辛いのに……」  アキラが「手伝ってや

第11話
『お客様じゃァァァァ!!』

第11話 『お客様じゃァァァァ!!』

 今日も朝からお仕事。駄菓子屋の掃除を終えた俺たちは店主の元へ行く。 「掃除終わりました!!」 「ご苦労じゃ、褒美の飴じゃ」  列に並んだヤクザ達に順番に飴をお婆さんは手渡していく。  そして全員飴を配り終えた時、スキンヘッドの男が疑問に思った。 「なんで俺たち……雨で飼い慣らされてるんだ?」  それに答えるようにヤクザを従えるボスが飴を舐めながら死んだ目で答える。 「もう考えるな。立花……」 「山田です!!」  スキンヘッドはツッコミを入れた後、一呼吸置き

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駄菓子屋で思ったこと

駄菓子屋で思ったこと

先日、母と久しぶりにランチに行きました。 「食べすぎたあ〜」なんて言いながら腹ごなしに近所を散歩をしていると、住宅地を抜けた先にふと駄菓子屋を見つけました。 最近めっきり見なくなった駄菓子屋に興奮した私は、迷うことなく入店。 お客さんが来たら電気をつけるような節電態勢や、テレビを見ながら店番をする店主にどこか懐かしさを感じました。 今回は、久しぶりに駄菓子屋へ行って感じたことを書いていこうと思います。 駄菓子屋と青春「昔はよく行ったもんだ」みたいな体で書いていますが

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第10話
『噂の軍人じゃァァァァ!!』

第10話 『噂の軍人じゃァァァァ!!』

第10話 『噂の軍人じゃァァァァ!!』  自衛隊の訓練基地。そこで特に優秀な成績を収めた若者がいた。  彼の名を日下部 柊一(くさかべ しゅういち)。  銃も体術も作戦式も、全てにおいて完璧だった彼は、多くの人間から期待されていた。  しかし、ある事件がきっかけで彼は変わった。  ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎ ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎  今日はとも子の夫の命日。とも子は墓参りにやって来ていた。  バケツを持ったとも子が坂を登ると、一人の男が小さな墓の前で座っているのを見つけた

駄菓子屋が教えてくれたこと

駄菓子屋が教えてくれたこと

ふと思い出した話をします。ただの思い出話です。 小学校の時の話。 地元は茨城県守谷市。大井沢小学校に通ってました。市内の中でも比較的新しい学校。 そんな学校に通っていた私たかし。学校が終わったら勉強も宿題もすることなく、友達と遊びに行くような鼻水たらしたアホガキでした。 小学校4年生くらいの時。学校が終わって遊ぶ場所決まっていました。 駄菓子屋です。 そこの駄菓子屋は同級生のおばあちゃんがやっているお店で、昔ながらの駄菓子が並んでると共に、ゲームセンターとかにある

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第9話
『万引き犯じゃァァァ』

第9話 『万引き犯じゃァァァ』

第9話 『万引き犯じゃァァァ』 「それじゃあ、改めて店内の見張りをしますか」 「ああ、そうだな」  気持ちを切り替えた二人が一斉に振り返ると、入り口からすぐのところに、迷彩服を着た男が匍匐前進して店内に入ってくる様子が見えた。 「かしら? 見ましたか?」 「ああ、見た。幻覚じゃないよな。サイタマ」 「山田です。俺はヒーローじゃありません。それよりも……」  二手に分かれ、迷彩服を着た男が入っていった棚から挟み討ちにする。  二人が手で合図をしながら、ゆっくりと匍

第8話
『品揃えじゃァァァ』

第8話 『品揃えじゃァァァ』

第8話 『品揃えじゃァァァ』  今日は朝からとも子は男どもを集め、作戦会議をしていた。 「これから万引き犯を見つけ出す。協力するんじゃ」  ババアの言葉に集められた男が戸惑う。 「か、かしら? どういうことですか、これは?」  男の隣で行儀正く、とも子の作戦会議に参加するアキラにスキンヘッドの男が、耳元で小さく呟く。  それを聞いたアキラはお婆さんにバレないように、小さな声でこっそりと答えた。 「ん、万引き犯を捕まえるんだよ。田中」 「山田です。なんでこんな婆さ

第6話
『店長じゃァァァ』

第6話 『店長じゃァァァ』

第6話 『店長じゃァァァ』  ジョナサンを囮に未婚店員達を一箇所に集めたとも子達は4階にある100円ショップに立ち寄っていた。 「ここに店長がいるはずじゃ」 「いや、100均なんだけど」  見た目はただの100均。しかし、とも子には違いが分かっていた。 「これをよく見るんじゃァァァ」  とも子はそう言うと棚に並べられた商品を手に取る。  それはなんともない100均の文房具……のように見えたが違っていた!? 「なんだこの写真はァァァ!!」  文房具には眼鏡をかけ

第5話
『ライバル点を潰すのじゃァァァ』

第5話 『ライバル点を潰すのじゃァァァ』

第5話 『ライバル点を潰すのじゃァァァ』  駅前にある大型デパート。とも子はそこに潜入捜査にやってきていた。 「なんで俺まで……」  そして一緒に連れてこられたのは、看板娘のジョナサンと、犬神組の頭であるアキラであった。 「バババババ!! まぁそう言うんじゃない。デートじゃ、デート!!」 「こんなばばあとデートしたくねーよ!!」  アキラがとも子の発言にツッコミを入れると、その声に反応した血に飢えた店員達が反応する。 「静かにするんじゃ!!」 「え! なに!?

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