【お題:ひと夏の人間離れ】僕とマサルの自転車旅
親友のマサルと一緒に旅に出た。
せっかくの夏休みだから何か思い出を作ろうと、炎天下の中、自転車を漕いでやってきたのだ。
近くに駄菓子屋があったので立ち寄り、アイスを食べる事にした。
その時、ジャンケンで買った方がアイスを奢る事になってしまい、惨敗してしまった僕はおばあちゃんに二百円を渡した。
「ほら、ありがたく食えよ」
僕は駄菓子屋の前に置かれたベンチに座っているマサルにアイスを渡すと、マサルは「さんきゅー!」と軽い口調で受け取り、すぐに食べた。
僕もマサルの隣に腰を掛け、アイスを食べた。
「次は世界一周してーな!」
「だなー! イタリアでピザ食べたい」
なんてくだらない会話をしていると、パトカーがやってきた。
パトカーからおまわりさんが出てきて、僕達を見るや否や、「こんな所にいたのか!」と駆け寄ってきた。
こうして、僕とマサルの一日で沖縄から北海道まで自転車で走りまくる旅は幕を閉じた。
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