lee・g・chang

2024年、なんとなく始めたnote。 前半生の50年を過ぎた林住期は、世俗を離れ、…

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2024年、なんとなく始めたnote。 前半生の50年を過ぎた林住期は、世俗を離れ、迷いが晴れ、自分らしく自由に、人間らしく生きる時期。 このnoteに、日々、起こったこと、頭に浮かんだことをつらつらと書き留め、林住記として残しておこう。

マガジン

  • my favorite movie

    好きな映画を自由に語ろ

  • フォト散歩 鎌倉・横浜・東京

    ぶらぶら散歩しながら時々、撮影。気になるものがあったら、気ままにシャッターを切る。あとで言葉をつけてみる。自分の生きた街の記録。

  • PERFECT DAYS 集めてみよ

    日日是好日でありたい私。幸せなことを集めてみよ。

  • ドキュメント72時間〜紙上アーカイブ

    子供の頃からドキュメンタリーに心奪われてたな。 noteと同じ匂いがするドキュメント72H。昭和、平成、令和。同時代に生きた、生きてる人たちの声が集まってる。

  • 林住期『つぶやく』

    日々のつぶやきはデトックスですね😊

最近の記事

日本漂流

金曜日の夜は、ターミナルの駅だっていつもと装いが違う。人がなんかソワソワしているように感じる。今日は特に人がいっぱいいて騒がしい。そんな印象を受けるのは、自分の気持ちがうわついてるからなのかな。最近は、5日間働くと金曜日の夜は解放感でいっぱいになる。お勤めご苦労さんという感じ。 Y駅の喧騒を写真に撮りたいなぁ、という欲望が浮かんだ。心のざわつきの真相をつき止めてみたいから。 とは言っても、雑踏は撮りにくいから無理だろ。とりあえず、昔の街を眺めよう。 今との一番大きな違い

    • ドキュメント72H 福岡わらび餅の流し屋台

      冷たいわらび餅にきな粉をたっぷりとまぶしてもなかで挟む。これが屋台流。一つ130円。 やすっ。 磁石のようにみんな引き寄せられる。 引力のある屋台。 サクッ。もちっ。 82歳の女性。小さい頃から買ってもらってたんだって。思い出も一緒に食べる。 車椅子の女性、2個買い。帰る頃にはモナカがヘナヘナになるので一個はお兄さんの目の前でパリッと。 仕事帰りの男性も甲子園一回戦敗退の高校生も吸い寄せられてる。 午後七時閉店。自転車で屋台を引いて帰る。 今日は社長の出勤日。店

      • 映画『茶飲友達』〜偽りの愛が欲しい人は、喪黒に目をつけられちゃうかもよ〜

        「邦画、エリック・サティで連想される映画は?」という問題があれば、ジムノペティ→「わたし、お祖父さんを殺してしまった」by薬師丸ひろ子からの『Wの悲劇』と回答してしまいそう。 では、「邦画、エリック・サティのジュ・トゥ・ブで連想される映画は?」と来れば 私の頭では、外山文治監督『茶飲友達』となってしまった。 『ジュ・ドゥ・ブ』の意味は、あなたが欲しい。なかなかに意味深!画面に映る人たちの安心した、時には恍惚に見える表情にビタッと来る。この曲が流れる時のシークエンスから、

        • 映画『BABY/BROKER』 〜人がフッと鼻を鳴らさなくなる時〜

          相手の言葉を受けた時に、フッと鼻を鳴らして軽い笑みを浮かべることが誰しもあるだろう。鼻が鳴った後の笑い方によって意味に強弱はあれど、否定であることに変わりはない。だからこそ、された方は当然あまり良い気持ちはしない。した方は、「あなたにわかるわけはない」とか、「知ったふうなことを言って」とか壁を作ってることを自覚しているかもしれないのだから。 鼻を鳴らされた後、冷静になって考えた時にこんなことを思う時がある。相手のことを思いやる態度に欠けていたからこその一撃だったのかな?なん

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        記事

          葉山散歩 秋の陽光を浴びるショートクルージング

          住み続けたい街ランキング1位に輝いている葉山町。鉄道がなく不便という話もあるが、その不便さが逆に静かな環境を守ってるとも言える。これまでも、時々釣り船に乗ったり海岸散歩に出かけたり、美術館でのんびりしたりしていたが、クルージングがあると知り乗ってみようと出かけた。 京急電鉄と逗子市、葉山町がタッグを組んで観光客誘致をしている。 今日は快晴。秋晴れの気持ち良い日。 まずは葉山しおさい公園でのんびり。錦鯉のいる池で、お父さんが子どもに鯉を見せていた。これはやりたくなる。赤ち

          葉山散歩 秋の陽光を浴びるショートクルージング

          映画『ノマドランド』〜私も漂流してるのかも〜

          Ashさんのレビューを読んで未見だった『ノマドランド』を見たくなり、アマプラで鑑賞した。Ashさんありがとうございます。 この話、私にとってはデラシネの物語に映った。「だれも漂流者になりたくてなったのではない」と言われる方がいるかも知らんが、自分でその生き方を選んだのであれば話が変わってくる。ドロップアウトしたと自覚している者には卑屈さが見え隠れするが、自分でそれを選んだ者には誇りが見える。主人公のファーンは、ノマドという生き方を選んだ人、誇りを持っている人。 私自身は、

          映画『ノマドランド』〜私も漂流してるのかも〜

          オオスカシバ初めて見た

          秋の花を探そうとお気に入りの園芸屋さんに行ったら、ブーンと言う羽音が!やばっ、ハチか?と音のする方を見たら綺麗な昆虫がホバリングしながら蜜を探してる。なんだか刺さなそうな予感だけど初めて見たのでおそるおそる観察。モスグリーンの胴体がきれい。飛び方がきれい。これは調べてみなきゃ、とググる。 おおっ!コレだよ。 どうやらポケモンにした人もいるらしい。かわいいもんね。 飛び方は、映像で見るハチドリに似てるけど、日本にはハチドリはいないらしい。 初めての遭遇。気づいてないけど

          オオスカシバ初めて見た

          ドキュメント72H 私がメガネをかける理由

          一万本の品揃えは凄い。店員さんも凄いね。 メガネ失くす?凄い。 メガネをかけたら見つかるかも。 グレーヘアーのマダム。右眼の白内障のオペしたので右だけレンズを交換。本読みたいという理由。よく分かる。先日、白内障と緑内障の検査受けた。セーフ!すぐに思ったことは、まだ本読めるぞ。 新しい眼鏡買った時って、みんな嬉しそう。 畑が趣味の人。眼科で目も日焼けすると言われ慌ててオーバーグラスを購入。畑を始めた理由は、亡くなった母の畑を引き継いだこと。 眼底出血で片目の視力を失っ

          ドキュメント72H 私がメガネをかける理由

          やむやむさんのnoteから考えたこと〜Is it just me, or is it getting crazier out there?〜

          やむやむさんの記事を読んだ。はあ〜、同じようなことで思い悩む人がいるのだなあ、という感想。 やむやむさんの引っかかったワードは、映画『JOKER』から。 きっと数多の人が悩んでいる問題。社会、世間、システムといったものと上手く距離が取れず、生きづらさを抱えてしまうという問題にもつながる。 生きていれば、おそらく誰もが一度ならず「私はこのままで良いのか?」という疑問に駆られる。その解決策への道が、社会へ向いたり、自分に向いたりするが、どうにもできないことが多く心が沈んでし

          やむやむさんのnoteから考えたこと〜Is it just me, or is it getting crazier out there?〜

          生きるって、なに?

          たかのてるこさんは、オモロイ人だった。のっけから壇上から降りて客席に。「あんたの短所は?」と聞きまくる。「考えすぎなところかな」とお客さんが答える。すかさず「考えすぎる人がいるから世界が回ってるんや。ワテ(あたし)みたいに何も考えん人ばっかりやったら世界が困ってしまうやろ」と返す。大阪のおばちゃんのノリが気持ち良い。リフレーミングの技と間も冴えている。吉本の芸人だと言っても信用されそうな動きと話芸。言ってることはシンプルでわかりやすい。 世界中を旅して出会った人たちから教え

          生きるって、なに?

          こんな夢を見た

          昨日の夢。 ある女性(ひと)とお祭り会場のようなところで待ち合わせている。車で出かけ臨時駐車場のようなところに愛車を停めて佇んでいる私。 場面は突如転換。彼女(顔はわからない)が来て、しばらく一緒に歩いていた。急に「ここではない何処かへ」と耳打ちされたので車に戻ることにした。 元の場所に戻ってみたら、空き地を利用した急拵えの駐車場になっており、車が一杯で停め方も適当。いつの間にか自分の車は、たくさんの車に阻まれて、どうやっても動かせないような場所に置かれているような次第

          こんな夢を見た

          『ツインピークス リミテッド』 メビウスの輪のように始まりも終わりもない物語だったのね

          そもそも、上の記事読んで、たまらなく「ツインピークス」を最初から見たくなり、DVDをBOXで揃えて見始めた。 2017年には全くアンテナに引っかかることなくスルーしてたのだけれど、プライムビデオの広告により知ることができた。感謝!2017年と言えば、トランプ政権が発足したり、もりかけ問題が賑わってた年ですわ。私は職場の花壇を整備したり、園芸ボランティアグループの発足を促したりしてる年だった。地域のバラマスターに教えを乞い、「ブルーローズ」ではなく、ブランピエールドゥロンサー

          『ツインピークス リミテッド』 メビウスの輪のように始まりも終わりもない物語だったのね

          迫りくる喪失体験に備えよう

          noteは余計な事もメモれるので便利。これは、ちょっとしたメモ。 高齢期の喪失体験は、ある学者の説によれば4つに分類されるという。 ・心身の健康の喪失 ・家族や社会とのつながりの喪失 ・経済的自立の喪失 ・生きる目的の喪失 人間の四苦は生老病死!老に照らし合わせると納得のラインナップだ。 書いてるうちに息苦しくなってくるけれど、詳しく言えば、体力や心身機能の低下などによる≪心身の健康≫の喪失。子どもの自立、定年、退職、引退、配偶者や友人との死別などによる≪家族や社会との

          迫りくる喪失体験に備えよう

          すしざんまいでのくら寿司?事件

          昨日は、水陸両用バスに乗って孫と一緒に東京スカイツリー周辺を観光した。旅の最後にお寿司を食べようということになってすしざんまいへ。混雑は覚悟していたけれど…。なかなかお寿司がでてこない。そのうち孫が「くっらずし♪チャチャ、くっらずし♪チャチャ」と歌い始めたので、「ここ、すしざんまいだから感じ悪いよ」と苦笑してたら「違うよ」と笑いながらお箸袋を割き、おもむろにペンを取り出して絵を描き始めた。 「じーちゃん、このいくら寿司食べて待ってて!」 (・_・) 孫の成長に目を見張り

          すしざんまいでのくら寿司?事件

          『ツインピークス リターンズ』を見始めた。前作とその味わいが明らかに違っている。クーパーとともに25年後の世界に次元を飛び越えて連れてこられたような気持ちになってる。自分自身は変わっていないのに、周りが全て変化したような。これこそ浦島体験なのか?笑 共同体の世界から分断の世界へ

          『ツインピークス リターンズ』を見始めた。前作とその味わいが明らかに違っている。クーパーとともに25年後の世界に次元を飛び越えて連れてこられたような気持ちになってる。自分自身は変わっていないのに、周りが全て変化したような。これこそ浦島体験なのか?笑 共同体の世界から分断の世界へ

          『ツインピークス』 Every family has a skeleton in the cupboard. 狭い世界の中に閉じ込められた善と悪の物語

          久しぶりに『ツインピークス』を通しで観た。TSUTAYAレンタルの最盛期に観たので25年以上も前の話。通しで24時間以上らしいけど、中毒性がある作品なので最後まで飽きなかった。流石!デビッド・リンチ。ツインピークスという狭隘な街の閉じられた世界の中で蠢く善と悪。善よりも悪が跋扈している世界。際どい話のオンパレードであるが、誰のこともとことんまで憎めないように描かれている。ローラ・パーマーの遺体が発見されて哀しみに街が沈むシーンが、この世界の色調を決める。町の住民すべてが、悪の

          『ツインピークス』 Every family has a skeleton in the cupboard. 狭い世界の中に閉じ込められた善と悪の物語