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平凡な院内の日常

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#闘病記録

脱毛を楽しもう❗🎶🤣🤣🤣〜抗がん剤〜

遠い遠い異国の地でのできごと。これが事実かフィクションかは、読者の皆さんの判断に任せます。

私は実は3カ国で抗がん剤治療を経験している。治療中に移動するという無謀なことはせず、寛解している時に「フッツ〜〜〜」に人生楽しく生活していたら、たまたま色々な国で再発してしまった。(厳密には、別の病気に罹患したり、再発したりしちゃっている😅)

なので、なんか色々な意味で医療の長所も短所も色々な視点から

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【相部屋の同級生?】リンパ芽球性リンパ腫・白血病

遠い遠い異国の地でのできごと。これが、事実かフィクションかは、読者の皆さんのご想像にお任せします。

入院中、相部屋に同年代の女の子が入院した。

リンパ腫疑いで胸腔鏡手術による生検のために入院という触れ込みだった。

一時は検査の途中経過では、ホジキンリンパ腫っぽい情報が多かったよう。

その時、主治医の若き先輩が「せめて、ホジキンでよかった~」と、ポロッとこぼしたそう。それをこの子は聞いていた

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食と病院 【笑える?健忘録】

食と病院 【笑える?健忘録】

正直、私は色々優遇されている方だと思う時もあります。一つの理由は、好きな物は食べるけれども、医学的に間違っていたり、危険だったりする物には絶対に手を出さない。ジャンクも食べないし、飲み物も水が99%。もう一つの理由は、外国人で日本の常識が私の常識ではないから、予想外のことを言ったり、やったりするみたい。(こういうのは、だいたい後で常識外だと知るか、気が付かないかだろう。)

いくつか、これ(患者仲

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健忘録 【私の本貸しますよ】

私は入院中、体調が少し回復してくると、決まってスタッフにある質問をする。

「お勧めの本ありますか?」

読書ほど、気分転換になり、大方どんな体調でもプラスになることはない。

ページをめくることができないほどの体調不良でも、音読を聞くことができる。

入院中の私のオススメトップ3は

1)音読本・読書
1)コメディー
1)落語

これらは、基本的に失敗や損をしない、入院中の気分転換の王道だろう。

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健忘録【人工呼吸器に水、溺死の危機⁉️】

入院中、溢れんばかりの富士山並みの真心がこもった素敵な出来事の中に、実はドッキリするエピソードも針の破片のように極々極々稀に起きなかったわけじゃない。(医療従事者も人で、実に様々な状況で最善を尽くして、協力して改善に努め、普段は数多とあるピットフォールを全て尽く回避して、ミスも事故も防いでいる。本当は、このような例外ではなく、巨大な大陸並みの素敵なエピソードを届けたいんだけど……ね……)

レスピ

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当たり前

案外、色々なところで「大変ですね」とか「頑張ってますね」と声をかけてもらえる。

声をかけてもらい、そこから会話に花が咲くのはとても嬉しい。そして、褒められているように感じるので、「頑張ってますね」は非常に嬉しい声がけだ。

ただ、私としては驚くことも多い。

「大変ですね」と声をかけてもらい、「ん? え、あ、そうですか?」と声をかけてもらったことや会話のスタートに嬉しそうな声で戸惑いの言葉を発す

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健忘録【病棟手伝いに来ました〜😄😉😍】

(日本語はDeepL というAIでの訳です。AIって凄い😳😍言い回しが不自然だったら許してちょ。基本的には結構分かりやすい文のはず。)

ICUが比較的空いている時間帯や、忙しくない時間帯に、ICUの看護師が私の病室に手伝いに来てくれたこともあった(私が再発で入院したときにも、そのような "手伝い "があった)。

彼女達は、女の子を喜ばせる方法を知っていた。私は化学療法後に髪を伸ばしていた。

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リンパ芽球性リンパ腫・白血病(4)〜治療編〜

〜前話までの予兆とICU入室時やその周辺は現在執筆中です。しばしお待ちあれ〜

遠い遠い異国でのできごと。これが事実かフィクションかは、読者の皆さんの判断に委ねます。

先ずは、ステロイドで抗がん剤前に腫瘍量を減らす。

そうすることで、抗がん剤で急にドバッとがん細胞が死滅する際に放出されるサイトカインという物質によって命を落としかねない腫瘍崩壊症候群が起きづらくする。

アイスが溶けるように、腫

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リンパ芽球性リンパ腫・白血病(1)緊急入院・診断(part 1)

これが事実かフィクションかは、読者の皆さんに判断を委ねます。

〜1話の続き〜

友人の質問に対して、

「実は、苦しい……モニターの接触不良じゃないみたい……」と冷静な普段よりも力ない私が発した言葉。

モニターの酸素(SpO2)が80台後半から90台前半をフヨフヨと漂う中で、発せられたそのゆっくりとした重たいセンテンスは、室内全員にことが実際に重大な事態に劣っていることを知らしめるものとなった

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リンパ芽球性リンパ腺・白血病(-4)〜予兆に気がつく前 part1〜

遠い異国の地でのできごと。これが事実かフィクションかは、読者の皆さんの判断に委ねます。

異国の地での数日を無事終えた私は、とりあえずは少しは使えそうだということで、早々にただの入試のような、居なくても手術が回る第3助手から居たら便利な第2助手へと格上げになった。

朝のカンファレンス中に、元々この外科で下積みをしていてスタッフらと交流が多い同級生・同期の友人が私に声をかけた。

友人「ね、午後か

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リンパ芽球性リンパ腫・白血病(-2)〜予兆を自覚する前 part 3 束の間の幸せ〜

遠い異国の地でのできごと。これが事実かフィクションかは、読者の皆さんの判断に任せます。

〜前話の2話はこちらです〜

MRSA(多剤耐性菌)保菌者の横隔膜ヘルニアの長い手術を終えた私は、院内感染予防対策でオペ室ごと隔離されていた。

しかし、そこからロッカー室に戻る術がなく、ロッカーに鍵を置いていてしまった私は手術着に靴下で院内をつま先立ちで彷徨った。この時、救世主が現れて助けてもらい、どうにか

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リンパ芽球性リンパ腫・白血病(-1)〜予兆に気がつく前 part 4〜

遠い異国でのできごと。これが事実かフィクションかは、読者の皆さんの判断に委ねます。

ある日舞い込んできた、移植臓器摘出手術。

運搬車に乗って、チームで少し外れにある病院に出向いて行った。

指名されて舞い上がった私だったが、その日は生理初日の上、メトトレキサート内服日だったのを向かう車両の中で思い出した。

今まで、何度も何度も手術に入っている。毎日2、3個手術に入っており、トータルでは一日オ

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【健忘録22】病棟が一丸となって

表現方法によっては、結構末期の病状の時に非常によくしていただいたお話。

もう、起き上がることも許容できない体調だった。食事の時でも、寝て食べていたが、それでも自力では食べていた。

施設によっては、「誤嚥リスクがあるので、食事を口から食べるのはやめて、マーゲン(鼻から胃までのでチューブ)を入れて、経管栄養に切り替えてください」と言われたかもしれない。

しかし、病棟看護師が食事を持って来てくれた

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【健忘録 21】

そろそろ時効だと思うので、書いてもいいかな?

冒頭の入りでは、病院の闇を曝露って雰囲気が強いだろうが、真逆である。

これは、めっちゃ心強い人物の物語。

私の個人情報じゃないので、匿名性を重視して控えめに書かせてもらおう。私と両親の背景が似ているこの人物と、結構色々話をした。

うちが親の母語のみ話していたのに対して、彼女は現地の言葉のみを両親と話して育っていた。しかし、お母さんの料理は母国の

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