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シン・映画日記

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シン・映画日記まとめ。 映画館で見た映画の見た直後のラフレビュー。 毎日更新をめざしてるので、1日から3日おいてからの更新もあります。
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2023年3月の記事一覧

シン映画日記『エスター ファースト・キル』

シン映画日記『エスター ファースト・キル』

ユナイテッドシネマ浦和にてスリラー映画『エスター』の前日譚『エスター ファースト・キル』を見てきた。

本作は『エスター』の時11、2歳だったイザベル・ファーマンがそのまんま25歳ぐらいでまたエスター役をやって主人公に。

エストニアの精神病院にいたリーナ(=エスター)は高い知能から病院を脱走し、ネットで自分にそっくりな行方不明になっている少女エスター(オリジナルエスター)を見て、エスターになりす

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シン映画日記『三茶のポルターガイスト』

シン映画日記『三茶のポルターガイスト』

ヒューマントラストシネマ渋谷にてホラー映画『三茶のポルターガイスト』を見てきた。

ジャンルとしてはモキュメンタリーのホラー映画で、作品の方向性としては白石 晃士監督の『戦慄怪奇ファイル コワすぎ!』や『パラノーマル・アクティビティ』みたいなやつに再現ドラマも少し加えてたけど、微妙だったね。

ポルターガイスト現象検証はガチでやればUMAものになっちゃうし、モキュメンタリーでやれば嘘くさくなること

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シン映画日記『グリッドマン ユニバース』

シン映画日記『グリッドマン ユニバース』

ユナイテッドシネマ浦和にてアニメ「グリッドマン」シリーズ劇場版『グリッドマン ユニバース』を見てきた。

1993年に円谷プロ30周年記念で作られた「電光超人グリッドマン」のテレビアニメ版として「SSSS.GRIDMAN」であり、テレビアニメ「SSSS.DYNAZENON」も取り込んでユニバースにして劇場版にしたのが本作である。

都立ツツジ台高等学校の2年生の響裕太は内海将と宝多六花は学園祭でグ

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シン映画日記『わたしの幸せな結婚』

シン映画日記『わたしの幸せな結婚』

ユナイテッドシネマ浦和にて目黒蓮、今田美桜主演映画『わたしの幸せな結婚』を見てきた。

公開第1週で週間映画興行収入ランキングにて『シン・仮面ライダー』を押しのけて初登場1位をゲットしたというのがこの映画。原作は顎木あくみの小説で、主演がSnowManの目黒蓮と今田美桜、これに渡邊圭祐になにわ男子の大西流星、前田旺志郎、高石あかり、尾上右近、石橋蓮司、火野正平と割と豪華キャスト。

舞台は明治・大

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シン映画日記『シングフォーミー、ライル』

シン映画日記『シングフォーミー、ライル』

ユナイテッドシネマ浦和にてハビエル・バルデム主演のファミリー・ミュージカル映画『シングフォーミー、ライル』を見てきた。

児童文学作家バーナード・ウェーバーの児童文学「ワニのライル」を映画化したファミリーミュージカル&コメディ映画。

マジシャンのヘクターはある日ペットショップで綺麗な声で歌うワニを見つけ、早速買い取る。ヘクターはワニをライルと名付け、自宅で歌と踊りのレッスンをするが、舞台の本番で

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シン映画日記『ベイビーわるきゅーれ  2ベイビー』

シン映画日記『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』

ヒューマントラストシネマ渋谷で阪元裕吾監督・脚本最新作『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』を見てきた。

『最強殺し屋伝説国岡』や『ある用務員』を手掛けた阪元裕吾監督の女性バディアクション映画『ベイビーわるきゅーれ』の続編。女子高生殺し屋コンビのちさととまふゆが、高校を卒業してフリーターをしながら所属している殺し屋協会の依頼で殺しの仕事をこなしていく中、殺し屋協会のアルバイトをしていたゆうりとまこ

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シン映画日記『雑魚どもよ、大志を抱け!』

シン映画日記『雑魚どもよ、大志を抱け!』

新宿武蔵野館にて足立紳監督作品『雑魚どもよ、大志を抱け!』を見てきた。

80年代末期の宮沢りえ主演映画『ぼくらの七日間戦争』や中島哲也監督の『夏時間の大人たち』、是枝裕和監督の『誰も知らない』や『奇跡』、洋画なら『スタンド・バイ・ミー』、『グーニーズ』、『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』や『グッドボーイズ』、あと昨年末公開したアニメ映画『鏡の孤城』など、いわゆるジュブナイル映画という

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シン映画日記『マッシブ・タレント』

シン映画日記『マッシブ・タレント』

グランドシネマサンシャインにてニコラス・ケイジ主演映画『マッシブ・タレント』を見てきた。

零落れた俳優ニック・ケイジがある大富豪のパーティーに参加したら、アメリカの諜報機関にスカウトされ、その大富豪を少女誘拐容疑としてスパイすることに。

主人公はニック・ケイブというロサンゼルスに住む俳優で、かつては『フェイス/オフ』や『コン・エアー』、『ザ・ロック』、『コレリ大尉のマンドリン』など幅広いジャン

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シン映画日記『妖怪の孫』

シン映画日記『妖怪の孫』

MOVIXさいたまにてドキュメンタリー映画『妖怪の孫』を見てきた。

ここで言う“妖怪”は1957年から1960年まで第56・57代内閣総理大臣を務めた岸信介で、本作はその岸信介の孫に当たる2022年7月8日に亡くなった第90・96代内閣総理大臣を務めた安倍晋三のバイオグラフィーを振り返り、そこから現代の日本に残された問題を示唆し、問いかける社会派ドキュメンタリー。

本作は2022年9月27日に

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シン映画日記『デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム』

シン映画日記『デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム』

ユナイテッドシネマ浦和にてデヴィッド・ボウイのドキュメンタリー映画『デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム』を見てきた。

60年代後半から亡くなる直前の2016年まで活動してきたロックアーティスト、デヴィッド・ボウイが30年にわたって保管してきた未公開映像を、カート・コバーンのドキュメンタリー映画を手掛けたブレット・モーゲンが2年かけて、貴重な映像を厳選し編集したドキュメンタリー映画。

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シン映画日記『The Son/息子』

シン映画日記『The Son/息子』

TOHOシネマズシャンテシネマにてヒュー・ジャックマン主演、フローリアン・ゼレール監督・脚本・原作・製作の『The Son/息子』を見てきた。

『ファーザー』のフローリアン・ゼレールの原作戯曲『Le Fils 息子』を原作とした家族のヒューマンドラマ。
前作『ファーザー』が認知症の父親を主人公にした映画だったけど、本作は主人公の高校生の息子が理由無き鬱病という作品。
前作では主人公の認知症視点と

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シン映画日記『シャザム!~神々の怒り~』

シン映画日記『シャザム!~神々の怒り~』

イオンシネマ浦和美園でDCコミックスの『シャザム!』シリーズ最新作『シャザム!~神々の怒り~』を見てきた。

前作『シャザム!』は外見は大人だけど中身は少年というスーパーヒーローのボンクラぶりをフル活用していたが、
本作はスーパーヒーロー6兄妹のヒーロー活動と迫りくる三女神&ドラゴンの脅威との戦いがメインで、
特にへスペラ、カリプスら女神とドラゴンとのバトルはアメコミらしさ満点である。

ストーリ

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シン・映画日記『零落』

シン・映画日記『零落』

ユナイテッドシネマ新座にて斎藤工主演、竹中直人監督作品『零落』を見てきた。

浅井いにお原作で「ビッグコミックスペリオール」で連載していた作品で、
人気が低迷した漫画家かデリヘルで風俗嬢に出会い、心を癒やし、取り戻していく。

主人公で漫画家の深澤薫は連載が終わり、入れ替わる形で新進気鋭の若手に押され、家でもやり手の編集者である妻に当たってしまい、居場所がなくスランプに陥る。そんな最中、たまたま入

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シン映画日記『シン・仮面ライダー』

シン映画日記『シン・仮面ライダー』

TOHOシネマズ日比谷にて庵野秀明監督作品『シン・仮面ライダー』を見てきた。

「仮面ライダー」のリブート作品にして、庵野秀明による「シン・ジャパン・ヒーローズ・ユニバース」の4作目の本作、
1971年〜73年に放映された「仮面ライダー」を踏襲しながら、
怪人の設定や仮面ライダーそのものの設定などあらゆる部分で令和リブートがなされていて、
『シン・ウルトラマン』と同様に「新」であり、「進」であり、

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