やった~、ありがとうございます♡
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10年代を象徴する映画は?(洋画編)

2010年から2019年の10年間が多様性と分断の時代だったということを先週書きました。今週は10年代を象徴する作品を紹介したいと思います。

『ソーシャル・ネットワーク』

デヴィッド・フィンチャー監督の2010年の作品『ソーシャル・ネットワーク』は、かつて彼が『ファイトクラブ』(1999)でゼロ年代の消費社会を予見したように、10年代の分断の時代を予見した作品でした。

Facebookの創業

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(^ω^)
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ロッジ・ケリガン『クリーン、シェーブン』お前にはパラノイアでも俺には現実なんだ

ロッジ・ケリガンのカルト的代表作を遂に拝むことが出来たことにまず感動している。このノイズ音(主に悲鳴と自分の呻き声)と環境音だけが鳴り響く空間に、鏡を異常に恐れる狂人を配置し、その異常行動を延々と展開する地獄のロードムービー。計画性のないサイコパスの地獄旅行といえば、『鮮血と絶叫のメロディ / 引き裂かれた夜』を思い出すが、映像が比較的穏やかなかつ丁寧な本作品のほうが異常さは際立っている。目線は忙

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怪物團 フリークス(昨夜のアマゾンプライムビデオ)

1932年アメリカ映画。「グレイテストショーマン」を観たから、おすすめされたということみたい。
どこを落としどころにするのか、を夫と話しながら観ました。目が離せなくなりました、奇抜な登場人物と単純なストーリーに。
奇妙で奇型の障害者芸人(顕在化した特性を見せて対価を得る障害を持つ労働者、と言うのか現代社会では)が勧善懲悪、勝利するのが気持ち良かったです。ホラーにカテゴライズされているけれど、ブラッ

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わたしもスキです♥
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オブセッション 歪んだ愛の果て

Obsessed(2009/USA)
監督 スティーヴ・シル

ビヨンセのダンスはスゴイ!
衣装ごしでも、その漲る筋肉が見て取れます。

この筋肉を使ったバトルを観てみたい・・・。
そんな不埒な視線に応えたかのようなこの作品ですが、プロモーションされていたサスペンスジャンルとしては今ひとつと解釈されたのか、未公開でした。

ところが!
本作品は、グラミーシンガーのビヨンセが、ゴールデンラズベリー賞

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読んでくれてありがとう!ありがとう!
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グレタ・ガーウィグ『ストーリー・オブ・マイライフ / わたしの若草物語』若草物語を再構築した枠構造の魔法

『若草物語』七度目の映画化作品。だから是非とも『ストーリー・オブ・マイライフ / わたしの若草物語』だなんて馬鹿げた邦題は止めていただきたい。1917年のアレクサンダー・バトラー版は散逸しているので、1918年のハーレイ・ノールズ版、1933年のジョージ・キューカー版、1949年のマーヴィン・ルロイ版、1994年のジリアン・アームストロング版、2018年のクレア・ニーダープルーム版の六本が現在入手

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Спасибо! (ありがとう!)
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Jocelyn DeBoer, Dawn Luebbe『Greener Grass』これがホントの"インスタ映え"人生

デジタルカメラの色彩調整をミスったかのような鮮やかさと淡さが共存するような色味が強烈すぎて、これぞ"観るドラッグなのかもしれない"とさえ思ってしまうほど暴力的だ。奇妙な電子音楽とともに頭が痛くなってくるが、段々癖になってくるのは否定できない。映像の"のほほん"とした雰囲気は、前世紀的な"理想的な中産階級"像を完璧に再現した絶妙な古めかしさがあるものの、インスタ映えを狙ったかのような色彩や展開される

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Merci! (ありがとう!)
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ジョシュ&ベニー・サフディ『アンカット・ダイヤモンド』金の切れ目は縁の始まり

圧倒的大傑作。原題"Uncut Gems"は"未加工の宝石"を意味し、その宝石とはオパールであることは一応言及しておきたい。エチオピアのWelo鉱山で採掘されたオパール鉱石を手にした借金まみれの宝石商ハワード・ラトナーは、返済期日に追われながらニューヨーク中を駆けずり回って、違法行為に手を染めまくる。ハワードを演じるアダム・サンドラーはキャリア30年で初めて"まともな"演技をしたとまで言われており

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Aaron Schimberg『Chained for Life』ルッキズム批判を超えたその先へ

凄まじい大傑作。トッド・ブラウニング『フリークス』の舞台裏を現代で緩く再現したかのような内幕もので、アルトマンライクな長回しと他愛ない会話が積層していく。映画内映画では、盲目の妹とそれを治そうとする医師の兄を中心に、妹と他の患者たちの交流を描いている。しかし、映画の大部分はその外側にあり、自分の見た目から自虐的になっている俳優ローゼンタールと妹役を演じるメイベルとの交流を通して、それぞれの、引いて

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『一日だけの淑女』(1933)と『おとぎ話』の話(飛永)

今年の12月25日まさにクリスマスの日。ある話題がSNSを席巻した。
視聴者投票により、「豆柴の大群」というアイドルグループのプロデューサーのクロちゃんが解任されたのである。

番組的には酷いプロデューサーとして解任されたクロちゃん。しかし、彼が書いたあるフレーズが私の頭から離れない。

JASRACの関係で歌詞は引用できないためニュアンスでお伝えするが、「七夕をロマンチックに大人になってから感じ

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