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超獣伝説ゲシュタルト(著:高河ゆん)【世界の中心は私なのだ。当たり前なのだ。マンガ紹介なんだ「ところで、これ超獣のつもり?」いや、イラストが良かったんで】
プロットは大事です。 物語はストーリーが命です。 プロットが破綻した物語を書いてしまうと、 だいたいは面白くありません。 しかしこの宇宙には、 破綻したプロットを使っても、 普通以上に面白いお話を書いてしまわれる、 化け物、もとい漫聖がおられる。 そう、そのひとりが高河ゆん先生。 少女マンガ家ですが、 少年マンガ枠にも普通に進出しております。 そういう枠が無意味な存在。 本作はガンガンファンタジーという、 ドラクエのコミカライズ作品なんかが良く載っていた雑誌に掲載。
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偽りの忠誠 ナチスが愛した女(2017年)【そうだ。私の軍服コレクションも見るかね「結構です。私は映画の紹介に来ただけですから」】
ダサいタイトルですが、 第一次大戦のドイツ皇帝ウィルヘルム2世が、 亡命して老人になり、 その老皇帝の元を訪れてあーだこーだという、 スパイミステリものです。 先の大戦に敗れ、オランダに亡命した老皇帝は、 いまだ復位への希望を捨ててはいませんでした。 野心枯れるということがない系のおじーちゃんです。 しかし時はナチスの時代。 ドイツ軍の大尉が派遣されてくるのですが、 皇帝とナチスはやはり、そりが合いません。 復位を最終目標とする皇帝夫妻は、 生まれた時から上流でして(当
ソニア ナチスの女スパイ(2019年)【うちの子がね「ふむ」映画紹介の2重スパイだったの?「つまりあなたのスパイでもあったと」】
まあた、ナチスの女スパイものかよ。 すいませそ。 でもこれスウェーデンの女優さんの話なんです。 実話系です。 (実話系といっても脚色はされてる) なんか、このひと。 ナチスの協力者っぽいよね? と噂されてた名女優さんらしくて。 ただ結末から言うと、 ソニアさんは2重スパイです。 最近になって、 実はナチスパイの振りした連合国スパイだった。 ということが明るみになって、 それで映画化されたんです。 まあ、映画なんで、 この映画みたいなことが実際に起こったわけでもないと
手紙は憶えている(2015年)【私が映画紹介だ。私の使命はとある映画を紹介することだが、私はその映画の中で誰が犯人だったのか? 今でも探しているのだ】
ホロコーストネタで、ナチ戦犯ミステリー。 まさかの叙述トリックミステリー。 まさかのミステリーかよっ! ユダヤ人プロデューサーがお金を出してくれるので、 お題にのっとって映画を作る人たちがいるのですが、 まれにその中に化け物がいます。 そうです。隠れた名作です。 まず主人公のおじいちゃんは老人ホームのボケたじいちゃんです。 毎週、妻が死んでることを忘れており、 教えられるたびに落胆しますが、また忘れます。 しかし彼には友人がいます。 「奥さんが死んだら、俺との約束を