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スターリングラード(ジュードロウ主演:2001年)【どんなに映画紹介が優れていても、人間は失敗を繰り返す「待てっ、やめろ、ネタバレするなっっ」あっ】
当時イケメン俳優だったジュードロウが、 スターリングラードの戦いにおける伝説的スナイパー、 ヴァシリ・ザイツェフをモデルにした主人公を演じた戦争映画。 スナイパーVSスナイパーの戦いを描いたドラマである。 原題はEnemy At The Gates. ソ連軍の兵士を人間扱いしない伝統は、 旧日本軍よりもひどく、 (日本軍はまだまともだった) まあ武器も持たせずに、 「死んだ隣の兵士の銃を使え」とかいって、 徒手空拳で突っ込まされ、 ドイツ軍が機関銃の雨を降らせてくるので
ガタカ(1997年)【大丈夫なのか?「映画紹介だったか」がたか。ガタが来たか。ガタガタだ。だがっ たったこれだけか? ダメかっ、たかがっ】
当時イケメン俳優だったジュードロウが大活躍していたSF映画。 今は見事に禿げた。 いや、まあ主役ではなくて、相方というか。そんな役回りだけど。 本作は、人間が潜在的な遺伝情報で進路が決定される未来の格差社会がモデルである。 主人公は「遺伝子ポテンシャル低」というラベリングされ、 自力では宇宙飛行士という夢に挑戦することすらできません。 しかし、そこで助け船が入ります。 「遺伝子ポテンシャル高」の勝ち組青年が、 事故か何かで、肉体を損壊して未来に絶望してしまいます。 そこ
惑星カレスの魔女(著:ジェイムズ・H・シュミッツ)【読書紹介だって? この世界にこんなものはいらない「教科書を捨てようとするな」】
宮崎駿が表紙を描いてた変なSF小説。 まあ、みんな表紙につられて読んでたのかもしれないけどね。 図書館で借りた本ですが、 しかし悪くは無かった。 まず流れの宇宙船乗りが、変な三姉妹を助けてしまうところから始まる。 そこで流れの宇宙船乗りは、なぜか三姉妹の次女から特に好かれてしまう。 そこで彼女たちと共に、宇宙の破壊をもくろむ異世界人と戦う羽目になってしまう。 行きがかりで。 そしてこの三姉妹、物理法則を超越する数々の能力をもっているのだ。 その能力のせいで銀河警察からも
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応天の門(著:灰原薬)【がくしょうってのはなんだね?「マンガ紹介をする者のことだ」「ちがいます。いい加減なことを言わないでください」「別にここでは間違ってないだろ?」「だいたいあなたは」】
最近は紫式部が番組狭しと大活躍しているけど、 紫式部と藤原道長が出てくるなら、 菅原道真と在原業平が出てきてもいいじゃないという、 しかも道真が名探偵、 業平にはワトソン役をやってもらうという、 まさかの平安ミステリ。 まだ道真が少年時代の話です。 平安の世界で、 藤原氏が異様な台頭を始めた時代で、 あの手この手の謀略が起こされ、 そんな暗い世相の中、 社会で巻き起こる謎事件を、 どうにかこうにか解決していく。 苦い解決もあれば、 どうにか道理を通せた時もある。
エルフェンリート(原作マンガ版)(著:岡本倫)【にゅうっ、にゅう。「おっとマンガ紹介をする時間だったね。ごめんごめん」いや、通訳かよ】
エログロで過激。 大人向け青年誌掲載の超絶問題作、 表現の極北を樹立した名作マンガ。 アニメ化もされて、欧米でも物議をかもしましたが、 アニメ化は半分の物語で強引に終えてしまったので、 原作の方が良かったと思います。 今回は原作マンガ枠で紹介します。 エログロっていってもポルノではないです。 裸がたくさん出てきますが、 裸の美少女が、人類を戦国無双していくという展開がメインとなります。 何を言ってるかわからんと思いますが、 この裸の美少女はヤバい人でして、 人類から進化
小説ふしぎの海のナディア(著:小林弘利)【まあいい。君たち読書紹介もそろそろ学んでもらわなければならないな。NHKが崩壊すればリメイクが可能だということを「あっ」】
エヴァンゲリオンの庵野秀明監督が、 エヴァ以前に作っていたアニメ作品。 それのノベライズ。 原作がアニメで、小説が二次。 小林弘利先生は、この時はまだ無名の劇作家でしたが、 小説家兼脚本家として、 けっこうあちこちでご活躍されているようです。 私はアニメ版を途中から視聴していましたので、 観ていない部分を小説などで補完してました。 その感想ですが、 アニメ版よりも言葉がするどい! 庵野監督の腕が悪いわけじゃないですが、あの人は映像の人です。 リリカルで哲学な文章を書か
ツシマ バルチック艦隊の潰滅(著:ニコライ・プリボフ)【提督がブチ切れて4時間も読書紹介をしたため、その日は艦隊が動けなかった】
なんというか、司馬遼太郎の「坂の上の雲」は原作もドラマも観てないくせに、相手側の記録文学は読んでしまった。 (別に観たくなくて観てないわけじゃない) いやしかし、やはり興味がある。 負け戦の方が面白いし。(重症のオタクの徴候) そんなわけで帝政ロシアという超格差社会で、 艦隊まるごと地球を半周するという超冒険をしながら、 その過程でアホ&ブラックな上官たちをこき下ろしつつ、 どうにかこうにかツシマ海峡まで行ったら、 そこで戦記文学になって、 戦後は日本の捕虜収容所で現代社会
カウボーイビバップ映画版 天国の扉(2001年)【蝶が見えるだろ?「アニメ紹介庁か。それとも映画紹介省か」いや、俺よりヤバいなお前】
カウボーイビバップ映画版。 かの名作アニメ、カウボーイビバップの映画版を紹介してみようと思う。 というのは、あの曲が何かのCMに再起用されたのを見てしまったから。 やっぱりいいよな。 BLUEとかいう曲だったんが、調べてもわからんかった。 というか・・・・ 映画版はこの曲じゃないんだ。 (記憶がリアルに書き換えられている!) BLUEはどこで使われてたんだ? (怒られたら消します) 答え:本編。 **** さて、そんなことはさておき、映画版「天国の扉」の紹介でも
アンダーグラウンド(1995年:監督:エミール・クストリッツァ)【おい、外はどんな感じだ「いまだに映画紹介みたいだ」その服はなんか良さそうだな「ドイツ軍に取り入って入手した。これからは食糧なども外国製が多くなる。アメリカ製とかな」ふぅん】
エミール・クストリッツァ監督作品。 どこかで紹介したかもしれないけど、その場合は二度目だっ 何かのはずみに断筆宣言をして、これがラストの作品らしい。 (復帰したのかな?) セルビア人であり、ユーゴ紛争で故郷が破壊されてしまい、 そのトラウマが大きかったらしい。 前作アリゾナドリームの後に、ぶっ続けで本作を制作した。 当然ながら賞を取ったのだが。 ということで、本作「アンダーグラウンド」は、 第二次大戦中のユーゴの話だ。 共産党員のマルコはインテリだが気が弱く、 たいして
アリゾナドリーム(1992年:監督:エミール・クストリッツァ)【もしもういちど映画紹介とか言ったら、テーブルをちゃぶ台返しする(と宣言した彼女は一日中、草原を掘り返していた。今日はピクニックだ)】
ジョニー・デップ主演。 エミール・クストリッツァ監督。 どこかの賞を取ったらしいハリウッド芸術映画。 ジョニデ推しの母のコレクションだったので、 ジョニデ効果で我が家に来たのだが、 はっきり言って、 ひどい。 いや、これを面白いという人がいるのだろうか? それともクストリッツァ風の演出に食傷しすぎたのだろうか? その可能性はある。 クストリッツァ作品はスキだったし、 どうにも自分の文章にもああいうシニカルなコメディみたいなのが、反映されているようなきらいは、なんとなく自
エブリシング・エブリウェア・オールアットワンス(2022年)【映画紹介「なんでも詰め込めばいいってもんじゃ・・(2秒)やってやらああああっ」】
去年の話題映画をようやく視聴。 なんというか、芸術映画集団A24が、 ポリコレでつまらない作品が多いっていっても、 俺たちの技量なら、どうとでも捻じ伏せられるんじゃないか? そういう若者らしい傲慢さ。 (中の人たちが若者かどうかわからんけど) そういう過剰な自尊心を炸裂させまくったあげく、 全部盛りにして面白いのを作ってやんよ。 という視聴者と自粛警察への挑戦状をたたきつけるように作った作品。 というわけで、 党上層部からの政治的欲求はすべて押さえた上で、 その上で面
孤独なふりした世界で(2019年)【映画紹介はいつ孤独な気持ちになっているんだ?「孤独なグルメを読んでいるときかな」嘘つけ】
小人症の俳優、ピーター・ディンクレージ主演の謎SF映画。 ピーターディンクレージは小人症ということで、 その体躯を生かした作品からキャリアを始めているのですが、 演技力は超一流と認められ、まったく外見と関係ない主演俳優までやるようになった立身出世の人です。 障害を持つ人にとっての生きた偶像のひとりですね。 まあディンクレージ氏の説明はそれくらいで、 今作は誰もいない街で、 住人がある時期に死に絶えてしまった (たぶん)ミネソタくらいの小さな町で、 寒い中で(ミネソタだから
シークレットチルドレン(2019年)【森の中で子どもたちが二人だけで、映画紹介をしていました「そんな時、唐突に考察が始まった!」嘘でしょ】
なんかつまんない映画だな。 と思っていました。 しかし、観てしまったので考察してみます。 しかしなんか、これ、 深読みができなくはない映画ですね。 ちょっと深読みしてみましょう。 **** 森のさらに奥で、 家族が暮らしていました。 アーミッシュみたいに昔ナイズされた生活です。 家畜とか作物とかを自分たちで作って生活。自給自足。 しかし、子どもたち。 兄と妹は、テレポーテーションの超能力が使えます。 父と母は普通。 父は能力を使うことを禁じますが、 子どもたちは密かに使
何もかも憂鬱な夜に(著:中村文則)【読書紹介しよう「もう、ダメだよ。結婚するっていったでしょ」一緒に読書感想文を書こう「人の話を聞かないんだから」】
著者の中村先生はなんていったらいいのかな。 陰謀論の人とでも言えばいいのか。 別の著書「教団X」では、 自民政権が支持率に困ると、 北朝鮮に連絡してミサイルを撃ってもらう。 とかいう妄想を登場人物に語らせ、 しかもそれがひとりじゃないんだぜ、 別々の立場から複数の人間に繰り返させるという痛さ。 敵同士が同じ手垢のついた陰謀論を信じているという世界観。 いたたたたたっ これが自滅百裂拳だというぶっ飛びぶりが、 評価を大きく下げてしまったという由縁なので、 (自民政権にそん