記事一覧
ニューシネマパラダイス(監督:ジュゼッペ・トルナトーレ:1989年)【映画紹介が映画館で上映前に流されている。そしてクライマックスについて当たりがついてしまった】
自分が素で観て、唯一号泣した映画。
映画観て泣くなんて、空前絶後の経験でしたな。
まあ、ちょっと泣きそうになることはあっても、
少し距離を取れば、コントロールできる程度ではあるんだけど、
こいつだけは、まったく感情のコントロールが効かなかったんだ。
他の人はそうでもなかったみたいだけど。
前世の記憶のせいかな?
***
主人公はイタリアの貧しい村で子ども時代を過ごしました。
その村には、
グリザイアの果実(2014年)【今日のアニメ紹介はひとあじ違うのよさ「うんっ、お砂糖とお塩を本格的に間違えましたからね」】
エロゲ原作を全年齢版にしたアニメ作品として紹介します。
エロゲといっても、ストーリー重視の泣きゲなので、
エロシーンはなくても物語は完全に成立します。
普通にハーレム系恋愛アニメになっていますね。
ただ、原作はマルチエンドだったので、
各ヒロインとの個別エンドが、
ふたりに子どもが生まれるとこまで描かれる。
そういうエンディングが全ヒロイン分だけ用意されてたのだ。
一方、アニメ化は、
全ヒロ
ウィッチブレイド(2006年)【ママが。ママがっ。ママがっっ!!「ア、ニメっ紹介っい、サイキックラヴァー♪ ふぅっ」ママがはっちゃけているところを目撃した娘の図】
ゴンゾが誇る、やらかしアニメのひとつ。
旧ゴンゾはやらかした作品が多いアニメ会社ですが、
これも期待値高めの外角かなり高いボール。
バッターが2塁にイケるくらい。
いや、期待値は高いんです。
原作がアメコミで、
エイリアン的なものに感染したムチムチの女性が、
プレデター系戦士に変身して、
悪をバチバチにしばき倒すという系。
それを日本アニメの力で魔改造。
画像を見ると「こりゃあ売れそう」となる
てーきゅう(2012年)【アニメ紹介です。観ないとチャンネルを替えますわよ「そ、それいちばんマシなやつ、あ、自分、すいません、あの」】
庭球とはテニスのことである。
しかし本作にテニス要素はほぼない。
いちおう女子テニス部ではあるけど、
シュール完全ギャグアニメなので、テニスと関係ない話が続くのだ。
しかも1話3分。
疲れた現代人のために時間が無い時でもシャッと観れる。
しかも早口。
は、速い。とにかく速い。
笑いポイントに気づいたときは、すでに話が進行している。
したがって、
「いったいおれは何を観させられているんだ?」
凍りのクジラ(著:辻村深月)【この読書紹介は、少しだけ・ファっとしてる「ファっとして桃源郷」それ「てーきゅう」じゃん】
本棚で発掘した本。
うちの弟が昔に買っていたのだ。
私は広く浅くの人なので、ひとりの作家さんをたくさん読むタイプではない。
例外はいるけど。
なので、辻村先生の本をきっちり読んだのは、まだこれだけだったりする。
もうちょっと読んでみてもいいかな?とは思ってます。
主人公は、父を病気で無くし、
母を今まさに無くさんとする女子高生。
お金はどうにかなるし、進学もできるけど、
(成長したのちは他の辻
ミルククローゼット(著。富沢ひとし)【尻尾のある人は大変なんです。尻尾「マンガ紹介で忙しいんだ」しっ、余計なこと言わないでっ】
カルトメイカー富沢先生が、
代表作エイリアン9と並び、
めずらしく完結させた作品。
カルトメイカーは打ち切りも食らいやすく、
話の収集がつかなくなっている作品も多いのですが、
もちろんそれらは妄想がはかどる。
深い味わいを感じさせる、
といった良い点もありますけど。
やはり、予定されていたエンディングまで進めた、
という意味で強く評価したい作品です。
***
主人公たちは小学生で、
男女
プロペラ天国(著。富沢ひとし)【1日目:うちのマンガ紹介はいつも優しい/2日目:うちのマンガ感想はいつも横暴だ】
一作完結、打ち切りマンガ。
まだマンガが始まってスタート部分で打ち切りをくらい、
この世から消滅した有象無象のひとつ。
誰も知らない。
しかし、中途半端すぎるゆえに、
私の中では、超カルト名作として崇められている。
私にとっては、もはや原風景のひとつと言ってよい。
このレベルのカルト作品は、そうそう観たことがない。
カルトメイカー富沢先生の作品は、
以前にこちらを紹介したことがあります。
ガンヘッド小説版(著:會川昇)【バカめ。真の読書紹介とはどういうものか、貴様には分かるまい「バカはお前だよ」なにっ。ぶほわっ】
90年代の日本に特撮SF対策を撮ろうという無謀な計画を企て、
当然ながら爆死した作品がありました。
(まあ映画版は観てないのですが)
いちおうガンヘッドゲームブックで映画版の内容を把握はしています。
(確かゲームブックだったはず)
世紀末的な世界観で、滅亡寸前の人類がコンピュータに管理される社会で、
その管理に辟易した反抗分子がアウトローの果てに全滅。
ひとり生き残った少年と、途中で拾った少女
風の谷のナウシカ 原作7巻(著:宮崎駿)【「マンガ紹介を語れ!お前たちの本質はなんだ」ぐぅぅ「どのマンガ紹介をだね」(隣の奴がなんか始めた)】
有名なアニメ原作はアニメ版とは一味違う。
あまりにも有名すぎて一般教養となっている作品ですが、
今回はマンガ枠として、あの伝説の最終回について考察します。
今回は内容の説明は省きます。あまりに有名なので。
↓ ネタバレ大体のあらすじ。ご注意を。
アニメ映画版は、だいたい2巻まで描いたところで、
とりあえず御大が映画化。
その反省を踏まえて、原作は7巻でまったく違う結末に落とし込みました。
な
エヴァンゲリオン新劇場版Q(2012年:監督:庵野秀明)【もう映画紹介だけは絶対にせんとってください。したら私が殺します】
エヴァンゲリオン新劇場版第3作。
新劇場版はぜんぶで4作。
序、破、Q、シン。
4作である。
しかし序と破は旧作のリメイク版に近いのに対して、
Qとシンは、完全新作、
完全オリジナルストーリーである。
しかしながらシンは、最終話であり、
大団円に持ち込まんとするために、
一部で悲鳴が聞こえるような展開になっている。
(こんなんエヴァじゃない!いやぁぁぁぁっ)
まあ、致し方なし。終わりだもんね。
1492コロンブス(監督:リドリースコット:1992年)【なぜ映画紹介のすばらしさをみな理解できないのだ。俺が、俺が証明してやるのにっ「こうして世界最初の」】
リドリースコットが80年代の終わりくらいに撮っていた、
コロンブスが主人公の伝記映画。
コロンブスが著名人から、
結果的にアメリカ先住民虐殺の先鞭として、
リベラル的にくそみそに言われるようになる頃合いである。
そうした時代に、そういう暗い部分を避けずに、
それでもコロンブスを「情熱の男」として描いた立志伝映画。
これまた動画とか残ってない。
↑ これくらいしかない。
気に入ったセリフは、
デュエリスト/決闘者(監督:リドリースコット:1977年)【映画紹介の名に懸けて、俺と戦え「なんでだよ」】
リドリースコットのデビュー作でしたっけ?
フランス革命期にふたりの男が、
剣でひたすら決闘を繰り返していく話。
どちらもナポレオン麾下の騎兵軍人なのですが、
男と男の戦いがはじまってしまい、
4度にわたって決闘を繰り返す。
(まちがっていたらすいませそ)
たしか4度くらいだ。
相手が粘着するタイプなんで、どうあっても屈辱を晴らさず置くものかという、
そんなんで戦後の平和の時代になってもまだ付け
スターリングラード(ジュードロウ主演:2001年)【どんなに映画紹介が優れていても、人間は失敗を繰り返す「待てっ、やめろ、ネタバレするなっっ」あっ】
当時イケメン俳優だったジュードロウが、
スターリングラードの戦いにおける伝説的スナイパー、
ヴァシリ・ザイツェフをモデルにした主人公を演じた戦争映画。
スナイパーVSスナイパーの戦いを描いたドラマである。
原題はEnemy At The Gates.
ソ連軍の兵士を人間扱いしない伝統は、
旧日本軍よりもひどく、
(日本軍はまだまともだった)
まあ武器も持たせずに、
「死んだ隣の兵士の銃を使え
ガタカ(1997年)【大丈夫なのか?「映画紹介だったか」がたか。ガタが来たか。ガタガタだ。だがっ たったこれだけか? ダメかっ、たかがっ】
当時イケメン俳優だったジュードロウが大活躍していたSF映画。
今は見事に禿げた。
いや、まあ主役ではなくて、相方というか。そんな役回りだけど。
本作は、人間が潜在的な遺伝情報で進路が決定される未来の格差社会がモデルである。
主人公は「遺伝子ポテンシャル低」というラベリングされ、
自力では宇宙飛行士という夢に挑戦することすらできません。
しかし、そこで助け船が入ります。
「遺伝子ポテンシャル高
惑星カレスの魔女(著:ジェイムズ・H・シュミッツ)【読書紹介だって? この世界にこんなものはいらない「教科書を捨てようとするな」】
宮崎駿が表紙を描いてた変なSF小説。
まあ、みんな表紙につられて読んでたのかもしれないけどね。
図書館で借りた本ですが、
しかし悪くは無かった。
まず流れの宇宙船乗りが、変な三姉妹を助けてしまうところから始まる。
そこで流れの宇宙船乗りは、なぜか三姉妹の次女から特に好かれてしまう。
そこで彼女たちと共に、宇宙の破壊をもくろむ異世界人と戦う羽目になってしまう。
行きがかりで。
そしてこの三姉妹
応天の門(著:灰原薬)【がくしょうってのはなんだね?「マンガ紹介をする者のことだ」「ちがいます。いい加減なことを言わないでください」「別にここでは間違ってないだろ?」「だいたいあなたは」】
最近は紫式部が番組狭しと大活躍しているけど、
紫式部と藤原道長が出てくるなら、
菅原道真と在原業平が出てきてもいいじゃないという、
しかも道真が名探偵、
業平にはワトソン役をやってもらうという、
まさかの平安ミステリ。
まだ道真が少年時代の話です。
平安の世界で、
藤原氏が異様な台頭を始めた時代で、
あの手この手の謀略が起こされ、
そんな暗い世相の中、
社会で巻き起こる謎事件を、
どうにか