小田龍哉 『ニニフニ 南方熊楠と土宜法龍の複数論理思考』

☆mediopos-2401  2021.6.13 ひとつの物差しで世界を測り 明らかにできると思いこむためには それで世界が測れるのだという臆見と 測ることが明らかにすることなのだという臆見を 両輪の輪にして他を排することが必要になる そのように ひとつの論理 ひとつの方法だけで 語られてしまう論理は 固定…

5/29(土)~6/5(土)の日記

今日は、臼井の日記を公開します。 👇アートの探索のご購読はこちら👇 このマガジンは、アートエデュケーターの臼井隆志が、様々なアートワークショップを思索・試作していくマガジンです。ご購読いただいた方には、日々のリサーチ日誌を週次で公開すると共に、対話型鑑賞などの実験的なワークショッ…

「熊楠謝る」・・・豪放な天才にも弱点はあった。

『熊楠謝る』 明治から昭和にかけて異端の博物学者と称された南方熊楠。 熊楠は、類まれなる記憶力と行動力を持ち、博物学、民俗学、人類学、考古学、生物から宗教に至るまで豊富な学識を持つ天才だった。 欧米に渡って大英博物館でも研究を進め、多くの論文を残したが 生涯在野で研究することを選…

「熊楠吠える」・・・こんな男が今欲しい。無頼の博物学者南方熊楠。

『熊楠吠える』 明治三十九年。全国の氏神や郷社を 神道系の神社に統合整理する『神社合祀令』が発布された。 紀伊山地を背負う和歌山県田辺市でも、 小さな社や祠が次々と取り壊されていった。 当時、和歌山県内におよそ3700あった神社や郷社が、 なんと600社余りにまで減ってしまったのだ。…

粘菌は曼荼羅であり深層意識である ー安藤礼二著『熊楠 生命と霊性』を読む

南方熊楠といえば、大英博物館で文献を読み漁ったり、粘菌を採集して観察したり、『ネイチャー』誌に寄稿したり、不思議な曼荼羅を描いてみたり、神社合祀反対運動を牽引したりと、大きく異なるいろいろなことに手を広げた人のように見える。 『ネイチャー』に掲載された熊楠の文章は、オンラインにも…

工作員も、腕を上げてくる。でもそれは「裏の権力」の真相を我々に露にしてくれる。

上記文抜粋・・・・・・・・・・ ツイートまとめ テーマ:国内裏権力派閥の勢力図を徹底解析。思想工作攻勢は常に局面が変化する。カルトが「大本批判」に“大量参入”。もはや「大本批判」のみでは「本物」を見極める試金石とは言えなくなった。 〇また怪しい工作員が出てきた。全部触れている。「…

ITは森のバロックへ

1995年ごろ、社内のコンピュータシステムのデータベースに会社の仕事が「金額と数量」にどんどん変換されて、保管され出して、同時に通信のネットワークが広がっていくのを目の当たりにして、「コンピュータは古代っぽい」と感じていました。 それは、サーバーとクライアントの関係。例えばセッション…

サブカル大蔵経658鎌田東二『南方熊楠と宮沢賢治』(平凡社新書)

ありそうでなかった二人の共演は、フィクションでは柴田勝家『ヒト夜の永い夢』(ハヤカワ文庫)くらいでしょうか。 日本人ばなれした感性と世界観。断片の多い、現代人も追いつかない永遠の未完成。 二人の背景にある密教と法華経の世界。熊楠と賢治がよりどころにした仏教にこそ、今までの法脈にない…

『ヒロヒト』(2018年〜新潮にて連載中)から解剖したい高橋源一郎ワールド

高橋源一郎さんと辻信一さんの『「雑」の思想』(2018年)を読み、高橋源一郎さんが雑誌「新潮」にて、日本近代の150年間を描くという壮大なスケールの作品『ヒロヒト』を連載しているという情報を得た。(『「雑」の思想』研究当時はまだ計画段階。) 早速、図書館に出かけ、地下書庫で「新潮」の2018年…

『南方マンダラ』 – 日めくり文庫本【5月】

【5月18日】 ここで熊楠が考えていることは、とても大きな現代的な意味をもっている。まず彼は、人間の心の働きが関係するいっさいの現象についての学問にとって、いちばん重要な意味をもつのは「事」であるけれども、この「事」は対象として分離することができない構造をもっている、と言っている…