見出し画像

2024年5月に神社で見つけた心に響く言葉

みなさん、こんばんは。
最近すっかり決まり文句になってしまいましたが、たちまち5月最終日になってしまいました。
5月はどのような月だったでしょうか?

今月は東京は意外と寒暖の差が大きい月でしたね。
先月の投稿でも書きましたが、5月も体に感じるもの感じないものを含めて地震が多かったような気がします。

今朝も熊本・鹿児島でM4.6の地震(震度4)がありましたね。備えあれば憂いなし、最低限の備えや備蓄が大切かもしれません。
因みに、私が随分前ですが防災の備えについて書いた投稿はこちらです。

3年ちょっと前に投稿したものですが書き方が何となく初々しいですね。

さて、前置きが長くなりましたが、、ギリギリ継続企画である、東京都神社庁発行の『生命いのちの言葉』を「神社で見つけた心に残る言葉」シリーズとして令和6年5月皐月さつきの言葉をご紹介したいと思います。

ちなみに今年4月の言葉は以下をご参照いただければと思います。

皐月さつき(五月)の生命いのちの言葉

5月の言葉は以下でした。

「世界にまるで不要なものなし」

となります。

誰の言葉か?

明治から昭和期の博物学者、生物学者、民俗学者で和歌山県が生んだ巨星 南方熊楠みなかた くまぐすの言葉となります。米国、英国等に留学し様々な言語の文献を用いて国内外で多くの論文を発表したそうです。特に粘菌等の微生物の研究は世界に知られるそうです。また、民俗学では柳田國男と並ぶ重要な役割を果たしたそうです。生涯、在野の学者に徹して地域の森林保護にも力を注いだそうです。

神社庁短冊より一部Wikipediaより追記

この言葉について一次情報はインターネット上では見つけられなかったのですが、どうやら南方熊楠の紹介に書いてあったように粘菌や微生物といった微小なものを徹底して観察から生態系等を見てこの言葉を発せられたように感じました。

地域の森林保護に力を入れていた南方熊楠からは明治神宮外苑、日比谷公園、葛西臨海公園、和田掘公園といった東京の憩いの場でありシンボルでもある森林が相次いで伐採されていくことをどう感じているのでしょうか?

森林は不要なものではありません。共存共栄すべきものだと思います。

また、日本が誇る日本酒、酒、納豆、漬物、紅麹、塩麴・・・と言った発酵という微生物(乳酸菌、麹菌、酵母など)のはたらきによって成り立っています。
しかし、奇しくも今年6月から食品衛生法改定で6月から営業許可とHACCP対応が必須になり、手作りの漬物の生産者の廃業が増えています。

ちなみにこのHACCPページも厚生労働省の主導であり、対応するためには加工施設をそろえるには莫大な経費がかかるため対応できない生産者が多いためです。
伝統的な日本の食べ物を文化の異なる世界基準に合わせる必要があるのか疑問を感じると共に、このような文化が衰退していくことに悲しさと寂しさを感じます。詳細はこちらのリンクをご参照ください。

このような微生物の働きや生態系を尊重しない現在に南方熊楠はどのように感じているのでしょうね。

東京都神社庁

今回ご紹介した2024年5月の言葉は下記東京都神社庁のホームページから確認することができました。東京都神社庁は東京都内にある1,398の神社を取りまとめている団体です。

他にも衆議院で「特例を盛り込んだ地方自治法の改正案 」が衆院本会議で可決してしまったり、いろいろな変化に大きな不安がありますが、今は自分のできることをやっていくしかないと感じています。

明日という日は明るい日。
六月という新しい月がやってきます。
自分の考え方を表すべき時は表し一歩一歩進んでいきたいと思います。

と今月も皆さんに書いているようで、自分に言い聞かせて書いてしまいました。

今日のサムネイルは以前行った明治神宮の写真です。

それでは、また次の記事で会いましょう!

いつもありがとうございます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?