【おすすめの本】「妖怪ハンター」シリーズ/諸星大二郎を読んだ。
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【おすすめの本】「妖怪ハンター」シリーズ/諸星大二郎を読んだ。

 映画「ヒルコ/妖怪ハンター」観た余韻で諸星大二郎の「妖怪ハンター」を読んでます。文庫サイズでは文字が小さくて、ひとつのページに詰め込まれた文字、文字、文字は老眼鏡なしではもはや読めない…。昔持ってたA5版の単行本をまんだらけに売ってしまったのをもの凄く後悔してます。  今回はその文庫版3冊を大人買いした。本日休みだったにも関わらず、合間に家事などこなしたとはいえ一冊読むのに足かけ5時間かかった。3冊全部読む気だったけど、とてもとてもでした。半端ない情報量。老眼鏡の世話にな

学問はあなたのさいわいを願っている。

学問はあなたのさいわいを願っている。

小学生のとき「地域のご老人にお話を聞く」みたいな会があった。 その会のあと、みんなが下校していく中で、担任が「〇〇さんの所のお嬢さんです」と言って、ある女の子をご老人に紹介していた。ご老人はその子の手をとり、「ああ!」と頭を垂れんばかりだった。その子の家は世田谷区で代々の地主だったんだけど、あの時も今も、フム、と思う。 フム、というのは「ああ、自分の知らない世界があるんだな」と再認識する感じ。あと、にこにこと紹介していた担任への微妙な批判の気持ち。 真面目真面目が自身を

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映画『ミッドサマー』を見ました。

映画『ミッドサマー』を見ました。

ホラー映画なのにすっきりする?正直ホラーは苦手です。グロ要素と脅かしビックリ演出がダメ。「明るいのに怖い」とよく言われるミッドサマー。明るいなら大丈夫か…?とドキドキしつつも見ることにしました。ホラー物が苦手なくせにミッドサマーに惹かれたのは、「失恋した人が見るとスッキリする」という感想を見かけたからです。ここ数年休む暇もなく失恋しているような私にはぴったりなんじゃ!!?と思ったのです。恋愛映画で癒される失恋の傷と、ホラー映画で癒される失恋の傷では、後者の方が圧倒的にパンチが

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民研歳時記<第4回>民俗学と博物館展示
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民研歳時記<第4回>民俗学と博物館展示

 平成3年10月21日(~11月20日)は、成城大学民俗学研究所で、展示ホールの完成記念特別展「柳田國男の足跡」が開催された日です。  民俗学研究所では、その後も毎年欠かさず特別展を開催し、本年で38回目を迎えます。  授業以外で民俗学に触れることのできる代表的なものに、博物館展示があります。今回は、趣味と勉強を兼ねた博物館展示の観覧についてお話しします。 特別展「柳田國男からの絵はがき」  他の施設を紹介する前に、宣伝を一つ。  成城大学民俗学研究所では、11月から、下

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混迷の時代の原点回帰(10/16イベント「弔いとは何か、コロナ禍に問う死者とのつながり」によせて)

混迷の時代の原点回帰(10/16イベント「弔いとは何か、コロナ禍に問う死者とのつながり」によせて)

「混迷の時代」とか、「先が見えない」と言われる時代。 新型コロナウイルスの登場で、これほど世界が一変してしまうことを、一体誰が想像し得ただろう。 もちろんそれ以前にも、東日本大震災や、それに伴う原発事故、巨大台風や豪雨災害など、これまでの人生の延長を許さない事態はたびたび起こってきた。 もっと小さなスケールで言えば、毎日乗っている車や電車、あるいは飛行機がいつ事故を起こし、自分や家族が巻き込まれるかわからない。人間関係のトラブルが命のやりとりにまで発展することだってない

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10/24(日)オンライン講座「カミの道行と神輿の発達史
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10/24(日)オンライン講座「カミの道行と神輿の発達史

10月24日(日)11時からは弘道館オンライン講座「心で読み解く日本の祭と神賑(かみにぎわい)」テーマは「神幸祭(しんこうさい)―カミの道行と神輿の発達史」です。見逃し配信もございますので、皆さま是非(お申し込み→https://kaminigiwai-1024.peatix.com/)   カミの乗物である神輿を「鳳輦型神輿」(天皇の鳳輦がモデル)、「宮型神輿」(神社の社殿がモデル」、「円堂型神輿」(寺院の円堂がモデル)の三つに分けて、それぞれの発達史を解説。また、カミの移

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高知の奇祭「早飯食い」

高知の奇祭「早飯食い」

1土佐山村の高川仁井田神社 土佐山村は村の90%を占める林野と、鏡川の源流が流れる自然豊かな地域で、「土佐」という地名を持つ自治体として最も古いとされている。 土佐山高川地区の「仁井田神社」では江戸時代から続く「早飯食い」という奇祭が毎年11月8日に行われる。 地区民が拝殿に集い、各々配膳された「米」を皆が一斉にかきこむ、その名のとおり「早く」「飯を食う」祭りである。 2詳細 祭りの詳細については土佐山在住である私の恩師(年齢内緒・女性)からの取材を参考に述べる。  

民俗学雑誌『はやと』を発行していた金海堂書店

民俗学雑誌『はやと』を発行していた金海堂書店

 昭和前期に鹿児島で発行されていた民俗学研究の雑誌『はやと』が以下のWATANABEさんの記事で紹介されている。この雑誌は、『民俗学関係雑誌文献総覧』竹田旦編(国書刊行会、1978年)によると、鹿児島民俗研究会から1936~1938年に第1号から第6号が発行され、2巻から『はやひと』と改題され第2巻第3号まで発行されたようである。 WATANABEさんの記事にはデジタル化したこの雑誌も紹介されているが、私が以下の記事で紹介した雑誌『雉子馬』のようなタブロイド判で印刷された薄

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子供を魅了する遠野物語【絵本さんぽ】

子供を魅了する遠野物語【絵本さんぽ】

『遠野』いつか行ってみたい土地です。 神聖で奇妙で綺麗な場所。 なのだろうと思っています。  その昔、岩波文庫の『遠野物語・山の人生』を読みました。 ある日、子供が図書館で借りていた『やまびと』という絵本を読んでいて「この本、おもしろい」といっていました。 こちらの本は、『遠野物語』をもとにした絵本です。 岩波文庫の『遠野物語』における物語の3番と7番の2話が収録されています。 3番の話は、 山奥において、長き黒髪を櫛でといていた美女を見掛けた猟師が、その女を

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骨と声による経済。

骨と声による経済。

音楽は所有できない。音楽には形がない、目に見えない。では、目に見えるもの、形あるものは所有できるのか。今、僕の目の前にあるパソコン、マグカップ、服、膨大な書物、レコード。それらを僕は所有しているといえるだろうか。所有の意味について、僕の先生である三省堂国語辞典(第七版)はこう語る。 【所有】自分のものとして、持つこと。 僕らは「オギャー」と生まれた瞬間なにも「持って」はいない。あるのはこの身体と「オギャー」という声のみだ。死ぬときはどうだろう。うちのばあちゃんが「どうせ、

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